失われた世界から4号神殿にやってきました。4号神殿は、ティカル遺跡の代表的スポットのため、全員で上がることになりました。
4号神殿は、高さ64.6mで、ティカル黄金期を築いたイキン・チャン・カウィールによって建てられました。内部にマヤ長期歴の日付が書かれており、これに基づくと741年頃に建てられたものと考えられています。
神殿上の階段部には、観光客が座って風景を楽しんでいました。
ジャングルの上に幾つもの神殿が頭を出している風景は、ティカル遺跡を代表するものになっています。
神殿のアップです。奥は1号神殿で、手前は2号神殿。
3号神殿。
5号神殿。
失われた世界の大神殿も見えていました。
4号神殿からのティカル遺跡の風景は、「スター・ウォーズ エピソード4」(第1公開作)で用いられていることでも有名です。
これはヤヴィン第4衛星にミレニアム・ファルコン号が到着した場面です。
レイア姫を助け出すことに成功したルーク・スカイウォーカーやハン・ソロの一行は、ミレニアム・ファルコン号で反乱軍の基地のあるヤヴィン第4衛星に向かう。
しかし、ミレニアム・ファルコン号に取り付けられた追跡装置によって秘密基地の位置を知られて、惑星ごと破壊するためにデス・スターは、ヤヴィン星系にワープ移動してくる。反乱軍のXウイング戦闘機は、デス・スターの唯一の弱点へ爆弾を叩き込むために発進していく。これに対し、帝国軍のTIEファイターも発進し、壮烈な空中戦が始まる。一方、スーパーレーザー砲の発射準備を終えたデス・スターは、太陽の陰から第4衛星が現れるのをカウントダウンで待ち構える。といった最後のクライマックスへと続いていきます。
見張りの兵士の場面では、4号神殿から見るのと同じ風景が使われています。
この次に訪れたチュニジアは、スター・ウォーズ撮影の聖地として有名ですが、このティカル遺跡も同じく聖地といってよいでしょう。
映画の話題ついでにもう一つ。
ティカル遺跡を直接ロケ地に用いたものではありませんが、メル・ギブソンの「アポカリプト」も神殿の造形はティカル遺跡の神殿を真似しています。メル・ギブソンというと、マッドマックスといったアクション映画の印象が強いですが、「ブレイブハート」のようにスコットランド訪問の際には必見の歴史作品を作っています。
「アポカリプト」は、スペイン人侵略直前のユカタン半島を舞台に、生贄にされそうになった捕虜の脱走と生き残りを掛けた逃走を描いており、全編通じて、マヤ語を使った映画となっています。
捕まえられて、生贄とするためにつれてこられた都市の風景です。
神殿の形は、あきらかにティカル様式です。ただ、スペイン人侵略直前の時代には、ティカルはすでに放棄されてジャングルに覆われています。テオティワカンやアステカの神殿では、基壇部分がピラミッド型のため、エジプトのピラミッドと変わらず、独自性を出すためにティカル様式の神殿を映画に用いたものだろうと思います。この映画は、マヤ文明の風俗をいろいろ取り入れていますが、それだけにつっこみどころも多くなっています。
マヤ文明に興味ある人や、プレデター風アクションの好きな人には面白く見ることができるでしょう。
4号神殿の展望テラスを下りましたが、神殿の東面はまだジャングルに覆われたままになっていました。
遊歩道を歩いているとクモザルが現れました。
石碑と祭壇がありました。
土に覆われていますが、二つの神殿が向かいあっています。
コンプレックスQの神殿。
昼食は、遺跡内のレストランでとりました。
遺跡見学の最後に、ティカル国立公園文化遺産保存研究センターを見学しました。
日本の援助で造られたようです。
研究室の発掘品は撮影禁止であったので、撮影できる展示品は僅かでした。
興味深かったのは、中央に翡翠や黒曜石を埋め込んだ前歯でした。この歯の宝石の埋め込みは、古代人の野蛮な習慣と思ってしまいますが、現在の日本でも行われているようなのは驚きです。刺青と同じで、驚くことはないのかもしれませんが。
土器類。
最後に土産物屋をのぞきました。
土産物屋脇の木に、サンショクキムネオオハシがいました。
ティカル遺跡は、メキシコで見たテオティワカンやチチェン・イツァーに匹敵する大規模な遺跡で、見ごたえがありました。特に、登ることのできる神殿が多かったことには満足しました。
4号神殿は、高さ64.6mで、ティカル黄金期を築いたイキン・チャン・カウィールによって建てられました。内部にマヤ長期歴の日付が書かれており、これに基づくと741年頃に建てられたものと考えられています。
神殿上の階段部には、観光客が座って風景を楽しんでいました。
ジャングルの上に幾つもの神殿が頭を出している風景は、ティカル遺跡を代表するものになっています。
神殿のアップです。奥は1号神殿で、手前は2号神殿。
3号神殿。
5号神殿。
失われた世界の大神殿も見えていました。
4号神殿からのティカル遺跡の風景は、「スター・ウォーズ エピソード4」(第1公開作)で用いられていることでも有名です。
これはヤヴィン第4衛星にミレニアム・ファルコン号が到着した場面です。
レイア姫を助け出すことに成功したルーク・スカイウォーカーやハン・ソロの一行は、ミレニアム・ファルコン号で反乱軍の基地のあるヤヴィン第4衛星に向かう。
しかし、ミレニアム・ファルコン号に取り付けられた追跡装置によって秘密基地の位置を知られて、惑星ごと破壊するためにデス・スターは、ヤヴィン星系にワープ移動してくる。反乱軍のXウイング戦闘機は、デス・スターの唯一の弱点へ爆弾を叩き込むために発進していく。これに対し、帝国軍のTIEファイターも発進し、壮烈な空中戦が始まる。一方、スーパーレーザー砲の発射準備を終えたデス・スターは、太陽の陰から第4衛星が現れるのをカウントダウンで待ち構える。といった最後のクライマックスへと続いていきます。
見張りの兵士の場面では、4号神殿から見るのと同じ風景が使われています。
この次に訪れたチュニジアは、スター・ウォーズ撮影の聖地として有名ですが、このティカル遺跡も同じく聖地といってよいでしょう。
映画の話題ついでにもう一つ。
ティカル遺跡を直接ロケ地に用いたものではありませんが、メル・ギブソンの「アポカリプト」も神殿の造形はティカル遺跡の神殿を真似しています。メル・ギブソンというと、マッドマックスといったアクション映画の印象が強いですが、「ブレイブハート」のようにスコットランド訪問の際には必見の歴史作品を作っています。
「アポカリプト」は、スペイン人侵略直前のユカタン半島を舞台に、生贄にされそうになった捕虜の脱走と生き残りを掛けた逃走を描いており、全編通じて、マヤ語を使った映画となっています。
捕まえられて、生贄とするためにつれてこられた都市の風景です。
神殿の形は、あきらかにティカル様式です。ただ、スペイン人侵略直前の時代には、ティカルはすでに放棄されてジャングルに覆われています。テオティワカンやアステカの神殿では、基壇部分がピラミッド型のため、エジプトのピラミッドと変わらず、独自性を出すためにティカル様式の神殿を映画に用いたものだろうと思います。この映画は、マヤ文明の風俗をいろいろ取り入れていますが、それだけにつっこみどころも多くなっています。
マヤ文明に興味ある人や、プレデター風アクションの好きな人には面白く見ることができるでしょう。
4号神殿の展望テラスを下りましたが、神殿の東面はまだジャングルに覆われたままになっていました。
遊歩道を歩いているとクモザルが現れました。
石碑と祭壇がありました。
土に覆われていますが、二つの神殿が向かいあっています。
コンプレックスQの神殿。
昼食は、遺跡内のレストランでとりました。
遺跡見学の最後に、ティカル国立公園文化遺産保存研究センターを見学しました。
日本の援助で造られたようです。
研究室の発掘品は撮影禁止であったので、撮影できる展示品は僅かでした。
興味深かったのは、中央に翡翠や黒曜石を埋め込んだ前歯でした。この歯の宝石の埋め込みは、古代人の野蛮な習慣と思ってしまいますが、現在の日本でも行われているようなのは驚きです。刺青と同じで、驚くことはないのかもしれませんが。
土器類。
最後に土産物屋をのぞきました。
土産物屋脇の木に、サンショクキムネオオハシがいました。
ティカル遺跡は、メキシコで見たテオティワカンやチチェン・イツァーに匹敵する大規模な遺跡で、見ごたえがありました。特に、登ることのできる神殿が多かったことには満足しました。