六日目、ブルドを朝出発し、ウランバートルに戻ってきてまずカシミア製品の工場直売店を訪れました。
輸出品を製造販売しているようで、マフラー等はタータンチェック模様のものが多く、モンゴルの伝統的模様のものはありませんでした。空港の売店でも値段を見ましたが、ここは半額ほどなので、日本では高価なカシミア製品を土産として買うのには良いでしょう。
市内を走っていると、ボグド・ハーン宮殿博物館の前を通りました。活仏ボグド・ハーン8世が最後の20年を過ごした宮殿で、現在は曼荼羅や仏教美術を集めた博物館になっています。
スフバートル広場に面したホテルのブルー・スカイのレストランで昼食をとりました。食後、通りに出ると、トロリーバスが走っていました。ソ連影響下の時代に整備された街では、トロリーバスが走っているのも特徴の一つです。
昭和の時代、東京でもトロリーバスが走っていましたが、覚えている人も少ないですかね。私は、利用した路線の関係で見るだけに終わったのは残念なことです。
昼食後、スフバートル広場に隣接したモンゴル民族博物館を見学しました。
展示場の入口。
この博物館では、石器時代から民主化革命に至るモンゴルの歴史を展示しています。ただ、遺跡の出土品や歴史的遺物などはレプリカが多く、現物ではないのは残念でした。
展示室に入ると、「鹿石」と呼ばれる石柱が目につきました。古代の巨石記念物の一種で、鹿の模様が彫られていることが多いのが名前の由来です。残念ながらレプリカですが、本物は原野の中に立っているようです。
顔の先端に飾られた顔が面白いです。
石人。
王冠と装飾品。レプリカでしょうね。
昔の武器が展示されていました。騎馬での弓の攻撃がモンゴル兵の強みであったようです。
二階に上がると、モンゴルにいる各民族の伝統衣装が展示されていました。
この博物館で一番興味深く見たモンゴルの貴婦人の伝統衣装です。
髪の毛を横に大きく張り出しています。
これは、スター・ウォーズ エピソード1におけるアミダラ女王のワンシーン。この作品では、アミダラ女王は、様々な髪型の扮装を見せますが、これはモンゴルの伝統衣装からとられたものと言われています。上の写真と比べると、この指摘が正しいことが判ります。
スター・ウォーズシリーズでは、美人というとパドメ・アミダラがまず挙げられ、さまざまなファンションで楽しませてくれました。エピソード6のレイア姫の露出度の高い衣装も好きですがね。エピソード7からの主役であるレイも、美人なのに汚い姿ばかり見せているので、2019年公開予定で完結作となるエピソード9では、美しい姿を見せてもらいたいと思います。
モンゴル騎兵の像。重装騎兵ですが、主力は軽騎兵ではなかったのではないでしょうか。
軍隊の指令書の封印用の印鑑。
仏像。チベット仏教ならではの面白い形の像ですが、残念ながら小型のものばかりでした。おそらく社会主義時代の弾圧に対し、隠されて破壊を免れたものでしょう。
お経。
ゲルの展示。
モンゴル皇帝夫妻の衣装。
そう大きくない彫刻ですが、社会主義時代の弾圧の光景が描かれています。
暴力的に拘束される人々。
射殺。
逃げる僧侶を射殺。後の廃墟は壊されたお寺でしょうか。
社会主義を配したモンゴル国発足の調印式の写真。
展示品は多いのですが、目についたものを載せました。
バスに戻って、モンゴル民族舞踊の見学に向かいましたが、その途中で見た看板。
お菓子の広告ですが、商品名は「KANCHO」、すなわちカンチョーです。韓国ロッテの製品ですが、日本では絶対に売れない商品名ですね。
なお、子供がやる両手のひと刺し指で尻をつっつく「カンチョー」の悪戯は、日本独特のものと、漫画・アニメ「ナルト」の海外での人気の高まりによって、海外で認識されているようです。しかし、韓国にも同じ悪戯があり、トンチム(うんち針という意味)と呼ばれているようです。今の日本の子供が行うのかどうか知りませんが、現在の普及度に関しては、銅像や裁判沙汰もあったりして韓国の方が断トツに一般的になっているようです。なにごとも起源好きな韓国人なら、「カンチョー」のいたずらも韓国起源というかもしれませんが、桜と違って許してあげましょう。
海外トリヴィアとして、「スフィンクスはケンタッキー・フライドチキンを眺めている」と並んで、「韓国ではカンチョーというお菓子がある」を覚えましょう。
輸出品を製造販売しているようで、マフラー等はタータンチェック模様のものが多く、モンゴルの伝統的模様のものはありませんでした。空港の売店でも値段を見ましたが、ここは半額ほどなので、日本では高価なカシミア製品を土産として買うのには良いでしょう。
市内を走っていると、ボグド・ハーン宮殿博物館の前を通りました。活仏ボグド・ハーン8世が最後の20年を過ごした宮殿で、現在は曼荼羅や仏教美術を集めた博物館になっています。
スフバートル広場に面したホテルのブルー・スカイのレストランで昼食をとりました。食後、通りに出ると、トロリーバスが走っていました。ソ連影響下の時代に整備された街では、トロリーバスが走っているのも特徴の一つです。
昭和の時代、東京でもトロリーバスが走っていましたが、覚えている人も少ないですかね。私は、利用した路線の関係で見るだけに終わったのは残念なことです。
昼食後、スフバートル広場に隣接したモンゴル民族博物館を見学しました。
展示場の入口。
この博物館では、石器時代から民主化革命に至るモンゴルの歴史を展示しています。ただ、遺跡の出土品や歴史的遺物などはレプリカが多く、現物ではないのは残念でした。
展示室に入ると、「鹿石」と呼ばれる石柱が目につきました。古代の巨石記念物の一種で、鹿の模様が彫られていることが多いのが名前の由来です。残念ながらレプリカですが、本物は原野の中に立っているようです。
顔の先端に飾られた顔が面白いです。
石人。
王冠と装飾品。レプリカでしょうね。
昔の武器が展示されていました。騎馬での弓の攻撃がモンゴル兵の強みであったようです。
二階に上がると、モンゴルにいる各民族の伝統衣装が展示されていました。
この博物館で一番興味深く見たモンゴルの貴婦人の伝統衣装です。
髪の毛を横に大きく張り出しています。
これは、スター・ウォーズ エピソード1におけるアミダラ女王のワンシーン。この作品では、アミダラ女王は、様々な髪型の扮装を見せますが、これはモンゴルの伝統衣装からとられたものと言われています。上の写真と比べると、この指摘が正しいことが判ります。
スター・ウォーズシリーズでは、美人というとパドメ・アミダラがまず挙げられ、さまざまなファンションで楽しませてくれました。エピソード6のレイア姫の露出度の高い衣装も好きですがね。エピソード7からの主役であるレイも、美人なのに汚い姿ばかり見せているので、2019年公開予定で完結作となるエピソード9では、美しい姿を見せてもらいたいと思います。
モンゴル騎兵の像。重装騎兵ですが、主力は軽騎兵ではなかったのではないでしょうか。
軍隊の指令書の封印用の印鑑。
仏像。チベット仏教ならではの面白い形の像ですが、残念ながら小型のものばかりでした。おそらく社会主義時代の弾圧に対し、隠されて破壊を免れたものでしょう。
お経。
ゲルの展示。
モンゴル皇帝夫妻の衣装。
そう大きくない彫刻ですが、社会主義時代の弾圧の光景が描かれています。
暴力的に拘束される人々。
射殺。
逃げる僧侶を射殺。後の廃墟は壊されたお寺でしょうか。
社会主義を配したモンゴル国発足の調印式の写真。
展示品は多いのですが、目についたものを載せました。
バスに戻って、モンゴル民族舞踊の見学に向かいましたが、その途中で見た看板。
お菓子の広告ですが、商品名は「KANCHO」、すなわちカンチョーです。韓国ロッテの製品ですが、日本では絶対に売れない商品名ですね。
なお、子供がやる両手のひと刺し指で尻をつっつく「カンチョー」の悪戯は、日本独特のものと、漫画・アニメ「ナルト」の海外での人気の高まりによって、海外で認識されているようです。しかし、韓国にも同じ悪戯があり、トンチム(うんち針という意味)と呼ばれているようです。今の日本の子供が行うのかどうか知りませんが、現在の普及度に関しては、銅像や裁判沙汰もあったりして韓国の方が断トツに一般的になっているようです。なにごとも起源好きな韓国人なら、「カンチョー」のいたずらも韓国起源というかもしれませんが、桜と違って許してあげましょう。
海外トリヴィアとして、「スフィンクスはケンタッキー・フライドチキンを眺めている」と並んで、「韓国ではカンチョーというお菓子がある」を覚えましょう。