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さすらいの風景 キリグア遺跡 その1

4日目は、ホンジュラスからグアテマラに再入国してフローレスに移動しますが、その途中キリグア遺跡を見学しました。

モタグア川に沿ってのドライブが続きました。

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幹線道路から外れてキリグア遺跡の道に入ると、バナナ農園の中を道が続くようになりました。

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バナナが索道に吊るされて運ばれていました。見たことのない、大規模な収穫風景です。

1910年、ユナイテッド・フルーツ(現チキータ・ブランド)がキリグア周辺の土地を買い取り、遺跡の周囲はすべてバナナ農園となっています。

ユナイテッド・フルーツ社は、バナナやパイナップルなどの果物取引をコントロールし、既得権益を守るためにCIAと組んで政権転覆を行ったりしました。ユナイテッド・フルーツ社を代表とする巨大企業、ひいてはそのバックにいるアメリカ合衆国の言いなりになる従属国化は、、グアテマラやホンジュラスなどの中南米の小国に対して「バナナ共和国」という侮蔑的な色合いが濃い呼び方を生みだしました。

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キリグア遺跡に入場して、まず付属の博物館を見学しました。

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小さな博物館ですが、ここでキリグア遺跡の概要の説明を聞きました。

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キリグア遺跡の模型。

左手の長方形の広場にある幾つものステラ(石碑と獣形祭壇が主な見学対象になります。右手には、建物が並ぶアクロポリスが広がっています。

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キリグア遺跡が広く知られるようになったのは、ジョン・ロイド・スティーヴンズとフレデリック・キャザウッドが1840年に古代マヤ遺跡を探検して、「中央アメリカ、チャパス、ユカタンの旅での出来事」を出版して、これがベストセラーになったことによります。この本で、キャザーウッドは、画像を紙の上に投影するカメラ・ルシダを使用して、こみいったマヤの遺物を正確にトレースし、銅版による挿絵を載せました。

あいにくとスペイン語の説明で読めませんが、スティーヴンズの顔写真が載っています。

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遺跡の昔の写真。バナナ農園の中に石碑が立っています。

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石碑Dのトレース図。非常にこみいった彫刻です。この後で、実際の石碑を見学することになります。

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館内には、数は少ないですが、遺跡の出土品も展示されていました。

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二人の人物が向かい合って、何やら語り合っています。

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アクロポリスで発掘された球戯場のマーカー。

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652年の 11カトゥンを祝った祭壇。

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マヤ文字の断片でしょうか。

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土器類も展示されていました。

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