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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 レー その3

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レー王宮は、1640年頃にセンゲ・ナムギャル王によって建設されました。9層の建物は、ポタラ宮のモデルになったという話もあります。ラダック王国が滅びた後は、住む人もない廃墟になってしまいました。



王宮内に進みます。



お堂があり、ここは王族が祈りを捧げた場所とのこと。お堂の入り口には、木の彫刻が施されていました。



入り口上部に飾られているのは何の像でしょうか。



堂内には仏像が祀られていました。



本尊は釈迦如来。



白傘蓋仏母(がくさんがいぶつぼ)。



印象的な姿をしています。





守護尊。



王宮の窓からは、レーの街を見下ろすことができました。



丘の上に建つナムギャル・ツェモも良く見えていました。駐車場まで下ってきた道を目で辿ることもできました。



ストック・カンリの眺め。



メイン・バザールの通りを良く見下ろすことができました。



通りに掲げられた黒い旗やモスクの周辺に集まる黒い服装の人々は、アーシューラーの宗教行事を行っているようです。

アーシューラーでは、シーア派の心の拠り所であるイマーム・フサインが殉教した日として、その殉教を哀悼するための大規模な行進が行われます。近くで見てみたいですが、シーア派と敵対する宗派などによるテロ攻撃にも度々晒されており、安全のためには近寄らないのが一番です。





王宮内では建物の修理が行われていましたが、一部の部屋では古い写真が展示されていました。



旧王宮の見学を終えた後は車でホテルに戻り、夕食まで自由行動になるといいます。せっかく丘の上のナムギャル・ツェモから旧王宮まで歩いたので、さらにレーの街中へと歩いて下りたいと思いました。添乗員に別行動の許可を得て、下り道の入り口を教えてもらいました。

駐車場から旧王宮に進む道の脇から一段下ると、仏塔が見えてきました。その手前から下への道が分かれるのですが、まずは仏塔を見学しました。





街中からも目立っていた仏塔です。



仏塔から戻って、下りの道に進みました。登山道レベルの道を下っていくと、所々で階段状になって歩道らしくなってきました。



荒廃の進んだ建物の間を抜けて行きます。



振り返ると、旧王宮が頭上に聳えるようになってきました。



途中には、トンネルで建物を通り過ぎるところも。



麓近くなると、建物の間の細い通路を抜けるようになりました。人気も無く、治安の状態にも気を遣う必要がありました。





メイン・バザールの通りに飛び出してひと安心。



飛び出した小路を振り返ってところ。案内標識も無いので、ここからでは人に教えてもらわないと、旧王宮への道を発見することは難しいでしょうね。



ナムギャル・ツェモと旧王宮も見上げる高さになっていました。



まだ人は集まっていましたが、アーシューラーの宗教行事は終わっていました。ただ、店は閉まっており、行事が終わったことで開店準備を行っていました。



一旦ホテルに戻ってひと休みしてから、メイン・バザールに戻りました。



通りにあった本屋に入ると、インドでは珍しいネコがいました。





店のショーウィンドーを眺めながら歩いていると、ホテル近くのカシミア製品の店に誘い込まれました。



土産のために、カシミアのマフラーを買いました。

レーの街の見学も終わりで、翌日は帰国日となり、早朝にティクセ僧院で朝の勤行を見学するだけになりました。

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