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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 タンガイル

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ダッカからボグラに向こう途中、タンガイル村に立ち寄りました。

まずは、タンガイル村に拠点を置くNGO「UBINIG」の種子保存バンクを訪れました。



バングラディシュは、近年国際支援の試験場と呼ばれるようになっています。収穫増加のための外来種が導入されましたが、これらは化学肥料が必要なため、健康被害が蔓延し、無農薬・固有種による伝統的農業が見直されはじめてきました。

ここでは約2500種の稲や野菜の固有種の種を保管し、「新しい農業運動」を提唱し、実践しています。種籾を無償で提供する代わりに、収穫後にプラスαの量を返却するという制度になっています。



伝統的な農業作業を行っていました。



バングラディシュの人は日常でも伝統的衣装を着ているので、絵になります。





またタンガイルは、手織りの「タンガイル織り」で有名です。タンガイル地方北部に広がるトゥプール台地は綿花の栽培に適しており、古くからサリーの産地でした。



織機の模様を描くための木製パンチカードを作っていました。





暑いため、上半身裸の男性が織っていました。

村に小型の織機を設置し、織機を増設したい家庭には無利子で資金を貸すなどの経済的自立の支援も行われています。



織機の上に木製パンチカードが見えています。



伝統衣装を着た老婦人。



製品を見せてくれました。



背後が透けて見えるほど薄いものも。





村のゲストハウスで昼食。



村人。



ボクラに向かって出発。

護衛の警官ですが、バングラディシュでは延ばした顎鬚を赤からオレンジ色に染めるのが流行っているようです。



川には魚の網が設置されていました。



通りがかった街。三輪タクシーで混雑していました。



ジョムナ川に架かるジョムナ橋を渡りました。

バングラディシュでジョムナ川と呼ばれる大河は、チベットに発してインドを通過し、バングラデシュでガンジス川と合流してベンガル湾へ注いでいます。チベットではヤルンツァンポ川、インドではブラマプトラ川と呼ばれています。



ジョムナ橋は、全長4.8kmで車両用の一般道と鉄道用のレールを併設しています。1978年のJICAの調査から始まり、日本政府やアジア開銀などの支援を受け、1998年6月に開通しました。それまでは、不定期で何時間もかかるフェリーで渡るしかなかったものが、この橋のおかげで一気に交通量が増え、この地域の経済は加速的に改善しました。




バングラデシュの100tk札に描かれてます 。



列車も通りがかりました。



中州では定置網が設けられていました。



川岸を歩く女性。





車窓からは、度々レンガ工場を見ることができました。バングラディシュでは石材が採れないので、レンガが主な建材になっています。





稲田が広がっていました。





の市場。

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