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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 カシュガル その3

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職人街を抜けていくとエイティガールモスクが見えてきました。



エイティガールモスクは、新疆ウィグル地区で最大のイスラムモスクです。1422年(明の永楽20年)に創建され、増改築が加えられました。1700年代にカシュガルのウイグル族の女性がメッカに巡礼に出かけてアフガニスタンまで行ったものの内戦でそこから先に進めず引き返し、共同墓地と小さなモスクがあったこの地に現在のサイズに近いモスクを寄進したといいます。

正門の高さは12m、左右のミナレットは18mあります。モスク前はエイティガール広場になっており、イスラムの祭日には2〜3万人の信者が集まるといいます。



境内に入ると庭園が設けられており、礼拝堂前にも門がありました。



門の左右には、それぞれ異なる文字でなにやら書かれていました。ウィグル文字とアラビア文字でしょうか。





中庭には、礼拝所に入り切れない信者のための説教台が置かれていました。



青い柱が印象的な礼拝所です。靴を脱いで中に入りました。





脇の回廊にも礼拝所が続いていました。



中心部の礼拝所。



メッカの方向を示すミフラーブが設けられていました。



礼拝者用に絨毯が敷かれています。



裾がほつれた古びた絨毯が壁に飾られていました。イランのホメイニ師が寄贈したもののようです。贈られた当時はホメイニ師はそれほどの地位ではなかったため普通に使っていたものが、その後に偉くなったために飾り物に格上げされたようです。



見学を終えてエイティガール広場に出ました。



エイティガール広場の周りにもミナレットのような塔を見ることができました。

これでカシュガルの市内観光を終えて、夕食をとってからホテルに入りました。

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