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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 レバノン杉の森

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3日目は、まずレバノン杉の森を見学することになりました。ブシャーレの町から九十九折の道で一気に高度を上げていきました。





ブシャーレの町を見下ろすようになりました。



雪山の世界に飛び込んでしまいました。道路に雪は無く乾いていましたが、路肩に雪が見られるようになりました。



スキーゲレンデのようで、ロープトゥかTバーリフトらしき設備が見られました。雪はたっぷりとありますが、スキー・シーズンは終わったようです。

山スキーあるいはスノーシューなら、絶好の春山を楽しめるでしょうけど、その装備・技術を持っている人はレバノンにはいないでしょうね。



レバノン杉の森に到着。



遊歩道は雪に覆われていて閉鎖されており、車道脇から見学するだけになりました。

レバノン杉は、名前に「スギ」が付いていますがマツ科です。

良質の木材であり、古代エジプトやメソポタミアのころから建材や船材に利用されてきま7した。レバノンに住んでいたフェニキア人はこの木を伐ってガレー船建造や木材・樹脂輸出を行い、全地中海へと進出しました。

古代においては中近東一帯に広く自生していましたが伐採利用が大規模に進んだ結果、レバノン杉の森は消滅し、現在においてはレバノン等のごく一部の地域に小規模に残存するのみとなっており、現在わずかにレバノン杉が残存する「カディーシャ渓谷と神の杉の森」は世界遺産に登録されています。

中央の杉は、樹齢4000年を超えてレバノンのパスポートのデザインにされたらしいですが、なんらかの事情で枝が切られているのは残念です。



現在のレバノンにおいて、レバノン杉は国旗に用いられています。



車道脇に、枝ぶりの良いレバノ杉があり、この木を見学することになりました。この木も樹齢4000年を越しているようです。



幹が幾つも枝分かれしており、古木の風格を持っています。



反対側からの眺め。



教会関係の施設ですが、雪に埋もれていました。



観光客は私たちだけでしたが、お客到来とばかりに話しかけてきました。主にレバノン杉の加工品を売っていました。



レバノン杉の森は、日本における白神山地のブナ林のようなものを思い浮かべていたのですが、谷間全体というわけではなくごく狭い範囲に生えているだけでした。



戻る途中、眺めの良いところで、写真ストップしました。



ブシャーレの町を眼下に眺めることができました。



アルペン風の眺めを楽しみながら山を下り、聖アントニウス教会に向かいました。

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