さすらいの風景 阿拉善(アルシャー)左旗 その1
阿拉善(アルシャー)左旗の街に入る前に、まず賀蘭山脈の麓にある広宗寺を訪れました。この寺は現地で南寺と呼ばれています。 内モンゴル自治区では、治安維持の目が厳しいようで、お寺の見学でも、入り口で登録が必要でした。外国人観光客はめったに訪れないようで、現地ガイドが許可を得て戻ってくるまで結構時間がかかりました。 道路沿いに、五色の祈祷旗(タルチョー)が飾られていました。...
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広宗寺(南寺)に続いて、福因寺(北寺)を訪れました。 門には四天王像が描かれていました。 門からしばらく山道を進んでいきました。ここでも五色の祈祷旗(タルチョー)が飾られていました。 岩に仏画が描かれていました。 福因寺(北寺)に到着。 参道の下部に四面それぞれを向いた観音像が置かれていました。 ここでも、八基のストゥーパが置かれていました。 釈迦の一生を描いた巨大な壁画が置かれていました。...
View Articleさすらいの風景 阿拉善(アルシャー)左旗 その3
福因寺(北寺)の見学を終えて、阿拉善(アルシャー)左旗の街に向かってしばらく砂漠の中を移動しました。 砂漠の中に池が現われると、阿拉善左旗の街に到着しました。...
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ホテルに戻ってひと休みした後、定遠営古城の夜景見物のために再び出かけました。 予想通りに道路沿いに延びる城壁はライトアップされていました。 城内に入ります。 城内に入って左に曲がり、城壁に上がることにしました。 賀蘭門とは反対側に延びる城壁の眺め。 延福寺の白塔の眺め。ライトアップされて昼間とは違った美しい眺めになっていました。 賀蘭門方面に歩くことにしました。...
View Articleさすらいの風景 阿拉善左旗から額済納
第四日目は、阿拉善(アルシャー)左旗から額済納(エチナ)へ丸一日がかりの移動になりました。8時に出発しましたが、途中アクシデントもあり、額済納(エチナ)に到着したのは夜の7時過ぎになってしまいました。 阿拉善左旗の街を出て、すぐに高速道路に乗りました。 高速道は額済納(エチナ)まで続いており、道の状態に関しては良いといえます。...
View Articleさすらいの風景 額済納(エチナ) その1
額済納(エチナ)での宿は、天賦商務酒店でした。 客室は簡素な造りでした。 額済納(エチナ)には、西夏王国の黒水城見学のために泊ったのですが、最も観光客が多くなるのは、胡楊林が黄色に染まる時期で、その時期にはホテル代も高騰するとのことでした。 第5日目は、まず日の出を見学するため居延海を訪れました。四輪駆動車に分乗して訪れました。観光地として整備されており、入り口にゲートが設けられていました。...
View Articleさすらいの風景 黒水城(カラホト) その1
額済納(エチナ)博物館の見学後、昼食をとってから今回の旅のハイライトといえる黒水城(カラホト)の見学に向かいました。朝に居延海観光で使った四駆自動車で向かうのかと思ったら、ここまで乗ってきた観光バスを使いました。 現地の道路標識では黒城と書かれていました。...
View Articleさすらいの風景 黒水城(カラホト) その2
黒水城は、東西374m、南北480mの広さを持つ城砦都市です。 城内に入ると、半ば砂に埋もれた建物の跡が見られました。 西門から入場し、北西の角に黒水城のシンボルである仏塔が見られます。 見学用に遊歩道が設けられています。監視カメラが設置されていて、遊歩道から外れると、マイクで警告が発せられます。ただ、遊歩道の大部分は砂に埋もれており、遺跡の雰囲気は損なわれていませんでした。...
View Articleさすらいの風景 黒水城(カラホト) その3
黒水城の見学を終え、来た道を戻って紅城を見学しました。 紅城は、BC120年頃に造られた漢代の砦跡です。漢が争った相手となると匈奴ですね。武帝に仕えた衛青や霍去病の活躍が思い浮かんできます。 日干しレンガの色が赤味を帯びていることから紅城と呼ばれています。 続いて、紅城と道路を挟んで向かい合う怪樹林を見学しました。...
View Articleさすらいの風景 額済納(エチナ)から嘉峪関
第6日目は、額済納(エチナ)からバダインジャラン砂漠を横断して河西回廊沿いの嘉峪関に向かうことになりました。 額済納(エチナ)の郊外に出ると、「英雄影視」という看板が掲げられた施設が現れました。 「英雄影視」は、映画の撮影所のようで、砦のような建物も設けられていました。 エチナ川(黒河)を渡りました。 道路の周囲には、バダインジャラン砂漠が広がるようになりました。...
View Articleさすらいの風景 嘉峪関
本降りの中、嘉峪関(かよくかん)を見学することになりました。この日の朝に出発してきた砂漠の中の額済納(エチナ)とは全く異なる天候です。 入口の脇には、世界遺産のマークと共に「天下第一雄関」と書かれています。...
View Articleさすらいの風景 嘉峪関から張掖
嘉峪関から張掖へは、高速鉄道で移動することになりました。乗車する嘉峪関南駅は、高速鉄道専用駅のようで、新しい建物でした。 駅の電光掲示板を見ると、蘭州行は30分おきに出ているようです。嘉峪関から蘭州の間には、張掖や武威といった河西回廊の往来とともに発展した都市が連続しているので、列車の利用者も多いようです。...
View Articleさすらいの風景 張掖 その1
張掖では鼎和国際大酒店に二泊しました。 このホテルは、旧市街地のはずれで、街歩きを行いやすい所にありました。 張掖の歴史は、漢の武帝のときに霍去病が匈奴に勝って張掖郡を置いたことに始まります。以来、シルクロード交易の中継都市として栄え、祁連山脈を越えて青海省へと至るルートとの交差点にもなっています。 匈奴征伐に功績を上げた霍去病の名前を聞くと、シルクロードの物語に一気に引き込まれますね。...
View Articleさすらいの風景 張掖 その2
張掖滞在二日目の夜、夕食後に夜歩きに出かけました。 まずは、大仏寺前の広場。 夜は、集団で音楽に合わせてダンスを行っていました。 広場脇の建物。 回廊が設けられていました。 涅槃像のレリーフが飾られていました。 西夏国寺の石碑。 万寿寺木塔。ここの広場も大勢が踊っていました。 塔の前に進んでようやく人に邪魔されない写真が撮れました。 夜の方が美しく見えますね。 県府街を北に向かって歩きました。...
View Articleさすらいの風景 平山湖大峡谷
第7日目は、平山湖大峡谷、氷溝丹霞、七彩丹霞といった自然景観の見学を行うことになりました。 まずは、平山湖大峡谷へ。張掖の市街地から山岳地帯へ進んでいきました。新しい高速道路が整備されていました。 周辺には、赤味を帯びた台地が広がるようになりました。 山岳地帯から川が流れ出ていました。平山湖大峡谷という名前ですが、太古には湖があったようですが、現在は湖はありません。...
View Articleさすらいの風景 氷溝丹霞 その1
平山湖大峡谷の見学後、張掖市内に戻って昼食をとり、午後になってから氷溝丹霞に向かいました。 幸い天気も回復してきました。 氷溝丹霞の入り口に到着。観光客は少なく、広い駐車場は閑散としていました。 ここもゲートからはシャトルバスの利用になります。 岩山の中にわけ行っていきました。 バスを降りると、氷溝丹霞と書かれた石碑が置かれていました。...
View Articleさすらいの風景 氷溝丹霞 その2
シャトルバスに乗って、二番目の展望地に移動しました。 丘の上へ遊歩道が続いていました。 トーチ岩。 ここでも階段登りが続きます。 蝦蟇岩。案内板がありましたが、どこを言っているのか少し判りにくいですね。 蝦蟇岩のアップ。 ひと登りした所に展望台が設けられていましたが、さらに先の高みに進みました。 先の展望台に到着。...
View Articleさすらいの風景 七彩丹霞 その1
平山湖大峡谷、氷溝丹霞と見学し、最後に本命の七彩丹霞を訪れました。 予想以上に広大な駐車場が設けられ、大勢の観光客が訪れていました。 張掖丹霞地貌とも呼ばれる七彩丹霞は、2002年に発見されたばかりの中国でも知る人ぞ知る絶景ポイントと言われていますが、観光地としての整備が急速に進められています。...
View Articleさすらいの風景 七彩丹霞 その2
三番目の展望地です。尾根上へ登りました。 乗ってきたシャトルバスを見下ろすようになりました。 ここも美しく、変わった風景が広がっていました。以下、その絶景をどうぞ。 所々テラスが設けられていました。 前方に見える岩山は、赤壁長城と呼ばれるようです。 その案内板。 少し下がった所からの赤壁長城の眺め。...
View Articleさすらいの風景 七彩丹霞 その3
七彩丹霞における四番目の展望地です。ここが一番混雑していました。 途中で小雨が降ってきたりもしましたが、ここでようやく太陽が現れて山肌の鮮やかさが増しました。 ここだけといえる眺めです。アルゼンチンのウマワカ渓谷が七色のグラデーションを示すことで世界遺産に選ばれて知られるようになっていますが、訪れていないので美しさの優劣は判りませんが、訪れやすさの点に関しては七彩丹霞の方が上です。...
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