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さすらいの風景 王家の谷 その3

太陽も昇って、王家の谷も輝き始めました。

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ツタンカーメンの墓の入口。このツタンカーメンの墓は、ラメセス6世の墓の脇の空き地で、人夫小屋も建てられたため、盲点になって発見が遅れたようです。

ツタンカーメンの墓の中は撮影禁止だったので、先回の旅行記の他の本からまとめをどうぞ。先回はこの墓の入口の写真も撮れなかったので、再訪の価値はあったことになります。
ツタンカーメンの墓

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続いて、ラメセス3世の墓を見学しました。ラメセス3世は、エジプト新王国・第20王朝の2代目のファラオ(在位B.C.1186年からB.C.1155年)で、地中海方面に生じた「海の民」やリビュア人といった外敵の侵攻を撃退し、古代エジプトで大きな権威を持った最後のファラオと言われます。

ラメセス3世は、65歳の時に、妻の1人であるティイとその息子のペンタウアーによって暗殺されてしまいました。ただ、暗殺には成功したものの、関係者は全て処刑されてしまい、王位は、ラメセス3世が後継者としていたラメセス4世が引き継ぎました。

入り口の上には、イシス女神とネフティス女神、その間に太陽円盤が描かれています。太陽円盤の中のは、スカラベの姿をしたヘペルと雄羊頭の神が描かれています。

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脇の壁には牛の頭のレリーフ。

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入口を入ったすぐ脇の壁には、保護の印に翼を広げたマアート女神。

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長い通路が続いています。

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ホルス神に挨拶するファラオ。

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通路の途中には、片側4つ、合計8の小部屋が設けられており、興味深い壁画が見られます。

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甕や壺。

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エジプトの町を擬人化した神が供物を載せた小卓を運んでいます。上には、神が現している街の名前が記されています。

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ラメセス3世の墓は古くからその存在が知られていましたが、初めて探索が行われたのは、1768年にスコットランドのジェームズ・ブルースによものでした。ブルースは、この竪琴の壁画から、「竪琴弾きの墓」と呼びました。

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通路脇には、様々な神にファラオが灯明を捧げる場面が描かれているようです。

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ミイラ風に白い衣をまとっているのはプタハ神。

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ラーの船。

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列柱の間に出ました。

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各列柱に描かれた壁画は見事です。

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通路から列柱の間に入れないのは残念。

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階段上の壁画。

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階段を下る途中から見ると、右奥には付属室が見えていました。

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残念ながら階段を下りた先で通行止めになっており、この先の埋葬室までは行けませんでした。

なお、ラメセス3世の石棺は、本体はフランス王に売られてルーブル美術館、蓋はイギリス・ケンブリッジのフィッツウィリアム美術館へと持ち去られています。

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壁画を眺めながら引き返しました。

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ファラオの墓の中は自由見学のため、壁画の詳細まで理解できなかったのは残念です。ただ、前回より空いていて、時間が限られていたといっても、壁画をじっくりと見ることができました。

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