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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 ウィーン その10

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旅の三日目は、リンク外の見学を行うことにして、8時半の開館に合わせて地下鉄でシェーンブルン宮殿に向かいました。

12月のオフ・シーズンということで、シェーンブルン宮殿の前庭も人影はまばらでした。

宮殿前には、目立たないような色に塗られたクリスマスマーケットの小屋が並んでいました。

シシィ・チケットを持っていたため、時間指定の制限無しで入場できましたが、時間も早かったため見学者も僅かしかいませんでした。

宮殿内は撮影禁止のため、2011年のガイドブックの写真からまとめた記録をご覧ください。

2011年のシェーンブルン宮殿の記録

驚いたことに、一番の見どころといえる大ギャラリーでは、他に誰もおらず、しばらく貸切状態で見学することができました。日本人の団体もいましたが、インペリアルコースの短縮コースのために途中で出て行ってしまい、グランドツアー部分では個人客がちらほらという状態でゆっくりと見ることができました。



宮殿内の見学を終えて、庭に出てきました。冬とあって庭に花が無く、ちょっと寂しい眺めでした。

丘の上のグロリエッテまで足を延ばすことにしました。



グロリエッテに向かって左手に泉があるのが見えたので近寄ってみると、オベリスクの泉ということでした。



オベリスクの泉から坂道を上っていくと、グロリエッテの前に出ました。

グロリエッテは、1757年、女帝マリア・テレジアがプロイセン軍を退けた記念碑と戦死者の慰霊のために建てさせたものです。



グロリエッテの置かれた丘の上からは、両翼を広げたシェーンブルン宮殿を見下ろすことができ、遠くにはウィーンの中心に建つシュテファン教会の尖塔を眺めることができます。





グロリエッテの屋根には、ハプスブルク家の象徴である鷲の像が置かれています。



宮殿に向かって坂道を下っていきますが、結構な急坂です。



坂を下った所にあるのは、ネプチューンの泉。冬のため噴水の水が停められているのは残念でした。





宮殿まで庭をつっきるのも結構距離があります。

なお、シェーンブルン宮殿は、あらゆる部屋を合計すると1441室あるといわれ、一部は賃貸住宅として、一般に貸し出されています。家賃は、2LDKで4万7千円程と言われています。

なお、テレビ番組で見たものですが、ミュージカル「エリザベート」の作曲を行ったシルヴェスター・リーヴァイは、宮殿の向かって左手最上階に住んでいます。番組の中で家賃はと聞かれると、「結構しますが、作曲のインスピレーションの元になっています」といった内容のことを言っておりました。

また、2014年4月からシェーンブルン宮殿の4階にスイート一室限定でホテルができ、1泊一人699ユーロ(10万円ほど)からといいます。室内でのディナーや朝食を含むインペリアルスイートパッケージが4900ユーロ(75万円ほど)。世界の高級リゾートホテルの料金と比べて、ほうがいというわけではないようです。私には手が届きませんが。

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