旅の最後に、国立考古学民俗学博物棺を訪れました。この博物館は、グアテマラにおける古代マヤ遺跡の出土品を展示しています。
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向かい合う似た建物は、カルロス・メリダ国立近代美術館です。入館はしませんでした。
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国立考古学民俗学博物棺の前に置かれているのは、ジャガー像でしょう。狛犬に似ています。
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入口の両脇には、古代マヤ人の像が置かれていました。
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博物館の見取り図です。中央の中庭の周囲にはステラ(石碑)が並べられており、その右手には、時代別に展示場が並んでいます。右から考古学に関する展示を見学していくと、最後の左の区画は民俗学に関する展示になります。
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右手の最初の区画は、テーマを変えての展示室になりますが、今回はカミナル・フユ遺跡についての展示が行われていました。
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以下、興味深い展示物の写真を並べていきます。
カミナル・フユ遺跡は、先古典期の紀元前900年ころに遡り、紀元前4世紀から紀元後6世紀という極めて長い期間栄えました。比較的単純な造形のものから複雑なものへと形が違っていきます。
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口から何やら噴き出しているのが印象的ですが、何を現しているのか判りません。
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亀でしょうか。
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カミナル・フユ遺跡で整備されていた導水管のようです。
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カエルかな。
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用途不明。
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カニが描かれた皿。
マヤの創世神話のポポ・ヴフでは、世界の始まりは以下のように書かれています。
空だけがあった。
海だけがあった。
けもの、鳥、魚、カニ、木、洞窟、谷、もなく、
草、森もなく、
暗闇の中に、静寂の中に、
ただ漠える 広がりを見せる 空と海だけがあった。
何故かカニが特別扱いされています。
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単純化された造形は、古典期のマヤ文明では見られないものです。
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三脚の彩色土器。
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この顔は、オルメカ文明的な雰囲気があります。
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この土偶は、豊穣の象徴として妊婦を現しているのでしょうか。
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頭蓋骨が展示されていました。
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頭蓋骨の前が平坦になっていますが、これは古代マヤ文明では生後直後から矯正器具を頭に取り付けて、美しいと考えられていた扁平な頭を作ったことによります。
また、骨には細かい彫刻が施されています。
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その彫刻のトレース図。
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翡翠のアクセサリー。
この博物館では、翡翠の仮面が展示されている特別室(翡翠室)があるのですが、この日は残念ながら閉まっていました。
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埋葬状態。遺体の周囲に生活用品も埋葬したようです。
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神殿に飾られていた大仮面。
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球戯場のマーカーを模した記念碑でしょうか。
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古典期に入ってのものかな。
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妊婦の土偶。
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人物像が描かれた円盤。
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マヤ人のお香。
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彩色土器。
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トレース図。
カミナル・フユ遺跡の出土品は、その後に続く先古典期の展示室でも展示されています。

向かい合う似た建物は、カルロス・メリダ国立近代美術館です。入館はしませんでした。

国立考古学民俗学博物棺の前に置かれているのは、ジャガー像でしょう。狛犬に似ています。

入口の両脇には、古代マヤ人の像が置かれていました。


博物館の見取り図です。中央の中庭の周囲にはステラ(石碑)が並べられており、その右手には、時代別に展示場が並んでいます。右から考古学に関する展示を見学していくと、最後の左の区画は民俗学に関する展示になります。

右手の最初の区画は、テーマを変えての展示室になりますが、今回はカミナル・フユ遺跡についての展示が行われていました。

以下、興味深い展示物の写真を並べていきます。
カミナル・フユ遺跡は、先古典期の紀元前900年ころに遡り、紀元前4世紀から紀元後6世紀という極めて長い期間栄えました。比較的単純な造形のものから複雑なものへと形が違っていきます。

口から何やら噴き出しているのが印象的ですが、何を現しているのか判りません。

亀でしょうか。

カミナル・フユ遺跡で整備されていた導水管のようです。


カエルかな。

用途不明。

カニが描かれた皿。
マヤの創世神話のポポ・ヴフでは、世界の始まりは以下のように書かれています。
空だけがあった。
海だけがあった。
けもの、鳥、魚、カニ、木、洞窟、谷、もなく、
草、森もなく、
暗闇の中に、静寂の中に、
ただ漠える 広がりを見せる 空と海だけがあった。
何故かカニが特別扱いされています。

単純化された造形は、古典期のマヤ文明では見られないものです。

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三脚の彩色土器。

この顔は、オルメカ文明的な雰囲気があります。

この土偶は、豊穣の象徴として妊婦を現しているのでしょうか。





頭蓋骨が展示されていました。

頭蓋骨の前が平坦になっていますが、これは古代マヤ文明では生後直後から矯正器具を頭に取り付けて、美しいと考えられていた扁平な頭を作ったことによります。
また、骨には細かい彫刻が施されています。

その彫刻のトレース図。


翡翠のアクセサリー。
この博物館では、翡翠の仮面が展示されている特別室(翡翠室)があるのですが、この日は残念ながら閉まっていました。

埋葬状態。遺体の周囲に生活用品も埋葬したようです。

神殿に飾られていた大仮面。


球戯場のマーカーを模した記念碑でしょうか。

古典期に入ってのものかな。

妊婦の土偶。

人物像が描かれた円盤。

マヤ人のお香。

彩色土器。

トレース図。
カミナル・フユ遺跡の出土品は、その後に続く先古典期の展示室でも展示されています。