ウィーンの食の魅力にケーキが挙げられます。パッケージツアーにカフェクーポンが含まれていたので、ホテル・ザッハーの券を頼んでおきました。
ホテル・ザッハーのショー・ウィンドウは、ドールハウス風の可愛らしい飾り付けがされていました。
ホテル・ザッハーのカフェは、観光客で混雑していました。
食するのは、もちろんザッハトルテ。こってりとした濃厚な味わいで、腹ごたえもあり、これが昼食代わりになってしまいました。
こちらは、ウィーンの王室ご用達のケーキ店「デメル」。
ショー・ウィンドウの飾り付けは、今回に限っては、ホテル・ザッハーの方が勝のような気がしました。
入り口付近は、売店になっています。
ここでは、ドイツのクリスマスケーキを代表するシュトレンを買いました。
ケーキを食べたかったのですが、満席で諦めました。
注文するために、ケーキにはそれぞれ名前が書いてあります。
夕食を終えてホテルに戻ってからケーキを食べたかったので、アイーダで買って持ち帰ることにしました。
アイーダは、日本でいうなら不二家といった感じの、庶民的なケーキ屋です。あれこれ迷います。
結局買ったのは、モンブランと名前不明のケーキ。ウィーンのケーキは、ボリュームもあり、こってり甘く、それが癖になって日本のケーキが物足りなくなります。
クリスマスマーケットでの買い食いが目的であったため、レストランでの食事は、ほとんどしませんでした。
これは、セルフサービス・レストランのローゼンベルガーでの夕食。ウィンナーシュニッツェルとグラーシュ。
歩き疲れた後のセルフサービス・レストランでの食事は気楽ですが、料理内容は簡単なもので、添え物を付けると結構な値段になってしまいます。これなら、魚料理のセルフサービス・レストランであるノルドゼーの方が好みです。
一応、きちんとしたレストランで食事をしなければということで、ミュラーバイスルに入りました。ここには、日本語メニューがあります。ネットでは、「オーストリア人が普段食べている伝統的な郷土料理を、手頃な値段で食べられるレストランです。」と紹介されていました。
まずは、ビール。
最初に、スープ。
これは、フリタッテンズッペ。細切りクレープ入りコンソメスープです。
レーバークネーデルズッペ。レバーひき肉団子入りのコンソメスープ。
テーブルに置いてあるパンも美味しく、スープとパンだけでも腹いっぱいになりそうでした。しかも、途中で暖かいパンを追加として持ってきてくれました。
メインの一つは、ターフェルシュピッツ。スパイス入りのスープで柔らかく煮込んだ牛肉のスライス。リンゴムースか西洋わさびを付けて食べます。
写真は、ウェイターが、テーブルサイドできれいに盛り付けていったものです。
厨房からは、このような鍋ごと運ばれてきました。中には、肉がまだ二枚に、野菜も沢山残っていました。二人で分けても充分な量なので、二人前は頼まない方が良いでしょうね。
もう一品は、白身魚のムニエル。下に置いてあるパスタが結構な量でした。
腹いっぱいになり、とてもデザートまではいきませんでした。
ウィーン市内の地下鉄や路面電車の駅には、サンドイッチの店があり、昼食にはこれがうってつけです。とくに、ハム類を量り売りしている店のサンドイッチは、中身もボリュームがあり、日本人の感覚でもお値打ち感がありました。
ウィーンを訪問すると、ザッハートルテを土産に買うのが恒例になっています。専用の売店コーナーもできて買いやすくなっています。
ケーキは、詰め物とともに木の箱に入っているので、日本までの持ち帰りには問題はありません。
日本への土産は、ホテル・ザッハーのものだけと考えていたのですが、ウィーンの空港に、デメルの売店があり、ザッハトルテを売っていたので、こちらも買ってしまいました。
こちらも、ありがたそうな木箱入り。
途中で暖かい所に置いてしまったのか、包み紙に表面のチョコレートがついてしまったのは失敗でした。
カットしたデメルのザッハートルテ。ホテル・ザッハーのものを買ったので、こちらは一番小さい物を買いましたが、もっと大きい物を買えばよかったと後悔しました。
上のチョコレート板が、ホテル・ザッハーのものは丸なのに対し、デメルのものは三角です。
味の方はというと、ホテル・ザッハーのものは、中にアンズジャムが挟んであり、チョコレートもずしんと甘い感じです。デメルのものは日本でもありそうな味なので、ウィーンならではのこってりした甘さのホテル・ザッハーのものの方が好みです。
ザッハトルテには、歴史的なエピソードがあります。
ザッハトルテは、1832年に、メッテルニヒに仕える料理人の一人だったフランツ・ザッハーが考案しました。ザッハトルテは大評判となり、後に次男のエドゥアルトがホテル・ザッハーを開業すると、ザッハトルテはそのレストランとカフェで提供されるようになりました。
ザッハトルテのレシピは門外不出とされましたが、ホテル・ザッハーが営業不振に陥った時、資金援助をしたウィーンの王室ご用達のケーキ店「デメル」が、代償にザッハトルテの販売権を得ました。俗説としては、デメルの娘がザッハーの息子に嫁いだ際にレシピが流出したとする話がありますが、これは実際と異なるようです。
ついにはホテル・ザッハー側が、デメルを相手取って商標使用と販売の差し止めを求めて裁判を起こす争いに発展しますが、7年に及ぶ裁判の結果、ホテル・ザッハーにもデメルにも双方にザッハトルテの販売を認める判決が下ってしまいました。その結果、デメルのものはデメルのザッハトルテとして、ホテル・ザッハーのものはオリジナルザッハトルテとして売ることになりました。
このような歴史的な争いに反して、現在では、ザッハートルテはチョコレートケーキの一般的名称になって、他のカフェやケーキ店で提供されるまでになっています。
デメルで買ったシュトレン。
ドイツ及びオーストリアでは、クリスマスを待つアドベントの間、少しずつスライスして食べる習慣があります。楕円形で真っ白でやわらかな粉砂糖に覆われた外観は、幼子イエスを包むおくるみを見立てたものと言われています。
生地にはドライフルーツやナッツが練りこまれており、アドベントの間食べていく間に味が少しずつ変わってきます。
デメルのチョコレートとして有名な、ネコ舌チョコ。
スーパーで購入したミルカの板チョコ。
ウィーンといえばモーツァルトチョコが定番ですが、チョコレートを買いすぎて、今回はパスとなりました。
ウィーンの菓子として有名なマナーのウエハース。オーストリア航空の機内食でも出てきました。
空港の免税店で買ったオーストリアワイン。栓の蓋がオーストリア国旗の紅白色になっているのが印です。リースリングを買いましたが、甘めでさっぱりした味でした。
ウィーンは、酒のみにも甘党にとっても楽しめる街でした。
ホテル・ザッハーのショー・ウィンドウは、ドールハウス風の可愛らしい飾り付けがされていました。
ホテル・ザッハーのカフェは、観光客で混雑していました。
食するのは、もちろんザッハトルテ。こってりとした濃厚な味わいで、腹ごたえもあり、これが昼食代わりになってしまいました。
こちらは、ウィーンの王室ご用達のケーキ店「デメル」。
ショー・ウィンドウの飾り付けは、今回に限っては、ホテル・ザッハーの方が勝のような気がしました。
入り口付近は、売店になっています。
ここでは、ドイツのクリスマスケーキを代表するシュトレンを買いました。
ケーキを食べたかったのですが、満席で諦めました。
注文するために、ケーキにはそれぞれ名前が書いてあります。
夕食を終えてホテルに戻ってからケーキを食べたかったので、アイーダで買って持ち帰ることにしました。
アイーダは、日本でいうなら不二家といった感じの、庶民的なケーキ屋です。あれこれ迷います。
結局買ったのは、モンブランと名前不明のケーキ。ウィーンのケーキは、ボリュームもあり、こってり甘く、それが癖になって日本のケーキが物足りなくなります。
クリスマスマーケットでの買い食いが目的であったため、レストランでの食事は、ほとんどしませんでした。
これは、セルフサービス・レストランのローゼンベルガーでの夕食。ウィンナーシュニッツェルとグラーシュ。
歩き疲れた後のセルフサービス・レストランでの食事は気楽ですが、料理内容は簡単なもので、添え物を付けると結構な値段になってしまいます。これなら、魚料理のセルフサービス・レストランであるノルドゼーの方が好みです。
一応、きちんとしたレストランで食事をしなければということで、ミュラーバイスルに入りました。ここには、日本語メニューがあります。ネットでは、「オーストリア人が普段食べている伝統的な郷土料理を、手頃な値段で食べられるレストランです。」と紹介されていました。
まずは、ビール。
最初に、スープ。
これは、フリタッテンズッペ。細切りクレープ入りコンソメスープです。
レーバークネーデルズッペ。レバーひき肉団子入りのコンソメスープ。
テーブルに置いてあるパンも美味しく、スープとパンだけでも腹いっぱいになりそうでした。しかも、途中で暖かいパンを追加として持ってきてくれました。
メインの一つは、ターフェルシュピッツ。スパイス入りのスープで柔らかく煮込んだ牛肉のスライス。リンゴムースか西洋わさびを付けて食べます。
写真は、ウェイターが、テーブルサイドできれいに盛り付けていったものです。
厨房からは、このような鍋ごと運ばれてきました。中には、肉がまだ二枚に、野菜も沢山残っていました。二人で分けても充分な量なので、二人前は頼まない方が良いでしょうね。
もう一品は、白身魚のムニエル。下に置いてあるパスタが結構な量でした。
腹いっぱいになり、とてもデザートまではいきませんでした。
ウィーン市内の地下鉄や路面電車の駅には、サンドイッチの店があり、昼食にはこれがうってつけです。とくに、ハム類を量り売りしている店のサンドイッチは、中身もボリュームがあり、日本人の感覚でもお値打ち感がありました。
ウィーンを訪問すると、ザッハートルテを土産に買うのが恒例になっています。専用の売店コーナーもできて買いやすくなっています。
ケーキは、詰め物とともに木の箱に入っているので、日本までの持ち帰りには問題はありません。
日本への土産は、ホテル・ザッハーのものだけと考えていたのですが、ウィーンの空港に、デメルの売店があり、ザッハトルテを売っていたので、こちらも買ってしまいました。
こちらも、ありがたそうな木箱入り。
途中で暖かい所に置いてしまったのか、包み紙に表面のチョコレートがついてしまったのは失敗でした。
カットしたデメルのザッハートルテ。ホテル・ザッハーのものを買ったので、こちらは一番小さい物を買いましたが、もっと大きい物を買えばよかったと後悔しました。
上のチョコレート板が、ホテル・ザッハーのものは丸なのに対し、デメルのものは三角です。
味の方はというと、ホテル・ザッハーのものは、中にアンズジャムが挟んであり、チョコレートもずしんと甘い感じです。デメルのものは日本でもありそうな味なので、ウィーンならではのこってりした甘さのホテル・ザッハーのものの方が好みです。
ザッハトルテには、歴史的なエピソードがあります。
ザッハトルテは、1832年に、メッテルニヒに仕える料理人の一人だったフランツ・ザッハーが考案しました。ザッハトルテは大評判となり、後に次男のエドゥアルトがホテル・ザッハーを開業すると、ザッハトルテはそのレストランとカフェで提供されるようになりました。
ザッハトルテのレシピは門外不出とされましたが、ホテル・ザッハーが営業不振に陥った時、資金援助をしたウィーンの王室ご用達のケーキ店「デメル」が、代償にザッハトルテの販売権を得ました。俗説としては、デメルの娘がザッハーの息子に嫁いだ際にレシピが流出したとする話がありますが、これは実際と異なるようです。
ついにはホテル・ザッハー側が、デメルを相手取って商標使用と販売の差し止めを求めて裁判を起こす争いに発展しますが、7年に及ぶ裁判の結果、ホテル・ザッハーにもデメルにも双方にザッハトルテの販売を認める判決が下ってしまいました。その結果、デメルのものはデメルのザッハトルテとして、ホテル・ザッハーのものはオリジナルザッハトルテとして売ることになりました。
このような歴史的な争いに反して、現在では、ザッハートルテはチョコレートケーキの一般的名称になって、他のカフェやケーキ店で提供されるまでになっています。
デメルで買ったシュトレン。
ドイツ及びオーストリアでは、クリスマスを待つアドベントの間、少しずつスライスして食べる習慣があります。楕円形で真っ白でやわらかな粉砂糖に覆われた外観は、幼子イエスを包むおくるみを見立てたものと言われています。
生地にはドライフルーツやナッツが練りこまれており、アドベントの間食べていく間に味が少しずつ変わってきます。
デメルのチョコレートとして有名な、ネコ舌チョコ。
スーパーで購入したミルカの板チョコ。
ウィーンといえばモーツァルトチョコが定番ですが、チョコレートを買いすぎて、今回はパスとなりました。
ウィーンの菓子として有名なマナーのウエハース。オーストリア航空の機内食でも出てきました。
空港の免税店で買ったオーストリアワイン。栓の蓋がオーストリア国旗の紅白色になっているのが印です。リースリングを買いましたが、甘めでさっぱりした味でした。
ウィーンは、酒のみにも甘党にとっても楽しめる街でした。