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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 ルアンパバーン その4

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朝の散歩の最後にワット・マノーロムにやってきました。



この寺院は、前日の早朝に托鉢風景を見学するために訪れていましたが、明るくなったところでのあらためての見学です。



境内には、僧侶が托鉢から戻ってきていました。



入り口脇の大木の下には、仏像が置かれていました。自然を崇拝するアミニズムの影響があるようです。



本堂の手前には、仏塔が置かれています。



ガイドブックによれば、ビエンチャンのタート・ルアンを模したものと書かれていますが、あまり似ていませんね。

階段でネコが寝ていましたが、この寺院では沢山のネコに出会いました。ラオスのネコについては別項目にて。



仏塔の脇にある小さな小屋は、懺悔小屋とのこと。質素なものや豪華なものがありますが、これは寄進者の財力の違いによるものでしょう。



本堂は、大きなファザードを持っています。



ワット・マノーロムは、サームセンタイ王(1373~1416年)の遺灰をおさめるため、息子のファーグム王が建立したと伝えられています。



扉には、精緻なレリーフが施されています。



また壁には、一面に仏教説話が描かれていました。



ラオスの寺院では、仏教説話の絵が良く見られますが、これは識字率の問題とも関わっているのかもしれません。インドシナ半島の後発開発途上国の識字率としては、ミャンマー92%、カンボジア76.3%、ラオス68.7%というデーターがあります。



本堂の周りには回廊が設けられています。



回廊の壁の一面に仏教説話が描かれていました。





扉にはレリーフが飾られていました。





反対側の回廊も同じように飾られていました。





本堂へ上がる階段には動物の像が飾られていました。



何だか判らない像ですが、獅子ということになるのでしょうね。



軒下にも飾りが並んでいました。



守護神なのでしょうね。ヒンドゥー神話の聖鳥キンナラのようにも見えますが、ナーガとは敵対関係にあるので可能性は少ないように思います。



他の建物の基部には、ナーガ像が置かれていました。

午後になってからツアーで見学する寺院に比べると、朝方に見た寺院は規模は小さいですが、訪れた寺院の数が増えたことで、ラオスの寺院の特徴が見えてきた感じがしました。

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