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さすらいの風景 タム・クンラーン洞窟

この日は、バンビエンを出発してルアンパバーンを目指しますが、その途中でタム・クンラーン洞窟を見学することになります。

ビエンチャンからルアンパバーンに続く国道13号線の交通の要所になるカーシーの街から新しくできた道路に進み、カーシーの北20kmのところにタム・クンラーン洞窟があります。

この洞窟は、以前から知られていましたが、この新しい道路の開通によって観光客が訪れることができるようになり、昨年になって観光施設として解放されるようになったということです。

村から洞窟へ通じる道の入り口には、タム・クンラーン洞窟の案内板が置かれていました。

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洞窟に通じる道はダートで、雨季のためにバスが入れるか判らないとのことで、入り口から歩くことになりました。案内板には2kmとあるので、暑い中、往復4kmは大変だなと覚悟して歩き出しました。

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村では高床式の建物を見ることができました。

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ひと汗かいてタム・クンラーン洞窟の入り口に到着しました。

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ジャングルの中を進むと、洞窟の入り口に続く階段が現れました。

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階段脇の木に小さな蛇が居ました。これくらいなら可愛いですが、もっと大きくなるなら怖いですね。

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観光客が訪れることが事前に知らされているのか、街から離れているにもかかわらずどこからともなく子供たちが現れました。

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階段は長く続き、一気に上がるのは山登り並みの体力が必要になりました。

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ひと汗かいて山の中腹にある洞窟入り口に到着しました。

タム・クンラーン洞窟は、ラオス人なら誰でも知っている「クンラーンの悲恋」の舞台として有名なようです。

「ラオス観光公式ガイド」によれば、次のような物語が紹介されています。
その昔、子供の時からのいいなづけ同士だった若い二人が恋を成就させようとした。ところが、この地の郷主がその娘の母親に持参金を積んで説得し、強引に結婚話を進めた。若い娘はこれを拒んで自らの命を絶ち、それを追って若者も死を選んだ。タム・クンラーン洞窟は、その郷主が村人の非難を避けて、身を隠したところとされている。

洞窟の入り口には、祭壇のようなものが設けてありました。

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息も絶え絶えになって登って来る者を待ち、揃ったところで洞窟の中に進みました。

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洞窟の中は暗いのでライトが必要とのことで、用意はしてきていたのですが、洞窟の中に灯りはともっていませんでした。中国やベトナムで見た極彩色に照明された鍾乳洞のことが頭にあって、油断がありました。そうと知っていたら、光量の大きなライトに外付けのフラッシュを用意していたところです。しかたがないので、ペンライトで照らした所にピントを合わせて、カメラ付属のフラッシュで撮影することになってしまいました。そのため、撮影できたのは近い所のものだけになったのは残念なことです。

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歩道脇は、触ると折れそうな細い石柱も立っていました。

観光客がほとんど入っていないため、保存状態の良い鍾乳石が広がっていました。

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タム・クンラーン洞窟は、長さ250m、四階層に分かれており、途中には大きなホールもありました。

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手元のライトの灯りだけで歩いていく鍾乳洞というのも、洞窟探検といった気分が味わえました。ただ、水で濡れて足元が滑りやすく、下り坂の際には慎重な足さばきが必要でした。実際に、足元が定まらないで滑ってしまい、子供たちに支えてもらう者も出てきました。観光客もまだ少ないことから村人はまだすれておらず、帰り際にお礼のチップを子供がもらうと、親の方が喜んでいました。

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巨大な石筍が並んでいました。

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カーテン状の鍾乳石。

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鍾乳洞の中には、小さな池もできていました。

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この鍾乳洞では、細い鍾乳石の集合体が目立ちました。

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先端が真っ白な鍾乳石。タム・クンラーン洞窟は、地層の成分の影響のせいか、赤みを帯びた鍾乳石が多いので、この真っ白な鍾乳石は目立ちました。

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灯りの無い鍾乳洞は、それなりの楽しさがあったものの、大きなホールの天井を良く眺めることができなかったのは少し残念でした。

この先、タム・クンラーン洞窟が極彩色に照明されるような観光地化が進められないことを祈ります。

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洞窟からの下りは、階段の途中から別な道に進み、沢の脇に降り立ちました。

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沢沿いの道を歩いて入り口を目指しました。

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ジャングルいは、日本では見られないような根が板状に盛り上がった木が見られました。

再び2kmを歩く覚悟をしていたのですが、なんとかバスが入ることのできる路面状態と連絡ができ、入り口近くの駐車場でバスが待っていました。

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カーシーに戻り、ルアンパバーンを目指しました。カーシーから先は山岳地帯に入りましたが、石灰岩地帯のためか、鋭い山頂を持った岩山が並んでいました。

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途中の峠で昼食になりました。ルアンパバーンへのバス移動中の観光バスはここで昼食をとることになるようです。

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レストラン前のテラスからは展望が広がっているのですが、靄って遠景は霞んでいました。

昼食後は、峠を下って村に出たと思うとまた峠に向かって登るということを繰り返すドライブが続きました。ゴールの見えない山岳ドライブが続き、バスの中は睡魔に覆われていました。

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途中の村でトイレ休憩。

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道路脇に干してある唐辛子の鮮やかな色が眠気を覚ましてくれました。

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通りを眺めていると、日本の車が通りました。ローマ字で書かれていますが、「遠藤運輸」の車であったようです。ネットで調べると、福島市の運送会社のようです。ミャンマーでも多く見かけましたが、ラオスでも日本の中古車は頑張って働いていました。

暗くなってからようやくルアンパバーンに到着しました。ビエンチャンからルアンパバーンへは、長いバス移動でしたが、通常の飛行機による移動では味わえない風景を楽しむことができました。

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