さすらいの風景 聖アントニウス修道院
山を下っていくとコズハイヤ村に出ました。 谷間の隙間から地中海の海岸線も見えるようになってきました。 メインルートから外れて、谷間の崖に切り開かれた道に進みました。聖アントニウス修道院に続く道ですが、舗装されたのも最近のことのようです。 聖アントニウス修道院に到着。 門を抜けると、聖アントニウス修道院の全容が見えてきました。...
View Articleさすらいの風景 ビブロス遺跡 その1
聖アントニウス修道院の見学を終えて、ベイルートの北36kmの海岸線部にあるビブロス(現在の名前はジュベイル)の町に向かいました。城壁をくぐって町に入りました。 ビブロスは、紀元前3000年頃地中海貿易で栄えたフェニキア人が建てた、パレスチナのジェリコと共に世界最古の町の一つと言われます。聖書を意味するバイブルは、ビブロスのギリシャ名パピルス(書物)に由来するといいます。...
View Articleさすらいの風景 ベイルート その1
ビブロス遺跡の見学を終えて、ジェイタ洞窟の下の洞窟を見学してから、ベイルートの街に向かいました。 地中海に夕日が沈んでいくのを眺めることができました。 レバノン北部地域の見学を終えてベイルートの街に戻ってきました。 滞在最終日に訪れることになった近代的に再開発されたベイルート・スークの脇を通りました。 かつてベイルートは、「中東のパリ」と呼ばれていましたが、趣のある古い建物も残されていました。...
View Articleさすらいの風景 エシュムーン神殿
シドンの街に入る前に、その郊外にあるエシュムーン神殿を訪れました。 エシュムーン神殿は、フェニキア時代の紀元前7世紀に建てられました。エシュムーンは、シドンの守護神で、医学の神であり、特に子供の守り神という性格を持っています。 モザイクで飾られた床も残されていました。 列柱の土台部が残されていました。 丘の斜面を背後にして神殿が建てられていました。 神殿の中心部のようです。...
View Articleさすらいの風景 シドン その1
エシュムーン神殿の見学を終えてシドンの街に向かうと、巨大なモスクが見えてきました。 シドンは、暗殺されたハリーリ前首相の出身地でスンニ派のイスラム教徒が多いようです。 海沿いの道を走ると、十字軍の建てた「海の要塞」が見えてきました。 海の要塞の見学前に、入り口の正面にあるファラフェルの店で味見をすることになりました。 人気の店で、次々に揚げていました。...
View Articleさすらいの風景 シドン その2
海の要塞の見学後、シドンの街を見学することになり、まず隊商宿のハーン・エル・フランジュを訪れました。ハーンは、隊商宿の意味です。 城砦状の厚い壁に囲まれていました。 中庭を二階建ての建物が囲んでいました。19世紀まではこの街の商業活動の中心地で、その後フランス領事館として使われ、今でもフランス政府の所有になっているといいます。 一階部は倉庫になっていました。...
View Articleさすらいの風景 ティール その2
ティールの海の遺跡にやってきました。入り口を入ると列柱通りを見ることができました。 市街地のレベルと比べると一段低く、地面に埋もれていたものを発掘して柱を立て直したようです。 海側に進むとフォーラムがありました。 ローマ遺跡では珍しい、円形ではない方形の劇場。 広大なテルマエ(浴場)が設けられていました。 床暖房用なのか、円形のレンガ板が積み重なって残されていました。 海側に残る列柱。...
View Articleさすらいの風景 ベイト・エッディーン宮殿 その1
第五日目は、一旦来た道を戻ってシドンとベイルートの中間で内陸部へ向かいました。山間部に入ると、茶色の屋根の家が立ち並び、ヨーロッパの田舎といった雰囲気になりました。 ディル・エル・カマル村の見学は後回しにして通り過ぎ、まずベイト・エッディーン宮殿を訪れました。 最初の広場。...
View Articleさすらいの風景 ベイト・エッディーン宮殿 その2
次いで、宮殿の裏手にあるハマムを見学しました。 入り口には、脱衣と冷浴のための部屋がありました。 ドーム状の天井が設けられていました。 ハマムには、熱浴室、温浴室、冷浴室がそろえられています。 床は大理石張りで豪華です。 小部屋が続いて設けられていました。 天井の明り採りにも工夫がこらされており、これは花のように見えるもの。...
View Articleさすらいの風景 ベイト・エッディーン宮殿 その3
ベイト・エッディーン宮殿には、レバノン国内から集められたモザイクが展示されていました。 一部は芝地の庭に展示されていました。 二階から見下ろしたモザイク。なかなか見事です。 これも庭に展示されていたモザイク。 一階部の倉庫がモザイクの展示室になっていました。 中央は、聖人像でしょうか。 葉の生えた杖を持っています。 庭に面して回廊が続き、モザイクが展示されていました。 牛とライオン。 鳥。...
View Articleさすらいの風景 ディル・エル・カマル
ベイト・エッディーン宮殿の見学を終えて、通り過ぎてきたディル・エル・カマルに戻りました。まず昼食をとってから見学を行いました。 広場のいっかくには、ファハルッデインの建てたモスクがあります。...
View Articleさすらいの風景 ダル・エル・カマルからシュトゥーラ
ダル・エル・カマルを出発して東に向かうと、残雪をまとったレバノン山脈が見えてきました。 低い所で峠越えをするため、北に向かって山脈と平行に走ることになりました。 山裾には、小さな集落が広がっていました。 雪山を眺めながらのドライブが続きました。 谷沿いに上がっていくと、高架橋の下に出ました。...
View Articleさすらいの風景 アンジャル遺跡
ベカー高原に到着してシュトゥーラのホテルに入る前に、アンジャル遺跡を見学しました。 アンジャルは、8世紀のウマイヤ朝による都市ですが、当時には技術が無かったため、ビザンチン朝の技術者に依頼して建てられました。アンジャルは、ダマスカスとの交易の都市として発展しました。なお、アラブ人の造ったものとしては、レバンにおける唯一の世界遺産になっています。 列柱の残る通りが延びています。...
View Articleさすらいの風景 ニハ遺跡
第六日目は、レバノン観光のハイライトといえるバールベック遺跡の見学になりますが、まずはニハ遺跡を訪れました。 駐車スペースの関係で、村の入り口から歩きました。ニハとは、静かな場所という意味のようですが、観光客もおらず静かな田舎の村でした。 道路脇のブドウ畑の菜の花は花盛りでした。 果樹の花も咲いていました。...
View Articleさすらいの風景 バールベック遺跡 その1
バールベック遺跡では、まず石切り場を見学しました。バールベックで用いられた石はここで切り出されました。入り口に立つと巨大な石が目に入ってきました。 下に立つ人と比べて、ようやく石の巨大さが把握できます。 石切り場に下りて、巨大な石の周りを一周しました。 もう一個の巨石が、作業中止によって半ば埋まった状態になっていました。...
View Articleさすらいの風景 バールベック遺跡 その3
ジュピター神殿の基壇の縁に立つと、バッカス神殿が目に飛び込んできました。 最初は、原形が良く保存されている神殿だなという印象でしたが、下に立つ人と比べるとその巨大さをようやく認識することができました。 入り口の幅34m、奥行き69mで、ジュピター神殿よりは小さいものの、ギリシャのパルテノン神殿よりも巨大です。...
View Articleさすらいの風景 バールベック遺跡 その4
バッカス神殿に続いて、その脇にあるアラブ人の要塞を利用した展示場を見学しました。 鷲の像。 展示物の由来をひとつずつ確認する余裕は無かったので、写真だけを載せておきます。 キリスト教時代の聖人像でしょうか。 墓石かな。 石棺。 ライオン。 彫られているのは、アラビア文字でしょうか。 入り口付近の壁にはモザイクも飾られていました。 庭にも彫刻を施した石材が沢山転がっていました。...
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