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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 ビシュケク その1

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昼食を終え、ビシュケクの市内観光として、まず国立歴史博物館を訪れました。

キルギスの首都のビシュケクの中心地になっているアラ・トー広場の奥に国立歴史博物館はあります。

アラ・トー広場の見学は後回しにして、まず国立歴史博物館に入場しました。



国立歴史博物館の脇には、キルギスの各地で見られる石人が展示されていました。



石人は、翌日に訪問するブラナの塔周辺に集められたものが見られるので、詳しい説明はそちらにて。



国立歴史博物館の館内の撮影は有料でしたが、当然撮影しました。



正面階段の踊り場には、労働者の団結といった風なソ連時代を思わせる像が置かれていました。



二階部分は、ソ連時代の展示が行われていました。

ソ連時代からキルギスタン共和国の誕生までの歴史を振り返ってみましょう。

コーカンド・ハン国は、カザフスタン、キルギス、タジキスタンの一部を支配していましたが、1876年にロシア帝国に併合されました。1922年にソビエト連邦が成立すると、トルキスタン自治ソビエト社会主義共和国の一地域となりました。1924年に中央アジアに位置する共和国の国境が整理されると、ソビエト連邦内のカラ=キルギス自治州となり、後にソビエト連邦を構成するキルギス・ソビエト社会主義共和国となりました。1991年8月31日 にクーデターにより独立を果たし、キルギスタン共和国(1993年にキルギス共和国に改称)が誕生しました。

独立後、「チューリップ革命」や「2010年キルギス騒乱」と呼ばれる政変が起こっていますが、現在は安定しているいるようです。



マルクス(左)とエンゲルス(右)像。



中央に立っている髭の人物がマルクスだとすると、階級闘争を象徴して現しているのでしょうか。でも、マルクスは、大砲には縁が無かったと思いますが。



資料展示コーナーの壁に、なぜかカタカナで「レーニン」と書いてありました。



労働風景。



人民団結のための合唱風景。歌によって団結と政治スローガンをアピールするというのが、共産主義者の昔からの常套手段ですね。



レーニンの演説風景。



レーニン像よりも、天井画のほうに目がいってしまいます。



戦艦ポチョムキンの反乱。



十月革命。

ロシアの首都ペトログラード(現サンクトペテルブルク)の冬宮(現エルミタージュ美術館)へボリシェヴィキが突入し臨時政府のメンバーを逮捕した十月革命が描かれていると思います。

ソ連崩壊後、共産革命関連の像は、廃棄されて他では見られなくなっています。ただ、歴史的価値が増すには、もう少し時間が必要な気がします。

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