アクロポリスの東広場にやってきました。ここも建物に囲まれた四角の広場になっています。奥に見えるのは、建物22.
![]()
広場の左側にあった建物19と建物20は、コパン川の浸食によって上部が失われています。手前に見えている金属とガラスの扉は、「ロス・ハグアレス (ジャガー)のトンネル」の入口です。
![]()
「ロス・ハグアレス (ジャガー)のトンネル」の上に置かれている像。
東の広場は太陽崇拝の場で、かつて東側に若い太陽神の彫刻がありましたが、若い太陽神像はコパン川の浸食で崩壊してしまっています。これはその像を再現したものの一部でしょうか。
![]()
西の階段上には冥界の太陽ジャガー神が置かれています。石の色からみてレプリカでしょうか。冥界の太陽ジャガー神は 戦争と生贄の守護神で、東から上った太陽は西に沈んで冥界に入ります。
![]()
太陽ジャガー神の下には、下方に踊るジャガーの彫刻が置かれています。
![]()
こちらは、崩壊が進んでいます。
![]()
建物22は、18ウサギ王の即位後1カトゥン(20年)を記念して造られました。上部のアーチ型をした玉座のオリジナルは、石彫博物館に展示されています。
![]()
広場の片隅には、立派なセイバの木がありました。
![]()
神殿16の下に、地下に埋まっているロサリラ神殿への入り口があります。ロサリラ神殿の巨大なレプリカは、石彫博物館に置かれています。
ロサリラ神殿は 10代王月ジャガー によって571年に完成されましたが、13代18ウサギ王が築いた方形の建物によって、表面を漆喰塗されて覆われてしまいました。さらに16代夜明けの空王によって更に大きなピラミッドで覆われて、これが現在の神殿16になります。ロサリラ神殿は、 1989年からのトンネル調査で発見されました。
![]()
地下には、細いトンネルが続いており、窓からロサリラ神殿を眺めることができました。
![]()
壁面上部の角が見えているようですが、窓からの距離が短いため、詳細が判り難くなっています。
![]()
太陽神のマスクが見えました。
![]()
はっきりした像が見られるのは、これだけなのは、少し残念な気もします。
![]()
トンネルの長さは10mほどなので、見学はすぐに終わってしまいます。
![]()
続けて、ロス・ハグアレス(ジャガー)のトンネルに入りました。
![]()
ここも細いトンネルが続き、所々に観察窓が開けられています。トンネルは、建造物20周辺の地下を調査したもので、全長は700mあり、そのうちの80mが公開されています。トンネルを進むと失われた建造物20の地下構造物であるアンテ基壇が現れます。
![]()
コンゴウインコの漆喰彫刻。これだけではオウムのようには見えませんが。アンテ基壇の中央階段の左右に飾られているもののようです。
![]()
これは、階段に刻まれた碑文。7代睡蓮ジャガー王の碑文で、この時代のことはあまり判っていないので、アンテ基壇の研究が進めば、コパンの歴史に新しい知見が加わることになります。
![]()
中央階段左のコンゴウインコの漆喰彫刻。
![]()
直進してアンテ基壇の北側に回ります。
![]()
北側の基壇には より大きなコンゴウインコの姿が描かれますが、残念ながら中央部は壁で見えず、左右の覗き窓からは図柄両端の飾りの部分しか見えません。
![]()
![]()
少し戻ってから階段を下ります。
![]()
アンテ基壇北側には、シスネ(白鳥)と呼ばれる貴族の居住区だったと考えられる建造物があり、ここから広場からの雨水を集めて 東のコパン川に流す排水システムが見つかっています。水盤のように見えるものは、トイレであったとも言われています。
![]()
ロス・ハグアレス(ジャガー)のトンネルの出口。コルテと呼ばれるアクロポリス東側の高い石壁の途中に開いています。
![]()
コパン遺跡の調査が始まった 19世紀には東の広場の東側に建造物19と20がありましたが、 その後コパン川の氾濫で崩落してしまいました。1930年代に河川の改修が行われ 川の流れは遺跡から遠ざけられ、崩れた断面は トンネル調査が始まった 1989年以降に現在見る形に石材で補修されました。
二つのトンネルの入場料は、別料金で、しかも15ドルと遺跡の入場料と同じ金額。これは外国人料金で、現地人料金はぐんと安いようです。トンネル内で見られるものは少ないですが、石彫博物館のロサリラ神殿のレプリカに目を奪われると、実際の姿を一目見たいと思ってしまいます。旅行記なのでは、この料金に不満を持つようですが、ツアー旅行の料金は、この入場料金込みなので気にならないし、もしこのトンネルに入場しないのなら大きな不満が残ることになります。わざわざホンジュラスまで足を運んだとなると、なによりも体験重視です。
![]()
参考のため「地球の歩き方」よりコパン遺跡マップ。アクロポリスの地下トンネルとあるのが、ロサリラ神殿トンネル入り口。ロス・ハグアレス(ジャガー)のトンネル入口は、記載されていませんが、東広場の東縁中央にあります。

広場の左側にあった建物19と建物20は、コパン川の浸食によって上部が失われています。手前に見えている金属とガラスの扉は、「ロス・ハグアレス (ジャガー)のトンネル」の入口です。

「ロス・ハグアレス (ジャガー)のトンネル」の上に置かれている像。
東の広場は太陽崇拝の場で、かつて東側に若い太陽神の彫刻がありましたが、若い太陽神像はコパン川の浸食で崩壊してしまっています。これはその像を再現したものの一部でしょうか。

西の階段上には冥界の太陽ジャガー神が置かれています。石の色からみてレプリカでしょうか。冥界の太陽ジャガー神は 戦争と生贄の守護神で、東から上った太陽は西に沈んで冥界に入ります。

太陽ジャガー神の下には、下方に踊るジャガーの彫刻が置かれています。

こちらは、崩壊が進んでいます。

建物22は、18ウサギ王の即位後1カトゥン(20年)を記念して造られました。上部のアーチ型をした玉座のオリジナルは、石彫博物館に展示されています。

広場の片隅には、立派なセイバの木がありました。

神殿16の下に、地下に埋まっているロサリラ神殿への入り口があります。ロサリラ神殿の巨大なレプリカは、石彫博物館に置かれています。
ロサリラ神殿は 10代王月ジャガー によって571年に完成されましたが、13代18ウサギ王が築いた方形の建物によって、表面を漆喰塗されて覆われてしまいました。さらに16代夜明けの空王によって更に大きなピラミッドで覆われて、これが現在の神殿16になります。ロサリラ神殿は、 1989年からのトンネル調査で発見されました。

地下には、細いトンネルが続いており、窓からロサリラ神殿を眺めることができました。

壁面上部の角が見えているようですが、窓からの距離が短いため、詳細が判り難くなっています。

太陽神のマスクが見えました。

はっきりした像が見られるのは、これだけなのは、少し残念な気もします。

トンネルの長さは10mほどなので、見学はすぐに終わってしまいます。

続けて、ロス・ハグアレス(ジャガー)のトンネルに入りました。

ここも細いトンネルが続き、所々に観察窓が開けられています。トンネルは、建造物20周辺の地下を調査したもので、全長は700mあり、そのうちの80mが公開されています。トンネルを進むと失われた建造物20の地下構造物であるアンテ基壇が現れます。

コンゴウインコの漆喰彫刻。これだけではオウムのようには見えませんが。アンテ基壇の中央階段の左右に飾られているもののようです。

これは、階段に刻まれた碑文。7代睡蓮ジャガー王の碑文で、この時代のことはあまり判っていないので、アンテ基壇の研究が進めば、コパンの歴史に新しい知見が加わることになります。

中央階段左のコンゴウインコの漆喰彫刻。

直進してアンテ基壇の北側に回ります。

北側の基壇には より大きなコンゴウインコの姿が描かれますが、残念ながら中央部は壁で見えず、左右の覗き窓からは図柄両端の飾りの部分しか見えません。


少し戻ってから階段を下ります。

アンテ基壇北側には、シスネ(白鳥)と呼ばれる貴族の居住区だったと考えられる建造物があり、ここから広場からの雨水を集めて 東のコパン川に流す排水システムが見つかっています。水盤のように見えるものは、トイレであったとも言われています。

ロス・ハグアレス(ジャガー)のトンネルの出口。コルテと呼ばれるアクロポリス東側の高い石壁の途中に開いています。

コパン遺跡の調査が始まった 19世紀には東の広場の東側に建造物19と20がありましたが、 その後コパン川の氾濫で崩落してしまいました。1930年代に河川の改修が行われ 川の流れは遺跡から遠ざけられ、崩れた断面は トンネル調査が始まった 1989年以降に現在見る形に石材で補修されました。
二つのトンネルの入場料は、別料金で、しかも15ドルと遺跡の入場料と同じ金額。これは外国人料金で、現地人料金はぐんと安いようです。トンネル内で見られるものは少ないですが、石彫博物館のロサリラ神殿のレプリカに目を奪われると、実際の姿を一目見たいと思ってしまいます。旅行記なのでは、この料金に不満を持つようですが、ツアー旅行の料金は、この入場料金込みなので気にならないし、もしこのトンネルに入場しないのなら大きな不満が残ることになります。わざわざホンジュラスまで足を運んだとなると、なによりも体験重視です。

参考のため「地球の歩き方」よりコパン遺跡マップ。アクロポリスの地下トンネルとあるのが、ロサリラ神殿トンネル入り口。ロス・ハグアレス(ジャガー)のトンネル入口は、記載されていませんが、東広場の東縁中央にあります。