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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 マルボルク城 その4

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上の城のチャプターハウスの見学を終えて廊下に出ました。



廊下の窓からは、塔を眺めることができました。ドイツ語でベルクフリート、英語でキープ、フランス語でドンジョンと呼ばれる城壁の内側に高くそびえる防備堅固な主塔です。見張り塔や高所からの射撃の役割もありますが、攻城側が外側の施設を占拠したとき、城の住人に最終的な避難所を提供することが本来の目的です。この塔のことを天守閣と訳すこともありますが、天守閣は城主の権威を誇示するための象徴性を示すためのもので、目的が違っています。



廊下に悪魔の像が置かれていますが、これはトイレの場所を示しています。



独立した塔へ渡り廊下を進みます。



トイレは、独立した塔に設けてありました。



再現されていたトイレ。昔から洋式トイレだったのですね。



もう一つのトイレ。こちらには、キャベツの葉が置いてありました。トイレットペーパーの代わりのようです。

独立した塔にトイレを設けたのは臭気を避けるためだったようです。中世ヨーロッパでは、オマルの糞尿を窓から投げ捨てることが普通に行われていたことを考えると、ドイツ騎士団の衛生観念は非常に高かったといえます。



再び廊下の移動。部屋数も多く、どこに向かっているのか判らない状態です。



窓から中庭の井戸を見下ろすことができました。



聖母マリア教会に入室しました。



聖母マリア教会は高い天井を持っていました。

聖母マリア教会は、長らく修復工事中で、見学できるようになったのはつい最近になってからのようです。



主祭壇。質素な造りです。



中心にいるのが聖母マリアでしょう。



聖堂の後部を眺めたもの。



一段高くなっているのは、説教壇でしょうか。



壁に飾られていた十字架。



最後の晩餐の絵。



床には、タイル模様が残されていました。



脇の小部屋の床のタイル模様。



レンガの壁の上にレリーフが載せられていました。



壁を見るとレンガ造りでない部分も多いことから、第二次大戦時の破壊が大きかったことがうかがわれます。



中庭に戻ると、ドイツ騎士団の衣装を着た人がいました。



黒い十字はドイツ騎士団の紋章です。ハンマーで叩いて貨幣を造る実演を行っていました。



ドイツ騎士団で使われていたというコインを記念品として売っていました。



撮影のお礼として、コインを買いました。

このコインで日当が支払われて、ビールの飲み代等になっていたようです。



マルボルク城は、見学場所も多いため、もう少し時間をとってじっくり見たかったと思いました。



城の脇を列車が通過していきました。過去と現代が交差しました。

この後は、トルンに向かいました。

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