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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 エシュムーン神殿

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シドンの街に入る前に、その郊外にあるエシュムーン神殿を訪れました。



エシュムーン神殿は、フェニキア時代の紀元前7世紀に建てられました。エシュムーンは、シドンの守護神で、医学の神であり、特に子供の守り神という性格を持っています。





モザイクで飾られた床も残されていました。





列柱の土台部が残されていました。





丘の斜面を背後にして神殿が建てられていました。



神殿の中心部のようです。



アシュタルトの玉座。アシュタルトは、豊穣多産の女神で、アフロディーテと期限を同じくするといいます。



伝説によれば、エシュムーンは、元々は伝説の美青年でした。彼の美しさに惚れ込んで美の女神アシュタルトが求婚しますが、それを拒否し、拒否した以上は生きていられないとして自害してしまいました。憐れに思った女神は、彼を神に昇華させました。



馬に乗った人のレリーフが見られました。



劣化が進んでいて何のレリーフか判らなくなっています。



ライオンのような像が置かれていました。周囲の石材とは違った色合いなので、フェニキア時代のものではないかもしれません。



遊んでいる子供のレリーフが残されている壁。



遊んでいる子供とラクダが見られます。



遺跡の奥の仮屋根の下をのぞくと、モザイクがありました。





変わったデザインのモザイクも見られました。



丘に上がると、遺跡全体を見渡すことができました。





遺跡内は、野草の花盛りでした。カモミールかな。





エシュムーン神殿の見学を終えてシドンに向かいました。

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