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さすらいの風景 パトゥカル寺院

ジャティルウィでの棚田見学と昼食の後は、パトゥカル寺院に向かいました。ジャティルウィまでの道も細かったのですが、この先はでこぼこの悪路が続くようになりました。大型バスは無理で、中型バスでないと走れない状態でした。

パトゥカル寺院は、バリ島第二の高峰であるパトゥカル山 2276m)の中腹の標高650m地点にあります。

バリ島6大寺院の一つとのことですが、山中にあって、静かな佇まいでした。

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ここでもクルクルと呼ばれる木製の鐘を収めた鐘楼が置かれていました。

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守護神ラクササの石像も苔が付いて、周囲の風景に融け込んでいました。

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神様の像も苔に覆われていました。寺院の周囲は鬱蒼としたした森が広がっており、石像も森に取り込まれつつあるように見えます。

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パトゥカル寺院では、見学のためには腰布(サロン)を付ける必要がありますが、入口の係りの人が巻いてくれました。

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参道を進むと、内陣が見えてきました。

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内陣にまっすぐには向かわず、右折して、池に向かいました。

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池の中には、島が浮かんでいました。

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池の脇には、聖水とされる湧き水が流れ出ていました。

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バリ・ヒンドゥー教では、湧き水を聖水として敬う習慣があります。

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内陣に向かいました。

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守護神ラクササの石像。

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参拝所。

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ユーモラスな表情の石像も置かれていました。

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パトゥカル寺院は、タバナン王朝の国寺として建てられ、境内には6基のメルが並んでいます。

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なお、進入禁止マークの先には、信者しか入ってはいけません。ただ、内陣は狭いので、観察や写真撮影には、進入禁止マークの外側からで充分です。

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メルの脇にネコが歩いているのかと思いましたが、良く見ると石像でした。

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アップしてみると、宮崎駿のアニメ「となりのトトロ」に出てくるネコバスそっくりの顔をしていました。

実際のところ、何の像で、目的は何なのでしょうね。

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内陣の入口の割れ門を振り返ってからバスに戻りました。

さすらいの風景 ケチャ その1

パトゥカル寺院からウブドに戻ってきて夕食をとった後は、ケチャの見学になりました。

ウブドでは、レゴンやバロンなどの様々な伝統舞踊が演じられていますが、その中でもケチャは特に見たいものでした。

ケチャとは、インドネシアのバリ島で行われる祖先の霊を招いて加護と助言を求める呪術的な儀式がもとになっていますが、現在では、「ラーマーヤナ」の物語を題材とする舞踏劇の様式で演じられています。上半身裸で腰布を巻いた数十人(百人を超えることもある)の男性の「チャ」の掛け声で物語が進んでいきます。なお、バリ島では「k」を発音しないため、現地ではチャと呼ばれています。

会場はウブド王宮近くのダレム・ウブド寺院で、KRAMA DESA UBUD KAJAによる公演を見学しました。

寺院の中庭が演技場で、割れ門の奥から演技者が登場します。

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配られた日本語の解説によれば、演目は「クンバカルナの死」ということでした。

中央のかがり火がともされ、まずは祈りが奉げられました。

会場の灯りはかがり火だけで暗いため、動きの早い場面や灯りの届かない場面の撮影には、ストロボを一部使いました。

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上半身裸で腰布を巻いた男性合唱団の登場。

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かがり火の周りに円陣を作って座り、チャッ、チャッという合唱が始まりました。

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体を揺らして歌いながら、次第にトランス状態に入っていきました。

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しばらく、合唱が続いた後に、ラーマーヤナの物語が始まりました。物語を再現していきましょう。

魔王ラーヴァナによって妻シータを攫われたラーマは、弟のラクシュマナと共に探索の旅にでました。

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右がラーマで、左がラクシュマナ。

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ラーマ一行は猿王になるスグリーヴァと出会って親交を深めます。スグリーヴァは各地の猿を召集し、全世界にシーターの捜索隊を派遣しました。

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風神の子であるハヌマーンは、捜索のために、海岸から跳躍してランカー島に渡りました。

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ケチャの音楽が、物語を盛り上げていきます。

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ランカー島に潜入したハヌマーン。

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一方、魔王ラーヴァナの王宮では、シータが悲嘆にくれていました。

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シータを戻すようにラーヴァナを説得したものの受け入られずに王宮から追放され、今はラーマと共にいるラーヴァナの弟のウィヒサナ王子の娘のトリジャタが、なにかと慰めていました。

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そこへ、ラーヴァナが、ラーマの偽首を持って登場。

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ラーマを諦めて、結婚するように迫ります。

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ラーマの死を信じたシータは、死のうと思います。

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トリジャタは、必死にシータを説得します。

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ラーヴァナの退場後、ハヌマーンが登場します。

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ラーマは生きており、猿の軍団を率いて、助けにやってくることを告げます。

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ランカー島での戦いが始まります。

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ラーマとラクシュマナが登場。

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弓の名手であるラーマは敵を倒しました。

物語は、佳境に入っていきます。

さすらいの風景 ケチャ その2

侵攻してくるラーマ一軍に対し、ラーヴァナの息子のメガナダ(別名インドラジット)が出陣してきます。

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メガナダが矢を放つと、矢はナーガに変わり、ラーマとラクシュマナに絡みついて身動きできなくさせてしまいます。

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ケチャの男性たちは、ラーマとラクシュマナの周りに仰向けになって横たわり、ナーガを現します。

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ナーガに束縛されて絶体絶命のピンチ。

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そこにガルーダが登場し、ナーガを殺して、二人を開放します。

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解放されたラーマとラクシュマナは、再び戦いを続けます。

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劣勢になったラーヴァナは、ブラフマー神の呪いによって眠りについている弟の猛将クンバカルナを目覚まさせて出陣させます。

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猿の王スグリーバ登場。

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クンバカルナとスグリーバの戦いが始まります。

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クンバカルナはスグリーヴァを打ち負かしてしまいます。

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ラーマとラクシュマナは、矢でクンバカルナの手足を撃ち抜きます。

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無残な姿になっても国のために戦おうとするクンバカルナの姿を見て、ラーマと行動を共にしていた弟のウィヒサナは、早くとどめをさすように頼みます。

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ラーマは、クンバカルナの勇気を称え、心を込めて矢を放って命を絶ち、祈りを捧げます。

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戦いの勝利を喜ぶラーマ一行。

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ラーマ物語の上演は、このクンバカルナの死まででしたが、この後にシータは解放されてラーマのもとに戻ることになります。

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最後に、サンヒャン・ジャランが上演されました。

舞台中央の焚火にヤシ油が注がれ、炎が高く上がりました。

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男性の踊り手が、ヤシや竹、木などを使って作られた馬(ジャラン)の形態をした人形をかついで登場。この人形には神が宿っています。

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ケチャの音楽に合わせて踊り手は意識が無いまま踊りつづけます。

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詠唱の文句によって、踊り手は火に魅せられる状態に陥り、焚火中に入って思い切り蹴り上げました。

最初は突然のできごとで、ャーターチャンスを逃し、身構えていた二度めにようやく写真に収めることができました。

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その後も、燠を集めて火力を高めた後に、何度か蹴り上げを行いました。このため、サンヒャン・ジャランは火渡りのサンヒャンとしても知られています。

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最前列にいたため、熱風も遅い掛かってきました。

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最後に踊り手をトランス状態から戻します。

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聖水をかけているようです。

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これにて、サンヒャン・ジャランも終了。

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ケチャの見学を終えて通りに出ると、夜にもかかわらず大勢の観光客で賑わっていました。王宮の角で迎えのバスを待ち、ホテルに戻りました。

昔から見たいと思っていたケチャでしたが、迫力のある詠唱に引き込まれ、念願がかないました。ただ、ケチャを見るには、ラーマヤナの粗筋を知っておかないと、粗筋が書かれた印刷物が渡されても、登場人物が誰でどのような場面か理解するのが難しいと思います。

さすらいの風景 ランブヤン寺院

第五日目は帰国日となり、午前中はランブヤン寺院見学、午後はウブドでの自由行動で、深夜の飛行機でインドネシアを離れることになります。

ルンブヤン寺院は、バリ島の東部にあり、2時間20分程の少し長いバス移動になりました。

道端の露店で野菜を売っていました。

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途中、海岸線を走りました。バリ島というと、海辺のリゾートの人気が高いですが、今回は海に接する機会が無かったのは残念でした。

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海岸線を離れて内陸部に進んでいきました。

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カーブを交えた急坂を登っていくと、ランブヤン寺院を構成する7つの寺院の一つのプナタラン・アグン寺院に到着しました。入口には、案内板が置かれていました。

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参拝のため、腰巻(サロン)を付けてもらいました。女性は、こちらの色柄のものの方が良いなどと注文を付けていました。

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階段をひと登りすると割れ門の下に出ました。

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階段を上ると広場に出ましたら、内陣へはもう一段階段を上る必要があります。

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このプナタラン・アグン寺院での代表的な風景は、振り返り見る割れ門で、それを通してアグン山を望むことができます。残念ながら山頂には雲がかかっていました。

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この写真では、かろうじてアグン山の山頂が現れています。

アグン山は、3031mの標高を持つバリ島の最高峰で、噴火を繰り返しており、1963~64年の噴火では、火砕流、溶岩が周囲の集落を破壊して死者は1600人に上りました。アグン山は「火の神が住む山」を意味しており、島の守護神がいる場所として古くから信仰の対象とされてきました。

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内陣に向かっては、三列の階段が設けられていますが、中央は神様用で、参拝者は両脇の階段を使うことになります。右側の階段を上がりました。

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階段脇には、石像が並んでいました。

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階段上から振り返ったところ。ランブヤン寺院は、セラヤの丘(ランプヤン山)の中腹に置かれていて、雄大な展望が広がっていることから「天空の寺院」とも呼ばれます。

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最上段の門は、割れ門にはなっていませんでした。

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門の上に置かれた飾り。魔除けでしょう。

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内陣は、そうれ程の広さはありませんでした。

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メルも置かれていました。白い布が張られた柵が置かれていますが、信者で無いものはその手前までということになります。

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ナーガの飾りも置かれており、ヒンドゥー教の影響が強く見られます。

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ランブヤン寺院の見学を終えて戻る途中、ティルタガンガで、棚田を見るために停車しました。

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ランブヤン寺院は往復の時間もかかり、ウブドに戻ったところで、ホテルのレストランで昼食をとることになりました。

さすらいの風景 ウブド その3

ランブヤン寺院から戻ってホテルで昼食をとり、午後は自由時間になりました。

自由時間をどのように過ごすのか迷うことになりました。「ウブド王宮と市場」にも気が魅かれましたが、「モンキー・フォレスト」を選びました。頑張れば両方見学することもできたのですが、暑さが厳しく、早めにホテルに戻ってアルマミュージアムを見学し、シャワーを浴びてひと休みしたいという気分になっていました。

ホテルから王宮に向かうシャトルバスに乗って、モンキー・フォレストで下ろしてもらいました。

モンキー・フォレストの入口の看板。

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モンキー・フォレストは、ウブドで一番賑やかなショッピング・ストリートの「モンキー・フォレスト通り」に面していますが、公園内はがらりと変わって鬱蒼とした森が広がっていました。

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さっそく猿が現れました。ここにいるのは、カニクイザルで、約250頭程いるようです。

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餌をもらって食べていました。女性の光るアクセサリーが取られることもあるようですが、観光客には慣れているようで、普通に写真を撮っているぶんには悪さはしませんでした。

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猿は、なかなか良い被写体になっていました。西洋人の方が、猿に夢中になっているようです。

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モンキー・フォレストの中を歩いていくと、プラ・ダレム・アグン寺院が現れました。

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入口は閉まっており、扉の隙間から中をのぞきました。

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寺院の周りには、面白い形の石像が置かれていました。

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寺院の周りに沢山の猿が遊んでいました。

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餌の芋が撒かれていました。

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石像の上に猿が座っていました。

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石像は怖い顔をしていますが、子猿は気にしていません。

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モンキー・フォレストの中には、野外劇場も設けられていました。

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渓谷沿いに遊歩道が設けられていました。

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渓谷に石橋が架けられていました。多くの気根を垂れ下げた巨木に目が引き付けられます。

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アニメの一場面のような風景です。

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橋のたもとにも寺院が置かれていました。

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聖水のようです。

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ナーガの形をした橋を渡って戻ります。

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石橋の上からは、歩いてきた遊歩道が良く見えました。

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猿の写真を撮りながら入口方向に戻っていきました。

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モンキー・フォレストは、猿が好きな人はもちろん、喧噪のウブドの街歩きで、ひと息入れるには良い場所です。

さすらいの風景 ウブドから成田

モンキー・フォレストの見学を終えてモンキー・フォレスト通りに出ると、土産物屋が並んでいました。

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のぞいてみましたが、いかにも観光客向けの国籍不明の土産物が並んでいて、買う気も起きませんでした。ルルブなどでは、王宮周辺の雑貨や衣類の店などが紹介されていますが、女性向きのようで、興味がわいてきません。

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仮面の店がありましたが、土産向きの物は無さそうです。

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余っていたインドネシアの貨幣ルピアを、最後の食事のビール代を残して使い果たすため、途中にあるスーパーマーケットで買い物をして、ホテルに戻りました。

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街歩きの最後に、気になっていた通りに置かれたお供え物の写真を撮りました。

このバリ島で見られるお供え物はチャナンと呼ばれ、椰子の葉で編まれた小さなお皿の中に、色とりどりの花が飾られています。

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バリの女性達は、朝に夕に、この供物を神々に捧げます。バリ・ヒンドゥー教の世界では、神々はいたるところに宿っていると信じられており、商売繁盛の願いや悪霊の悪さの防止などを祈って、門や道具など至るところにお供え物をします。

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店先の通りに美しいお供え物が置かれているのを目にしますが、その一方で、踏みつけられて無残な形になってしまっているものも良く見かけます。お供え物を踏んでしまったらバチが当たるというのが日本人の感覚なのですが、バリ島の人は、「神々に捧げることが目的で、お供えしてしまえばあとは用済み」と考えるようです。

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このようなチャナンを毎日幾つも作るというのは大変でしょうね。

ウブドでの見学もこれまでとして、ホテルに戻り、アルマミュージアムを簡単に見学し、シャワーを浴びてからスーパーで買ってきたビールを飲んでひと息入れ、帰国のための元気を取り戻しました。

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デンバサールで夕食をとった後に、グラライ国際空港に向かいました。グラライ国際空港は、2013年にオープンしたばかりの新しい空港です。

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ブランドショップの他に、インドネシアの土産物店もありましたが、規模はそう大きなものではありませんでした。

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ジャカルタでインドネシアに入国しジョグジャカルタを経由してバリ島にやってきましたが、帰路はバリ島から成田への直行便となるので助かります。

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再び、ガルーダインドネシア航空に乗ります。

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楽しみの一つである食事ですが、出発が0:55でそれから1時間ほど経ってから提供されるため、軽食が出されました。チキン入りのカレーパンのようなものでしたが、ビールのつまみとして美味しくいただきました。インドネシアで、お馴染みになったビンタン・ビールもこれが最後になりました。

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バリ島から東京へは、ほとんどが海上を飛行していきます。

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ひと眠りした後、ブラインドを上げて外を見ると、東の水平線が赤く染まっていました。夜間飛行でないと見られない光景です。

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寝ている場合ではないと、カメラを構えて、外を見続けました。

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赤からオレンジへと色も次第に変わっていき、空も青く見え始めてきました。

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いよいよ御来光。その後短時間で太陽の明るさは増し、逆光のため写真撮影はできなくなりました。

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到着2時間ほど前に二回目の食事。朝食ということでおかゆが出てきました。大した内容ではありませんが、食欲の無い早朝ということで、充分でした。

定刻に成田に到着し、昼食は家でということになりました。

今回のインドネシア旅行は、6日間と比較的短い日程のものでしたが、じっくりと遺跡や寺院を見学し、密度の濃いものでした。

さすらいの風景 インドネシアのネコ

世界ネコ歩き、インドネシア編です。

ジャワ島のロロジョングラン寺院脇の博物館にて。

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カメラに気づいて身構えました。

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バリ島のタマン・アユン寺院にて。

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ここには、沢山のネコがいました。

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縞模様の毛並みが石垣の模様に融け込んでいます。

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日陰でお昼寝。熱帯地方では、ネコでも日向は辛いようです。

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草の間に虫を探しているのかな。

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石垣の外を気にしながら歩いていました。

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石垣の穴にすっぽりはまって、尻尾が垂れ下がっています。

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タマン・アユン寺院の内陣は、ヒンドゥー教徒しか入れませんが、ネコにはそんなのはおかまいなし。

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タマン・アユン寺院の見学を終えて入口に戻ると、日陰に合わせてネコも場所を変えていました。

インドネシアの野良猫は、エサはもらえているようで、毛並みは整っていました。

さすらいの風景 インドネシアの食 その1

今回の旅行は、6日間という比較的短いものだったので、食事の回数も少なくなりました。

まずは、朝食をまとめて載せておきます。

ジョグジャカルタ・ハイアットリージェンシーホテルは、充実した食事内容でした。麺もオーダーすることができました。時間に余裕があれば、庭を眺めながらゆっくり食事をしていたかったところです。

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ボロブドゥール・マノハラでの朝食。ボロブドゥール遺跡でのサンライズ・ツアーを終えてからの食事になりました。

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ウブド・アルマ ミュージアム&スパでの朝食は、アメリカンスタイルやインドネシア料理に分かれたメニュー表を見て、オーダーしていくというものでした。アメリカンスタイルの中にある各項目を選んでいったら、えらいことになってしまいました。

なぜか最初にフルーツが出てきました。

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大変時間がかかりましたが、ようやく注文した料理が出てきました。クロワッサンのチーズとハムのサンドイッチ。

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パンにエッグとハム、ポテト。

ここらで、メニューには同じようなものが並んでいて、その中から数個を選べば良いということが判りました。普通だったら、前菜、スープ、メインディッシュという風に異なった料理が並んでいて、それぞれを選べば良いのですがね。

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オープンサンド。

そんなに食べられないということで、添乗員さんがまだ注文していないというので、食べてもらいました。

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デーニッシュペストリー。

あと一種類くらい注文したように思うのですが、忘れられたようなので、そのままにしておきました。

味は良いのですが、時間がかかるのと、注文内容が判らないのが難でした。

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ウブド・アルマ ミュージアム&スパでの二回目の朝食。前日の朝食で料理が出てくるまで時間がかかり過ぎたため、添乗員さんが、あらかじめ注文をまとめて伝えておきました。

今回も最初にフルーツが出てきました。

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サンドイッチとボイルドエッグ。日常的な食事としては、朝食はこれくらいの量で充分です。

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以下は、昼食と夕食を載せていきます。

第二日目の昼食。プランバナン寺院群近くのレストランにて、ビュッフェスタイルのインドネシア料理。

インドネシアの主食は米で、白米かチャーハンで出てきます。肉や野菜などの惣菜と一緒になったものをナシ・チャンプルといいます。ナシはご飯、チャンプルは混ぜるという意味。チャーハンだとナシ・ゴレン。焼きそばも、ミーゴレンといって一般的になっています。

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デザートに果物と甘いお菓子。四角で茶色のお菓子は、もち米を椰子砂糖で味付けしたワジッ。

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第二日目、ボロブドゥール遺跡・マノハラホテルにおける夕食。ビュッフェ・スタイルでした。

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第三日目、ジョグジャカルタのレストランでの昼食。

まずは、ポテトチップ。

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エビセンベイもインドネシアで良く食べられています。

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スープ。

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鳥の煮込み。イスラム教徒が多いため、鶏肉が一般的です。

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野菜の炒めもの。

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牛肉の煮込み。

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魚。

これらの料理をご飯の周りに持って、ナシ・ゴレンの完成。

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デザート。スイカ、マンゴー、ランプータン。マンゴーは季節的な関係か、あまり美味しくありませんでした。

さすらいの風景 インドネシアの食 その2

第三日目、バリ島に到着し、レストランでの夕食。

日本の焼き鳥に似た料理は、サテといい、インドネシアでの定番料理になっています。

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スープ。

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主食は焼きそば、ミーゴレン。

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多くの惣菜が出てきます。

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果物のデザートで終わり。

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第四日目、バリ島・ジャティルイの棚田脇のレストランでの昼食。ビュッフェスタイルの食事。暑くて、ビールが美味しく感じました。

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デザートにフルーツ。

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ブブール・インジンというココナツミルクで煮た黒米のお粥。ほんのり甘く、ミルクをかけた小豆のお汁粉のような味がしました。

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第四日目、ウブドでの夕食。カフェ・ワヤンというウブドでも有名なレストランでした。

まずはスープ。

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ナシ・チャンプル。見た目も豪華で、これが二人前です。ビールを追加注文して、腰を据えて食事を続けていたかったですが、この後はケチャを見学するため、料理を全部食べ切れませんでした。

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デザート。

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第四日目、アルマ ミュージアム&スパに戻っての昼食。

このレストランは、タイ料理のようでした。

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第四日目、デンパサール付近での夕食。

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海鮮料理がメインの店でした。

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添乗員さんから差し入れのイセエビ。

各ツアー会社では、参加者に対する接待費が添乗員に渡されていて、バスの中で配られるお菓子などに充てられます。この会社は、辺境ツアーが主なため特に予算が多いようで、今回はイセエビに代わったようです。

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熱い南国では、ビールは欠かせません。インドネシアを代表するビンタン・ビール。飛行機の中でも出されました。

オランダの植民地時代にハイネケンの製造工場で造り始められたのが起源です。ビンタンとはインドネシア語で「星」という意味です。

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缶入りビール。レモン味のライトビールも売っていました。

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バリ島の地ビールであるバリハイ・ビール。

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バリハイの缶ビール。

インドネシアはイスラム教の国ですが、ビールを普通に飲めるのは助かりました。

さすらいの風景 インドネシア土産

ツアーで迷惑なことに土産物屋への連れ込みがあります。ただ、今回利用した旅行会社は、そのようなことが無く、それはありがたいことなのですが、土産物を買うのが空港の売店だけになってしまいました。

インドネシア雑貨として有名な、ネコの置物。

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バティックのスカーフ。素材はシルク。

バティックとは、インドネシア特産のろうけつ染の布地です。特にジャワ産のものが有名なため、日本でも「ジャワ更紗」として知られています。インドネシアのバティックは、ユネスコの無形文化遺産に認定されています。

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ボロブドゥール遺跡のサンセット・ツアー及びサンライズ・ツアーでもらったハンドライトと布飾り。

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バスで立ち寄った店で買ったジョグジャカルタ名産のお菓子のパビア。日本の焼き菓子に似た味でした。

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スーパーに寄ってくれたので、土産には食べ物が多くなりました。

モンゴ・チョコ。カカオ100%のインドネシアにおける高級チョコレート。

インドネシアは、カカオ生産では世界第三位。ビターな味で美味しく、これはお勧め。板チョコは、インドネシア産としては安くはない300円ほどの値段ですが、カカオ100%とあっては、その価値があります。猛暑のインドネシアとあって、持ち帰るまでに融けてしまわないかと心配しましたが、成分のせいか、かなりの熱に耐えることのできるようです。

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Tim Tamのチョコレートビスケット。オーストラリアの会社のようですが、インドネシアでは現地生産されており、バリ島土産用パッケージのものもありました。ス^パーでも棚のいっかくを大きく占めていました。

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インドネシア風・チャーハンのもと。

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エイビセンのもと。

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ナッツ類。カシューナッツは、量も多くお勧めです。

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パイナップルのドライフルーツ。

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コピ・ルアク。ジャコウネコ・コーヒー。

入れ方は、コーヒー園の項で載せました。癖のないまろやかな味で普通に飲めますが、人にあげるお土産には不適。

(以上でインドネシア編は終了)

さすらいの風景 エディンバラ その1

エディンバラは、独立運動でなにかと話題になることの多いスコットランドの首都です。スコットランドは、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国を構成する4つの国のひとつで、1707年にグレートブリテン王国が成立するまでは独立したスコットランド王国でした。

エディンバラを訪れてからかなりの年月が経ちましたが、街の風景はそれほど変わらないことでしょう。

列車でエディンバラのウェーバリー駅に到着したら、まずは北側に広がる高台を訪れましょう。

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目の前に古色蒼然としたエディンバラの街並みが広がっています。

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ここからの眺めだけでもエディンバラの街に心が引き込まれるでしょう。

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駅裏の西側には、スコット・モニュメントがあります。

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高さ61mの塔の下には、スコットの像が置かれています。

1844年にウォルター・スコット卿の業績を称えて造られたものです。

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これは別の方向から見たスコット・モニュメント。

ウォルター・スコット卿は、スコットランドが生んだ詩人・作家で、スコットランドの美しさと誇りを世界に伝えました。「湖上の麗人」や「アイヴァンホー」といった歴史小説が知られています。

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スコット・モニュメントの基部付近からも展望が広がっています。

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エディンバラ城も見えています。せっかくなので、塔に上がりましょう。

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塔の上からは高度感のある眺めが広がっていました。これは、ウェーバリー駅方面の眺め。

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エディンバラ城を良く眺めることができます。手前にある茶色の建物は、スコットランド国立美術館。

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スコットランド国立美術館脇から見たスコット・モニュメント。

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ウェーバリー駅の北西部には、海抜110mのカールトン・ヒルがあります。

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丘の上には、ネルソンモニュメントが立っています。1805年のトラファルガー海戦での勝利を記念して、1815年に建てられた記念碑です。、

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ダグラス・スチュアート記念碑とエディンバラ市街地の眺め。

エディンバラを代表する眺めになっており、ここからの風景写真をガイドブックや旅行記で良く見かけます。

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ダグラス・スチュアート記念碑は、18世紀から19世紀にかけて生きたスコットランド人哲学者です。

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アテネの神殿のように円柱が並んだ建物は、ナポレオン戦争に勝利した記念として1822年に作り始めたナショナル・モニュメントです。予算が無くて、工事は中断して未完成になりました。

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ホリルードハウス宮殿を見下ろすことができました。

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フォース湾の眺めも広がっています。

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アーサーズ・シート(アーサー王の玉座)と呼ばれる標高251メートルの丘が向かい合っています。

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高さ27メートルのオベリスクの形をした記念碑は、政治殉教者記念碑で、墓地オールド・カルトン・ベリアル・グラウンドに立てられています。

カールトン・ヒルには、数多くの記念碑が並んでいました。

さすらいの風景 エディンバラ その2

エディンバラの一番の見どころは、エディンバラ城です。カッスル・ロックと呼ばれる標高130mの岩山の上に建てられた古城です。7世紀以前に砦が築かれており、7世紀にサクソン人のエドウィンが初めて本格的な城を築きました。エディンバラという名前は、このエドウィンに由来するという説もあります。

エスプラナード広場から入場します。

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入口には衛兵が立っています。

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門の両脇には、イングランドと戦ったスコットランドの英雄ロバート・ブルース1世とウィリアム・ウォレスの像が飾られています。

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向かって右がウォレス像。

ウィリアム・ウォレスは、映画「ブレイブ・ハート」の主人公としてお馴染みですね。1929年にロバート・ブルース1世没後600年を記念して飾られたもののようですが、二人ともエディンバラ城は訪れたことはないようです。また、スターリングの項で取り上げたように、ブルースは、亡きウォレスの遺志を継いでイングランドと戦ってスコットランド独立を果たしましたが、ウィリアム・ウォレスの方が人気が高いようです。

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坂を登っていくと「落とし格子門」が現れます。メアリー女王のイングランドに亡命後の1573年の内乱で1年以上も籠城した際に、守りを固めるため築かれました。

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「落とし格子門」を振り返ったところ。右見える急な階段は、70段あり、「ラング階段」と呼ばれています。中世では、この階段が頂上に続く主な登り口でした。

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門をくぐった先はアーガイル砲台です。

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砲台からは新市街地の眺めが広がっています。中央に立つのは、スコットモニュメント。谷間にはウェイバリー駅があり、手前の茶色の建物は、スコットランド国立美術館。

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奥には、1746年頃に造られた荷車置き場で、奥には病院が見えています。

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エディンバラ城の名物のひとつのワン・オクロック・ガン。

午後の1時ちょうどに空砲を撃ち、エディンバラの人々に時刻を知らせます。日曜日を除き、約150年にわたって毎日撃ちつづけられきました。エディンバラの港の船乗りたちに正確な時刻を知らせるために始まりました。

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城の中心部へと上がっていきます。

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捕虜収容所の脇を抜けていきました。

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スコットランド国立戦争記念館が見えてきました。

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スコットランド国立戦争記念館は、第一次大戦などの兵士の霊が祀られていますが、中世には教会で、1540年には兵器庫になっていました。

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ロイヤル・パレス 。ロイヤルパレスやスコットランド国立戦争記念館があるクラウンスクエアは、日本の城でいうところの本丸で中心地になります。

15世紀後半から王はホリールード宮殿を住居としていましたが、1566年4月にスコットランド女王メアリーはこのロイヤル・パレスに居を移し、6月19日、後にスコットランド王ジェームス6世兼イングランド王ジェームス1世となるジェームス王子を出産しました。

スコットランド女王メアリーの生涯は、修正のライバルのエリザベス1世とからんで、興味が尽きません。

中央に立つデイヴィッズ・タワーは1376年に時のスコットランド王デイヴィッド2世の委任により建設されました。16世紀のスコットランド女王メアリーが貴族たちからの大規模な反乱を引き起こした際に銃撃と砲撃により、デイヴィッズ・タワーは一度崩壊してしまいますが、その後再建されました。

このロイヤルパレス内のクラウンルームには、オナーズ・オブ・スコットランド(王冠)と運命の石が展示されています。

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エディンバラ城には多くの建物があり、全部を見きれないほどでした。

さすらいの風景 エディンバラ その3

エディンバラ城の入口のエスプラナード広場からは、東に向かってロイヤル・マイルが延びており、その突き当りにホリールード宮殿があります。ロイヤル・マイルは、観光客が必ず歩かなければならない通りです。

ロイヤル・マイルは、19世紀に新市街地ができるまでエディンバラの中心地となっていました。通り沿いには歴史を感じさせる建物が並んでいます。

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セント・ジャイルズ大聖堂。ゴシック様式の建物で、エディンバラ一の格式を持つ教会。16世紀の宗教改革時代に代表的なカルビン主義者のジョン・ノックスがここで説教を行っています。

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石畳の坂道を緩やかに下っていきます。

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歴史を感じさせる時計。

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ホリールード宮殿の入口に到着しました。

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やけに静かだと思ったら閉館中でした。エリザベス2世や王室メンバーが滞在する際には見学できません。

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柵の隙間から中をのぞきました。

ホリールード宮殿は、1128年にデイヴィッド1世によって建てられた寺院が前身です。15世紀から、スコットランド国王夫妻の住居として使われてきて、現在、宮殿はエリザベス2世の夏季の滞在地として使用されています。

結局、二回目の訪問の際に入場できました。

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ホリールード宮殿は、スコットランド女王メアリー・スチュワートの住んだ王宮として知られています。メアリー女王の寝室が見どころになっているので、ここを見学するには、メアリー・スチュワートの生涯をおさらいしておく必要があります。

メアリーは、1542年に、スコットランド王ジェームズ5世の第3子として生まれましたが、長男と次男が早世していたため、生後6日で王位を継承しました。イングランド国王ヘンリー8世の要求により、メアリーは当時王太子だったエドワード6世と婚約することになりますが、イングランドの政権を握ったサマセット公エドワード・シーモアの攻撃を受けて、1548年にフランスのアンリ2世の元に逃れ、以後フランス宮廷で育てられました。

1558年、メアリーがアンリ2世の王太子フランソワと結婚式を挙げると、アンリ2世は「庶子であるエリザベスの王位継承権には疑義があり、メアリーこそ正当なイングランド王位継承権者である」と抗議ししました。アンリ2世が亡くなると、王太子がフランソワ2世として即位してメアリーはフランス王妃となりました。

1560年にフランソワ2世が16歳で病死すると、子供ができなかったメアリーは、翌年にスコットランドに帰国しました。若い未亡人のスコットランド女王をめぐって、全ヨーロッパの
王家は激烈な争奪戦を展開しましたが、メアリーは自分の意思で4才年下のダーンリー卿ヘンリー・スチュアートと結婚してしまいます。しかし、1年もたたないうちに2人の関係は冷え切ってしまい、あせったダーンリーは嫉妬から女王に反感を持つ貴族と共謀して、メアリーの秘書で音楽家のダヴィッド・リッチオを妊娠6ケ月のメアリーの面前で殺してしまいました。この悲劇の舞台になったのは、ホリールード宮殿内で現在も見学できるメアリーの寝室です。

長男ジェームスを出産したメアリーは、寵臣で精力的な軍人ボスウェル伯とダーンリーへの対策を練りました。女王はボスウェル伯を重用するうちに激しい恋に落ちていきましたが、双方とも結婚相手がいます。1567年、ダーンリーがエディンバラの屋敷に戻ったところ、夜中に爆発が起きて屋敷は影も形もなく吹き飛ばさ、ダーンリーは死亡しました。メアリーは、夫殺しの深い疑惑が生じたのにもかかわらず、事件の3ヶ月後ボスウェル伯と結婚し、これは大スキャンダルに発展しました。貴族たちが反乱を起こしてしまい、メアリーは強要されてやむなく廃位と息子ジェームスへの王位継承に同意しました。メアリーは復位を目指しますが敗れて、やむなくイングランドへ逃れました。

エリザベスは、イングランドの王位をめぐって宿敵の立場にありましたが、従妹という関係でメアリを迎え入れました。しかし、政治的に危険な存在のメアリーを18年の間、各地の城で軟禁状態にし続けました。メアリーはなんとしても自由と権力を取り戻そうと計画し続けましたが、エリザベス暗殺未遂という謀略に追い込まれて死刑を宣告され、1567年7月に処刑されてしまいました。

1603年エリザベスの死とともにエリザベスの遺言によってメアリーの息子ジェームス6世がジェームス1世として王位を継ぎ、イングランドとスコットランドを一つに結び、連合王国が出現しました。

現在のイングランドとスコットランドの対立も、根の深いものがあります。

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ロイヤル・マイルとは別の道を通って戻りましたが、趣のある建物が並んでいます。

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グレーフライヤーズ・ボビー・パブの前に出ました。

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パブの前にあるのは、グレーフライアーズ・ボビーの像です。

スカイ・テリアのボビーは、主人であるエディンバラ市警のジョン・グレイが1858年に死去した後、14年間その墓の隣に座っていたことから忠犬として知られています。墓地に近いこの場所に銅像が立てられました。忠犬ハチ公のスコットランド版です。

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エディンバラ城が再び見えてきました。

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エディンバラ城は、街を見下ろすように威容を誇っています。

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エディンバラ城は、方向を変えて見たくなります。

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バグパイプ吹きがいました。キルトが似合っています。

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プリンシーズガーデンの花時計。世界で最古の動く花時計とのこと。

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プリンシーズガーデンには芝生が広がって、市民の憩いの場になっています。

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プリンシーズガーデンから見る噴水とエディンバラ城の組み合わせの眺めは、定番になっています。

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セント ・ ジョンズ ・ エピスコパル教会。

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旧市街に戻って歩いていると、パレードに行きあたりました。

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エディンバラでは、一年を通して、いろいろな行事が行われるようです。

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エディンバラの街はそれほど広くはないので、いろいろな小路や店をのぞきながらの歩きを楽しむことができます。

さすらいの風景 成田からバクー

ここのところアジアの国が続いていたので、今回はヨーロッパ方面へと思い、コーカサスに行くことにしました。今回訪れたアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアは、ソ連邦の一部でしたが、ソ連邦崩壊後は独立国になっています。

これら三国のある南コーカサス地方は、コーカサス山脈、黒海、カスピ海、イラン、トルコに囲まれた地域にあり、中央アジアと東ヨーロッパの境になります。異なる宗教を持った人種が入り混じって、紛争の火種が潜んでいます。

コーカサス三国のガイドブックといっても、地球の歩き方の「ロシア」の後ろの方に付け足し的に載せてあるだけで、旅の前に読んでも詳しいことは判りませんでした。最近では、海外といっても情報過多のきらいがあるので、現地でしっかり見ればいいやという気持ちで出かけることになりました。

選んだツアーは、以下のものでした。実は申し込んでいた10日間コースが不催行になってしまったため、少し短いコースになってしまいました。

【アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア コーカサス3ヵ国8日間】(クラブツーリズム)

2016年
6月13日(月)
 成田発 22:20(QR0807)

6月14日(火)
 ドーハ着 03:40
 ドーハ発 06:40(QR0251)バクー着 10:25
 バクー市内観光(殉教者の小路、シルバン・シャフ・ハーン宮殿、旧市街、乙女の塔
(バクー カフカズ・バクー・シティーホテル 泊)

6月15日(水)
 コブスタン遺跡見学、ヘイエル・アリエフ・文化センター、拝火教寺院
 バクー発 18:50(QR0253)トビリシ着 20:05
(トビリシ ホテル・アストリア・トリビシ泊)

6月16日(木)
 自由広場朝の散策、ジョワリ聖堂、ムツヘタ・スヴェティツホヴェリ大聖堂
 ジョージア軍用道路(アナヌリ教会、十字架峠、ツミング・サメバ教会)
(トビリシ ホテル・アストリア・トリビシ泊)

6月17日(金)
 トビリシ市内観光(メテヒ教会、シナゴーグ、シオニ教会)
 ジョージアからアルメニアへ
 ハフパト修道院、エレバン・夜の散策(共和国広場噴水ショー)
 (エレバン メトロポール・ホテル)

6月18日(土)
 ホルビラップ修道院、エチミアジン大聖堂、ガルニ神殿、ゲガルト洞窟修道院、 エレバン市内観光(共和国広場、カスケード)
 (エレバン メトロポール・ホテル)

6月19日(日)
 セバン湖・セバン教会
 アルメニアからジョージアへ
 トビリシ発 21:05(QR0254)

6月20日(月)
 ドーハ着 01:10
 ドーハ発 02:40(QR0806)成田着 18:40

(行程表と若干異なっています。)

カタール航空のドーハ行きは、成田空港の最終便のため、家を昼に出ました。

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カタール航空を利用するのは、今回が初めてです。中東、アフリカ、南ヨーロッパ方面へは、カタール航空の他にトルコ航空、エディバ航空があり、ツアー選びの際に使用航空会社も選択上の要素になります。

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カタール航空のシンボルマークは、アラビアオリックスです。

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出発時間は、20分早まっていました。最近は、どの航空菟会社でも1時間前に搭乗ゲート集合ということが多いので、早いにこしたことはありません。

通路側の席をとりましたが、空いていて、窓側三席を独り占めできました。

ボーイング777を利用していましたが、ひじ掛けが背もたれ側に収めきれないので横になれない、ライトがずれていてテーブルの端しか照らさないという不満がありました。一番の問題はトイレで、右側では中央と後部の二つ。左側は中央二つ後部一つの三か所の変則的な配置でした。反対側のトイレが空いていても、最後部から回り込まないと行くことができず、トイレにはいつも列ができている状態でした。、

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配られたアメニティーグッズには、靴下、アイマスク、耳栓、ハズラシが入っていました。

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飛び立って1時間ほど経過したところで、夕食相当の第一回目の食事。メインはチキンのソティーで、これは美味しく頂きました。ただ、食事と飲み物の選択に時間がかかって、食事が配られるのに、えらく待たされました。

また、ビールは、なぜかコープについだ一杯しかもらえませんでした。帰りの飛行機では、コップにつぐのに時間がかかっているので、缶ごともらおうとしたら拒否されて、コップ二杯をわたされました。なぜ、ビールの缶を渡そうとしないのでしょうかね。おかげで、ビールの商品名は不明のままに終わりました。

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夜間飛行が続き、上海を通過してアジア大陸に入っていきました。眼下には町灯りが広がっていました。

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成田からドーハへは、11時間ほどかかります。到着後すぐにはじまる観光に備えてできるだけ寝ておくことにしました。フライトマップでどこまでやってきたかを確認しながら、うつらうつらしました。

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ドーハ到着1時間前に朝食。ワッフルとストロベリーのコンポートをもらいました。他には、ソーセージ、和食のお粥があったようです。早朝で食欲も無かったので、これで充分でした。

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明るく輝くドバイ上空通過しました。オイルマネーによって出来上がったこの街は、砂上の楼閣という言葉が浮かんできます。

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定刻にドーハに到着しました。この空港でのトランジットでは、荷物検査と空港内の移動に結構時間がかかり、乗り換えには時間の余裕をもたせる必要があります。4時前にもかかわらず、空港内は大勢の乗客で熱気を帯びていました。

この巨大な熊のぬいぐるみのある所が中央広場で、ここから各ゲートに向かうことになります。記念写真スポットになっていますが、あまり可愛くはないですね。

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ブランドショップの店も並んでいました。買い物は帰りにするのが普通ですが、今回の日程では帰りの際の乗り継ぎに時間的余裕がなく、ここでの買い物はできませんでした。

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空港内には、変わった形のオブジエが置かれていました。

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これは子供の遊び場。この色は、石油を現しているのでしょうかね。

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出発ゲートに行くのには、長い移動が必要になります。余裕があるというよりは、無駄に広いという感じです。

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ドーハからアゼルバイジャンの首都のバクーに向かいます。

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丁度朝日が昇ってきました。

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バス移動し、地上から機内に入りました。

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ドーハからバクーへは、北上してイランを横断します。

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再度、朝食が出ました。ソーセージ・エッグ。そろそろお腹も空いてきたのでおいしく食べました。

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イランを横断する途中、雪を頂いた山が見えていました。おそらくザクロス山脈でしょう。

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バクーのヘイダル・アリエフ空港には、10時半に到着。青い塗装のアゼルバイジャン航空の飛行機が並んでいました。アゼルバイジャンからジョージアへの移動もカタール空港だったので、アゼルバイジャン航空は乗らず仕舞いでした。アゼルバイジャンのフラッグキャリアですが、今後とも乗る機会はないでしょう。

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このヘイダル・アリエフ空港は改装されたばかりの新しい空港です。名前は、アゼルバイジャン前大統領のヘイダル・アリエフに由来しています。

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アゼルバイジャンの入国にはビザが必要ですが、事前に旅行会社を通して申請してありました。最近、空港でとれるようになっており、他の日本人ツアーが入管手続き所で書類を書いていましたが、かなりの時間がかかったようでした。

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空港を出ると30度越えの熱気が襲ってきました。6月の旅行ということで体が暑さに慣れておらず辛い状態になりました。ただ、暑さが気になったのはアゼルバイジャンだけで、後のジョージアとアルメニではむしろ寒さ対策の方が必要になりました。

バスがやってくるまで、空港のガラス窓に映る姿を見て楽しんでいました。自分を探せ。

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これも、この空港のシンボル的建物のようです。

バスに乗って、バクーの市内観光に向かいました。

さすらいの風景 バクー その1

ヘイダル・アリエフ空港からバクー市内に向かいました。立派な道路が整備されていました。

アゼルバイジャンは、バクー油田など豊富な天然資源を持つことから、急速な経済成長を果たしています。バクーは、シルクロード沿いの古都ですが、現在では石油景気のおかげで、第二のドバイを目指すような建設ラッシュが起きています。

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道路沿いに、バクー・オリンピックスタジアムが現れました。この競技場は、2015年のヨーロッパ競技大会(ユーロリンピック)に合わせて建設されたものです。バクー市内では、この競技会に合わせて、多くの施設が建築されたようです。

ヨーロッパ競技大会(ユーロリンピック)は、オリンピック並みの規模だったようですが、日本では報道されなかったと思います。19年の第2回大会開催地はオランダに決定したものの辞退されてしまったため、開催地未定になってしまっています。この先はどうなるのやら。

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これも何かの競技場。

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ソ連邦時代を思わせる建物もありました。

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ヘイダル・アリエフ文化センター。

この奇妙な目をひく建物は、東京の新国立競技場の設計で日本にも名前が知られるようになったザハ・ハディド氏の設計によるものです。翌日、立ち寄ることになりましたので、その際に詳しく。

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トフィク・バフラモフ・スタジアム。アゼルバイジャン最大のサッカー用スタジアムです。

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中心部に入ってくると、バクーの近代建築の代表になっているフレームタワーが見えてきました。

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殉教者の小路のある丘の下でバスを降りました。背後には、フレームタワーがそそり立っていました。フレームタワーは、3つのビル群からなり、高さは約190mあります。フレームの名の通り炎をイメージして建てられ、夜になるとLEDによって赤くライトアップされます。残念ながら、ホテルが町外れにあったため、夜景は見学できませんでした。

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入口の脇には、Shahidlar Khiyabani(殉教者の小路)モスクがありました。今回のコーカサス三国のうち、イスラム教国はアゼルバイジャンのみで、他の二国はキリスト教国です。

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階段を上っていくと殉教者の小路に出ます。

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道の脇には、ソ連末期のバクーにおける騒乱やアルメニアとの戦争での犠牲者の追悼碑が置かれています。

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追悼碑には花が置かれていました。

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殉教者の小路の突き当りには、ドーム状のモニュメントが置かれていました。

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ドームの下には、花輪が奉げられていました。

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中には火が燃えていました。

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ドーム周辺のテラスからは、見たいと思っていたカスピ海の展望が広がっていました。海のように見える広大さです。

カスピ海は、世界最大の湖で、流出する川がないため、海水の三分の一の濃度の塩湖になっています。

ソ連の時代には、カスピ海に面している国は、ソ連とイランのみでしたが、ソ連崩壊後に沿岸諸国が2か国から5か国に増えると、カスピ海を海ととらえるか湖ととらえるかで異なってくる領海確定問題が起きてしまいました。カスピ海が海であれば外国船の通過を許す国際条約が有効となり、湖であればその義務がなくなり、鉱物資源(石油・天然ガス)、漁業そして国際水域としてのアクセス、とくに黒海やバルト海へ抜けるヴォルガ川とのリンクが問題になってくるようです。

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旧市街地方面の眺め。

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巨大な国旗。掲揚台の高さは高さ162mで、タジキスタン(165m)に抜かれるまでは世界最大の国旗でした。ちなみにバクーの前は、北朝鮮の160mが世界一だったようです。数メートル刻みで、無駄な競争をしているように思います。

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バクーのテレビ塔。

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フレームタワーも。鏡のような外壁にうつって、四本のように見えます。

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丘の上はテラスになっており、展望を求めて少し移動しました。

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新市街地を良く眺めることができました。左にシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿、右端に乙女の塔が見えています。

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乙女の塔のスームアップ像(水色の屋根の右後ろ)。

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海岸部には、新しい建物が建設されていました。

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バクーは、カスピ海に面して「風が吹きつける街」という意味を持っていますが、この日は快晴で、風もほとんどありませんでした。

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テラスを進んでいくと、フレームタワーの眺めも少し違ってきました。

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テラスに置かれていた像。場違いな気もします。

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ドラゴンボールに出てくる破壊神ビルスに似ているなと思いました。

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テラスの端に行くと、シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿を良く眺めることができるようになりました。

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カスピ海に沿って、プロムナードになっている海岸通りが延びています。湖なら湖畔道路が正しいのではと思いますが、現地表記はどうなっているのでしょう。

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新旧の世界が入り混じるバクー。旅の期待が高まりました。

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殉教者の小路の見学を終えて、階段を下り、続いシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿に向かいました。

さすらいの風景 バクー その2

殉教者の小路に続いて、バクーの旧市街地にやってきました。

バクーは、カスピ海のバクー湾に面した港町で、「内城」と呼ばれる城壁に囲まれた旧市街と、帝政ロシア時代にその周囲に築かれた新市街とに分かれます。

バスを降りて歩いていくと城壁が見えてきましたが、右のガラス張りの建物はメトロ駅です。ここでも、新旧の建物が並んでいました。

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旧市街地の周りを幹線道路が取り巻いていますが、フォーミュラ1(F1)ヨーロッパグランプリが4日後の6月19日に開催されるため、市街地サーキットや観客席が準備されており、一般の車の乗り入れや歩行者用通路に制限が加えられていました。

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12世紀にシルバン・シャー朝の首都となった後、度重なるイランの攻撃やロシアの侵攻を受けた歴史を持つことから、旧市街地を取り巻く城壁は、強固な造りになっていました。

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旧市街地へと入場します。

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公園状に整備された広場に出ました。

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この広場には、アゼルバイジャンの詩人アリアガ・ヴァイドの胸像が置かれていました。

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頭の側面や後部には、人の像が描かれていました。これは、彼が書いた社会的欠陥を批判した詩を表現したものだそうです。

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暑いためか人気の無い小路を歩いていきました。

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小路にあったミニチュア本の博物館に立ち寄りました。

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中には、沢山のミニチュア本が展示されていました。

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日本のミニチュア本(左上)も展示されていました。

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外壁の向こうにシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿内の塔が見えてきました。

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シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿に向かう途中の公園には、アゼルバイジャン特有のコーヒーカップを重ねた形のオブジェが置かれていました。

さすらいの風景 バクー その3

シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿の入口にやってきました。

シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿は、13世紀から16世紀にかけて栄えたシルヴァンシャー朝によって築かれました。当初の首都は内陸部のシェマハにあり、夏の離宮として用いられていましたが、シェハマの首都が地震で破壊されバクーに遷都された後は、宮殿の役目を果たしてきました。

「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」という名前で、まとめてアゼルバイジャン初となる世界遺産に登録されています。

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シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿では多くの建物が並んでいますが、超代的なフレームタワーが見下ろしています。

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メインの宮殿の入口ですが、土色の壁で派手さはありません。

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まずは、脇の会議場を見学しました。

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会議場の周りには柱の並ぶ回廊が設けられていました。

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会議場の壁には、イスラムののアラベスク模様のレリーフが飾られていました。

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メインの宮殿に入ると、シルヴァンシャー朝の家系図が掲示されていました。馴染みのない王朝なので、説明を聞いても頭には入りませんでした。

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壁には、織物が飾られていました。

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小部屋が連なっていました。

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展示されていたサーベルと短剣。

コーカサス地方では、イスラム勢力の刀剣の様式が導入されて、カフカース・サーベルとも呼ばれる湾刀が用いられるようになりました。18世紀から行なわれたロシア帝国の南下政策によるカフカースの植民地化により、このサーベルはロシア軍に借用されてシャシュカと呼ばれるようになり竜騎兵とコサックに採用されるようになりました。

また、カフカース地方で伝統的に用いられていた両刃の短剣は、カフカースが植民地化されると、コサックの装備として取り入れられてキンジャールと呼ばれるようになりました。展示物は、キンジャールよりも長いようで、その元になった形のように思います。

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絨毯が敷かれたハーレムの広間。

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水差し。

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民族楽器。

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宮殿の風景を細密画風に表現したアニメ。見ていると、絵の一部が動きだしました。

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装飾品。

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ステンドグラス。

今回のツアーでは訪れることができなかったシェキの街にあるシェキ・ハーン宮殿では、シャバカと呼ばれるこのようなステンドグラスが見どころになっているようです。

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それぞれの部屋には、展示物が置かれていました。

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衣装。

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サンダル。

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帽子。

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バクーの旧市街の模型が置かれていました。

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手前のドームが見られる付近が、シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿です。

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他の建物の見学を続けました。

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塔はモスク付属のミナレットのようです。

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神学校でもあったケイクバット・モスク。

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壁には、水没した夏の宮殿からの発掘品が飾られていました。

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シャーモスク。

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礼拝のために絨毯が敷かれ、メッカの方向を示す窪みのミフラーブも設けられています。女性のためには、脇に小部屋が設けられていました。

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シルヴァン・シャフ・ハーン一族のお墓。

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この墓石の形は、トルファンの蘇公塔の脇にあったウィグル族の墓と同じ形をしています。ウィグル族の墓では、上がとがっているのは男性で、丸いのは女性のお墓という説明を受けました。

その説明に従えば、ここには、男性の墓ばかりが並んでいるようです。

トルファン・蘇公塔

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ハマムの跡。

小さな部屋が設けられているのが見えます。中は立ち入り禁止で、上から見るだけ。

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シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿の見学はこれで終わり。この後は、旧市街を歩いて乙女の塔に向かいました。

さすらいの風景 バクー その4

シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿を出て、バクーの城壁沿いに旧市街地を歩きました。

城壁に投石器が置かれていました。

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城壁が長く続いています。

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ここには大砲。でも、外側に向いていなくてはならないのでは。

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一瞬、ギョットして見てしまった木に書かれた女性の顔。

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反対側にも。こちらは男性の顔なのかな。日本人には、このようには書けませんね。

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城壁沿いにはレストランが並んでいました。

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趣のある小路。本当は、このような小路に入り込んでみたかったのですがね。

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ここの城壁は高くなっていました。

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何やら立派な建物。

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緩やかに下っていきます。

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シェマハ門に出ました。この門は12~14世紀に造られ、シルクロードの旅人は、この門からバクーの街に入りました。

残念ながら、F1レースのおかげで、門は閉鎖されていました。

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シェマハ門から、昔のメインロードが続いています。

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通りには土産物屋も並んでいました。

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ザクロ売り。

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絨毯の店の飾り付け。

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現在は」レストランになっているキャラバン・サライ(隊商宿)が現れました。

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中を見学させてもらいました。中庭が設けられて、その周りに部屋が設けられています。

コーカサス地方は、シルクロードのルート沿いにあり、NHKで放送されたシルクロード 絲綢之路においても「14集 絹と十字架 ~コーカサスを越えて」として取り上げられています。

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向かいにも同じような建物が設けられていました。

コーカサス地方は、中央アジアと同じく東西文明の交流点ではありますが、さらに西にあって西洋文化の影響が強くなってきています。

さすらいの風景 バクー その5

キャラバン・サライを見学してから少し歩くと乙女の塔の下に出ました。

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乙女の塔は、高さ28.5m、4~5mの厚さの壁で囲まれています。要塞も兼ねた拝火教寺院として紀元前5世紀に造られ、現在の塔は12世紀に建て直されたものです。

塔の名前の由来には、望まない結婚を強要された少女がこの塔からカスピ海に身を投げたため、など諸説があります。

昔は、カスピ海はこの塔の下まで広がっていたといいます。

ツアーの予定では、乙女の塔は入場観光にはなっていなかったのですが、塔に登る希望者を尋ねると全員であったため、入場料はツアー会社持ちになりました。

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128段の螺旋階段を上って塔の屋上を目指します。

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途中の広間には、バクーや塔の歴史に触れられる展示物が置かれており、見学がてら息を整えることができます。

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塔の屋上に出ました。目の前にカスピ海が広がっていました。広大で海そのものです。対岸までは400km近くあるようです。

屋上から物を落とさないように透明パネルが張ってあるため、写真に光の反射が入り込んでいます。

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海岸部の眺め。海岸線から少し入った所を通る道路は、F1の準備が行われて一般車両の通行止めが行われていました。

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旧市街地の眺め。旧市街の建物もそれなりの高さがあるため、小路などが隠されているのは残念です。

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ズームアップすると、シェマハ門も見えています。

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シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿とその背後に聳えるフレーム・タワー。

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シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿のズームアップ。

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フレーム・タワーのズームアップ。シルクロードの時代からの歴史を持つ旧市街地の向こうに近代的なビルが聳えるのが、バクーの街の特徴になっています。

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南方面の眺め。巨大国旗が見えています。

自由時間の間に乙女の塔の見学と周囲の散策を行う必要があったため、塔の上からの眺めをひと通り楽しんだ後に急いで下りました。

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乙女の塔の下の広場に面したビルに、ブロックが燕の姿にはめ込まれていました。

乙女の塔の壁には燕の巣が造られていたため、塔の修復の際に、ビルの壁に燕の巣が人工的に設けられて、移動させるのに成功したとのことです。

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ブロックの小さな穴から燕が出入りするようですが、季節によるためか燕は見当たりませんでした。

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塔の下に置かれていた老人の像。誰かは不明。

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乙女の塔は、バクーを代表する観光スポットになっているため、周囲には土産物屋が並んでいました。

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土産物屋をのぞいてみましたが、購買意欲の起きるものは見当たりませんでした。

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買う気がおこらなくとも、店をのぞきながら歩くのは楽しい時間です。

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モスクのようです。

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古びた壺や絨毯が並んでいました。

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土産物屋が並ぶ通りから乙女の塔を振り返ったところ。乙女の塔は、単なる円柱状ではなく、脇に壁が取り付けられています。補強のためでしょうかね。

さすらいの風景 バクー その6

乙女の塔の見学を終えてカスピ海の海辺に向かいました。

乙女の塔の脇にあるのは、ハジンスキー邸。1912年に建設されたゴシック様式のマンションです。1944年、仏レジスタンス運動のリーダーであるドゴールが、スターリンとの会談のためモスクワへ向かう途中、この邸宅に滞在したという話も残されています。

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F1レースのために交通規制が敷かれており、限られた場所でしか道路を渡ることができませんでした。もっとも、F1レースのコース上に立つ経験は、この先も無いでしょう。

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カスピ海に沿って公園が設けられていました。

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海辺に沿って延びる遊歩道に出ました。

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遊歩道は、散策する人で賑わっていました。

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猛暑の中で、気持ちの良い風が吹き抜けていました。

ただ、カスピ海の波打ち際を見ると、油も混じった汚れが目立って、水遊びができる状態ではありませんでした。

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海岸の遊歩道をしばらく歩いて、スーパーに向かいました。

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立派なショッピングモールが設けられていました。

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近代的なショッピングモールで、地下に食品を売るスーパーが設けられていました。

到着したばかりで買い物をする気分がまだ盛り上がっていなかったのですが、土産の食品と夜のためのビールを買いました。

なお、アゼルバイジャンでは、レストランでの飲み物代はドルで支払えるため、現地通貨は交換せず、スーパーでの買い物はクレジットカードを使いました。

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買い物の後はレストランで夕食をとり、ようやくこの日の観光は終わりになりました。

F1のための交通規制でバスの停車場所が遠くになっていたため、城壁に沿ってかなり歩くことになりました。

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城壁脇の公園内には、立派な噴水も設けられていました。

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歴史を感じさせる強固な城壁です。

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最初の入場口に戻ってきました。

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地下鉄駅のガラス張りの壁に城壁がうつって、面白い光景を作っていました。

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地下鉄駅への入口。変わった雰囲気です。

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初日の観光で、すでに歩き疲れてバスに乗り込みました。車窓からは、ロシア時代のものか、立派な建物を見ることができました。

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バクーでの宿は、街外れに近いカフカズ・バクー・シティーホテルでした。
 
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部屋は、特に問題になるところはありませんでしたが、窓からは新しく建築されたアパートが見えるだけでした。

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翌朝になって見た、ホテル前の通り。バクーは、ビルの建設ラッシュになっていました。
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