ムツヘタの見学を終えて、いよいよグルジア軍道へと進みました。
グルジア軍用道路は、コーカサス山脈を貫いて、グルジアのトビリシからロシア連邦・北オセチア共和国の首都ウラジカフカスまで続く南北全長約210kmの道のことを指します。19世紀初頭に、ペルシャの侵略に苦しんだカルトゥリ-カヘティ王国が、ロシア帝国の庇護を受けたことによりこの道路の建設が始まりました。その後、この道はロシアの作家プーシキンやレールモントフの「現代の英雄」などの文学の舞台となりました。
ロシア文学において、コーカサスは、高く聳える山、美しい女性、自由な大地というイメージが刻み込まれているようです。レールモントフの「現代の英雄」を読んだのは、大学生時代のことでその内容は忘れてしまっていますが、「コーカサス」というイメージは心に残されています。
バスが走りだすと、11世紀に造られたサムタヴェロ教会が見えました。
道路脇の民家には、葡萄が植えられていました。グルジアは、世界最古のワイン生産地の一つとして知られていますが、コーカサス山脈南麓一帯は 「ぶどう発祥の地」と言われており、葡萄栽培が盛んです。
バスは、次第に山間部に入ってきました。
ジンヴァリ貯水池が現れました。1970年に造られた人造湖で、トビリシの水源地になっています。
要塞跡なのか、石積みの壁も現れました。
グルジア軍道沿いの見どころの一つであるアナヌリ教会に到着しました。
アナヌリ教会は、17世紀に造られ、二つの教会が置かれています。白い尖がり屋根を持った主聖堂はマリアに捧げられており、左奥に見える茶色の尖がり屋根は、イエスに捧げられた教会です。
要塞としても働いていたようで、強固な壁で囲まれ、鐘楼も設けられています。
アナヌリ教会の駐車場は、大勢の観光客で賑わっていました。
この眺めからは、古城見学といった雰囲気です。
壁脇の狭い通路を通っていきます。
主聖堂の壁は、レリーフで飾られていました。
十字架の脇には、葡萄の木が飾られていました。
その両脇には、ジョージアのシンボルであるライオン像。
葡萄の木の下には天使。
ちょっと怖い顔をしています。
十字架の下には、悪魔のシンボルである竜。
壁に刻まれた文字。グルジア文字かなと思います。
聖堂への入口。
入口の上にもレリーフが飾られていました。
聖堂の正面には、イコノシタシスが設けられています。
上段にも聖者の絵が飾られています。
堂内の壁の一部にフレスコ画が残されていました。
中央にキリストが置かれて、天国が描かれています。
柱にも聖者の絵が描かれていました。
聖ニノのイコンも飾られていました。ロウソクもささげられていて、信仰の深さが判ります。
もう一つのイエスに捧げられた教会は、現在は使われていないようです。
貯水池を望むように鐘楼が設けられていました。
この鐘楼は大賑わいになっていました。
一旦車道に戻って、トビリシ側の橋の上に移動して、ここからアナヌリ教会を眺めました。
アナヌリ教会は、ここからの眺めが一番素晴らしいようです。
朝のうちは晴れ間が広がっていたのですが、雨が降りだしました。これから最高点2395mの峠超えのある山岳道路に進むので、どうなるのだろうという不安もわいてきました。
グルジア軍用道路は、コーカサス山脈を貫いて、グルジアのトビリシからロシア連邦・北オセチア共和国の首都ウラジカフカスまで続く南北全長約210kmの道のことを指します。19世紀初頭に、ペルシャの侵略に苦しんだカルトゥリ-カヘティ王国が、ロシア帝国の庇護を受けたことによりこの道路の建設が始まりました。その後、この道はロシアの作家プーシキンやレールモントフの「現代の英雄」などの文学の舞台となりました。
ロシア文学において、コーカサスは、高く聳える山、美しい女性、自由な大地というイメージが刻み込まれているようです。レールモントフの「現代の英雄」を読んだのは、大学生時代のことでその内容は忘れてしまっていますが、「コーカサス」というイメージは心に残されています。
バスが走りだすと、11世紀に造られたサムタヴェロ教会が見えました。
道路脇の民家には、葡萄が植えられていました。グルジアは、世界最古のワイン生産地の一つとして知られていますが、コーカサス山脈南麓一帯は 「ぶどう発祥の地」と言われており、葡萄栽培が盛んです。
バスは、次第に山間部に入ってきました。
ジンヴァリ貯水池が現れました。1970年に造られた人造湖で、トビリシの水源地になっています。
要塞跡なのか、石積みの壁も現れました。
グルジア軍道沿いの見どころの一つであるアナヌリ教会に到着しました。
アナヌリ教会は、17世紀に造られ、二つの教会が置かれています。白い尖がり屋根を持った主聖堂はマリアに捧げられており、左奥に見える茶色の尖がり屋根は、イエスに捧げられた教会です。
要塞としても働いていたようで、強固な壁で囲まれ、鐘楼も設けられています。
アナヌリ教会の駐車場は、大勢の観光客で賑わっていました。
この眺めからは、古城見学といった雰囲気です。
壁脇の狭い通路を通っていきます。
主聖堂の壁は、レリーフで飾られていました。
十字架の脇には、葡萄の木が飾られていました。
その両脇には、ジョージアのシンボルであるライオン像。
葡萄の木の下には天使。
ちょっと怖い顔をしています。
十字架の下には、悪魔のシンボルである竜。
壁に刻まれた文字。グルジア文字かなと思います。
聖堂への入口。
入口の上にもレリーフが飾られていました。
聖堂の正面には、イコノシタシスが設けられています。
上段にも聖者の絵が飾られています。
堂内の壁の一部にフレスコ画が残されていました。
中央にキリストが置かれて、天国が描かれています。
柱にも聖者の絵が描かれていました。
聖ニノのイコンも飾られていました。ロウソクもささげられていて、信仰の深さが判ります。
もう一つのイエスに捧げられた教会は、現在は使われていないようです。
貯水池を望むように鐘楼が設けられていました。
この鐘楼は大賑わいになっていました。
一旦車道に戻って、トビリシ側の橋の上に移動して、ここからアナヌリ教会を眺めました。
アナヌリ教会は、ここからの眺めが一番素晴らしいようです。
朝のうちは晴れ間が広がっていたのですが、雨が降りだしました。これから最高点2395mの峠超えのある山岳道路に進むので、どうなるのだろうという不安もわいてきました。