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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 アウランガーバード石窟寺院 その1

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5日目は、オーランガバード石窟寺院とビービー・カ・マクバラを見学した後に、ボーパールへ移動することになりました。三泊したラマインターナショナルともお別れです。



インドならではの服装をしたドアマンが見送ってくれました。



街中を抜けてビービー・カ・マクバラの前に出ましたが、そのまま通過してオーランガバード石窟寺院に向かいました。



丘の上に岩壁が見えてきましたが、そこにオーランガバード石窟寺院があります。



バスを降りると、遊歩道の先に石窟群が見えてきました。



他に見学者はいない静かな石窟でした。



第7窟を見学しました。これは6世紀中期~7世紀に造られた後期ヴィハーラ窟(僧院窟)です。時代的には、アジャンタ石窟群の後、エローラ石窟の仏教寺院群初期と同時期に造られました。



入口の左脇には、7世紀に造られた八難救済の場面を伴った観音菩薩立像が飾られています。



菩薩の左右に八難の場面が飾られていますが、左上は火の難を現しています。火の災難にあった人を助けに菩薩が駆けつけてきています。



以下、左下に続いて剣。



枷鎖(かさ 罪人の刑具)。



難船。



右上から獅子。



毒蛇。



象。



悪鬼。



入口の右手には金剛手菩薩。



肉感的な姿の像に目が引き付けられます。







本尊。



仏陀倚坐像。



本尊の収められた堂は狭いですが、その壁一面に彫刻が施されていました。ただ照明は無く真っ暗なので、目で確かめるにも懐中電灯の光が必要でした。写真もストロボを使っていrため、立体感が無い写真になってしまっています。



ターラー(多羅菩薩)と脇侍。



同じくターラー(多羅菩薩)と脇侍。



インドにおける仏教は、その末期にヒンドゥー教を取り入れた密教化が進みます。この遺跡の性的エネルギーに満ちた像がインド密教によるものといって良いかは判りませんが、ヒンドゥー教の影響を受けていることは確かです。







奏楽舞踊像。



中央の像。



柱の装飾。

アウランガーバード石窟寺院はほとんど知られていませんが、その彫刻は見ごたえがあります。

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