さすらいの風景 ゴブスタン その1
旅の三日目は、バクーの南西60kmにある石器時代の岩絵の残るゴブスタンを訪れました。 バクーの街からカスピ海沿いに南西に移動すると、海上油田掘削プラットフォームが見えてきました。 また、内陸部に広がる荒野には油井も見えていました。 バクー油田の歴史は古く、1830年代から始まり、ペルシャ湾の油田が見つかるまでは世界の石油生産の過半数を占める世界一の油田でした。...
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博物館の見学後、バスに戻って、岩山の上を目指しました。管理棟の上に設けられた展望台の天蓋が近づいてきました。 まずはトイレを使い、皆が集まる前に展望台に上がりました。 山の斜面には大岩が転がっていますが、そこに岩絵が描かれています。 振り返るとカスピ海を望むことができます。大昔は、この岩山の麓までカスピ海が広がっていたようです。...
View Articleさすらいの風景 バクー その7
ゴブスタンからバクー市内に戻りって昼食をとり、午後にヘイダル・アリエフ文化センターを見学しました。 ヘイダル・アリエフ文化センターは、ミュージアム、コンサート会場、エキシビションホールなどが入った総合文化施設で、アゼルバイジャン前大統領のヘイダル・アリエフの名を冠しています。...
View Articleさすらいの風景 バクー その8
この日の夜は、バクーからトビリシへと飛行機で移動するのですが、バクー最後の見学場所として拝火教寺院を訪れました。ツアーの日程には書かれていませんでしたが、飛行場にも近いことから通常は訪れるようです。 この寺院は、アテシュギャーフ拝火教寺院と呼ばれ、イスラムの流入によってこの地を追われたゾロアスター教徒がインド西北部に逃れ、その地でシヴァ女神信仰と混合するなど、...
View Articleさすらいの風景 バクーからトビリシ
ジョージアの首都トビリシへ移動するため、ヘイダル・アリエフ空港に再びやってきました。 到着時にはあわただしく空港を出てしまっため、改めて空港の見学です。小ぶりながら、近代的な造りになっています。 成田や羽田といった日本の空港の建物は、箱型のあたりまえの形で面白みに欠けますね。 出国手続き後の、出発フロアーの売店。こぶりで、海外からの観光客は少ないようです。...
View Articleさすらいの風景 ムツヘタ その1
旅の四日目は、トビリシの市内観光は後回しにして、ムツヘタからグルジア軍用道路に向かいました。 トビリシの北20kmの場所にグルジアの東南部を治めたイベリア王国の首都であったムツヘタの街があります。その手前で、丘の上に建つジュヴァリ聖堂が見えてきました。まずは、この聖堂の見学を行うために、丘の上を目指しました。...
View Articleさすらいの風景 ムツヘタ その2
ジュヴァリ聖堂の見学を終えて、丘を下ってムツヘタの街に入りました。駐車場で下りると、スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂が見えました。 丘の上に先ほど見学したジュヴァリ聖堂が見えています。 土産物屋が並ぶ小路を聖堂に向かいました。 土産物屋も開店の準備をしているところでした。聖堂見学後の自由時間に土産物屋をのぞいてみるつもりです。 スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂の脇に出てきました。...
View Articleさすらいの風景 ムツヘタ その3
スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂の中に入りましょう。 入口の上に飾られた聖母子像。 入口の上に置かれた木のレリーフですが、左は聖ニノの奇跡の「生きている柱」を現しています。 スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂は、高い天井を持ち、正面に大きなキリスト像が飾られていました。 キリスト像のアップ。 堂内に置かれた小塔の下には、キリストの上着の一部が埋められているという言い伝えがあります。...
View Articleさすらいの風景 グルジア軍用道路 その2
アナヌリ教会の見学を終えてバスに戻ると、本降りの雨が始まりました。 窓ガラスも曇って、写真撮影もままならぬ状態になってしまいました。 なお、グルジア軍道のツアー観光は、山岳道路の積雪の関係で5月から10月の期間だけで、それ以外の時期はアナヌリアで引き返しになるので、ツアー選びの際には注意が必要です。 カーブを交えながら高度を上げていき、樹林限界も越してきました。...
View Articleさすらいの風景 グルジア軍用道路 その3
カズベキ村の広場に到着しました。ここから数キロでロシアとの国境になり、グルジア軍道の走行はここまでになります。 谷奥に見えている白い峰は、ジョージア第二の高峰である標高5040mのカズベキ山のようですが、残念ながら山頂は隠されていました。 広場に立ってのは、19世紀の詩人のカズベキの像です。その背後の丘の上に、ツミンダ・サメバ教会が見えています。...
View Articleさすらいの風景 トビリシ その1
グルジア軍道の見学を終えてトビリシに戻ったのは夜になりました。市内のレストランで夕食をとってからホテルに向かいました。 ホテルへの移動途中、自由広場を通り過ぎました。正面は、市庁舎。写ってはいませんが、左端に聖ジョージ像があります。 ホテルの前からは、ライトアップされたムタツミンダ山のテレビ塔が見えていました。 朝になってから撮影した ホテル・アストリア・トリビシ。 ホテルのロビー。...
View Articleさすらいの風景 トビリシ その2
五日目は、トビリシの市内観光を行った後、アルメニアのエレバンへ移動することになります。 まずは、メテヒ教会に向かいました。 メテヒ教会のテラスに上がると、周囲の展望が広がっていました。 下は、リケ公園。右側に見えるのは、ムトゥクヴァリ川(クラ川)をまたいでナリカラ要塞に上がるロープウェイ駅。左側のガラス屋根に覆われているのは、平和橋。...
View Articleさすらいの風景 トビリシ その3
メテヒ橋を渡ると、旧市街地の入口になるゴルサガリ広場に出ます。 古都としての趣充分で、マルコ・ポーロもこのような眺めを見たのかと、想像しました。 ゴルサガリ広場から小路に入ると、観光客向けのレストランが並んでいました。 金属製の看板がおしゃれです。右側はグルジア文字のようですが、針金を曲げて造れる形なのが面白いですね。 通りいっぱいに屋外席が造られていました。夜は賑わいそうです。...
View Articleさすらいの風景 トビリシ その4
旧市街地を歩いていくと、シオニ大聖堂が現れました。 入口に置かれていた石板。シオニ大聖堂と書かれているのだろうと思います。聖ニノの十字架のシンボルが刻まれています。 聖堂を取り巻く庭の隅には、ベンチが並べられていました。 イスラム教のモスクでよく見かけるように、礼拝の前の清拭のために用いるのか、水道の蛇口が並んでいました。 鐘楼。...
View Articleさすらいの風景 トビリシからハフパト村
トビリシを出発し、アルメニアの首都のエレバンに向かいました。 国境近くのマルネウリに到着。広場に面したスーパーで、トイレ休憩と買い物を行いました。ここで、手持ちのジョージア通貨のラリを使いきりました。 アルメニアとの国境が近づくと、これまで見なかった、洗剤やトイレットペーパーといった生活雑貨を売る露店が現れるようになりました。...
View Article行ってきましたポーランド
10日間の日程でポーランに行ってきました。国の名前はともかく、観光地としてはあまり知られていませんが、どこの街でも華麗な広場が見られました。複雑な歴史にも興味がひかれました。成田からワルシャワへの直行便が運航開始して、ポーラノへは行きやすくなっています。...
View Articleさすらいの風景 ハフパプト修道院
昼食を終えた後、村の上にあるハフパプト修道院に向かいました。 ハフパプト修道院は、世界遺産にも指定されているのですが、地球の歩き方には「ビザンチンの影響を受けたユニークな建築様式が見られる」としか書かれていません。 修道院入口の駐車場に到着しました。 ハフパプト修道院は、10世紀にバグラト朝のアショット3世の二人の息子のために造られた寺院で、13世紀に前室などが増築されました。...
View Articleさすらいの風景 ハフパト修道院からエレバン
ハフパト修道院の見学を終えて再び川沿いの道に戻って進むと、ハフパト村から見えていたアラヴェルディ銅鉱山が近づいてきました。付属施設は閉鎖されているようですが、それでもパイプを通して山の上から煙が出ていました。 アラヴェルディ周辺では、ソ連崩壊後に廃墟になった建物が目立ちました。 ソ連からの独立は、経済的には難しい問題を生じているようです。...
View Articleさすらいの風景 エレバン その1
アルメニアの首都のエレバンでは、メトロポール・ホテルに二泊することになりました。このホテルは、街の中心の共和国広場まで歩ける場所にあるので、夕食後で少し遅くなっていましたが、夜歩きに出かけることにしました。 バクーやトビリシのホテルは、街歩きには難しい場所にありましたが、ようやく中心地に近いホテルになりました。一般的に、ツアーの最後は良いホテルに泊まらせて、ツアー会社への印象を良くするといいます。...
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