Quantcast
Channel: さすらい人の独り言
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1130

さすらいの風景 カーシャーン その3

$
0
0
アッパース1世が造ったフィーン庭園の離宮部分を見学しました。



正面建物の裏手にあるドーム状の東屋です。



修復工事の足場が組まれていましたが、見学には支障はありませんでした。



ドーム状の天井には美しい装飾が施されていました。



時代が新しいためか、洗練された感じがします。





花と鳥が描かれるペルシャ芸術は、具象的な絵を避けるイスラム美術とは違っています。





人物画も修復中ですが描かれています。







大きめの池があり、その底には穴が開いており、水が湧き出ていました。この庭園の水は、丘の上にある貯水池から引かれています。



庭園の正面にある建物に入りました。



建物の中から入り口方面を見たところ。



脇に向かっても水路が設けられていました。



この建物の天井の飾りは簡素なものでした。



改めて、正面から離宮を眺めました。





入り口の門に向かう水路。



12月にもかかわらずバラが咲いていました。

イランというとイスラムの規範が厳しい国というイメージがありますが、ペルシャ芸術は、その枠を超えて自由で、日本の花鳥風月の美意識に通ずるものがありました。

これでイランの見学を終えて、テヘランに向かい、夜の飛行機で帰国の途につくことになりました。カシャーンを出発すると、小雨混じりの風が強くなりました。イランの観光中は晴天が続いていたので、天気の崩れが観光が終わったあとでラッキーと思ったのですが、これがひと波瀾の原因になるとは、この時は思いませんでした。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1130

Trending Articles