エローラ石窟の入口にあるホテルで昼食をとった後、歩いて遺跡に向かいました。土産物屋が店を並べていました。
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猿もいました。ここの猿は、エレファント島で見たものとは種類が違っていました。ハヌマンラングーンと呼ばれる白毛の猿で、猿の神様ハヌマーンの使者として大事にされているようです。エレファンタ島で見たのは、ボンネットモンキーと呼ばれる種類のもののようです。
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歩いていくと、エローラ石窟群の最大の見どころといえるカイラーサナータ寺院が見えてきました。
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カイラーサナータ寺院の見学は後回しにして、まずはバスに乗って、1kmほど離れた北の外れにあるジャイナ教石窟群に向かいました。
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バスを降りると、ジャイナ教石窟群が見えてきました。
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遊歩道脇の木に、昼食で食べたアナナ(あるいはバンレイシ、釈迦頭)の実がなっていました。
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エローラ石窟群は、南から北に向かって番号がふられており、1~12は仏教遺跡(7~8世紀)、13~29はヒンドゥー教遺跡群(6~9世紀)、30~34はジャイナ教遺跡群(9世紀)と三つの宗教の遺跡が並んでいます。
このジャイナ教石窟群では、32窟と33窟が見どころになっています。
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ジャイナ教は、日本ではなじみの薄い宗教ですが、アウランガーバードの街中のロータリー交差点の真ん中にジャイナ教のシンボルが置かれていました。
ジャイナ教は、仏教の開祖ゴータマ・ブッダとほぼ同じ前6世紀ごろ、開祖マハービーラによって生まれました。アヒンサー(生きものを傷つけぬこと。〈不殺生〉)の誓戒を遵守するなどその徹底した苦行・禁欲主義が特徴になっています。仏教と異なりインド以外の地にはほとんど伝わりませんでしたが、インド国内には深く根を下ろして文化に影響を与えています。ジャイナ教は、厳格な非殺生を信条とするため、農業にも従事できないことから、商業に従事することが多くなっています。厳格な信仰心から信用を得て経済的に成功する者が多く、その結果、寄進も多いといいます.。現在は、全裸で修行する裸衣派と白衣派に分かれています。ジャイナ教の寺院では、神の像ではなく、全てを捨てて全裸・無一物で修行して悟りを得たとされる全裸のティールタンカラと呼ばれる祖師達が祀られます。開祖のマハービーラ以前に23人のティールタンカラと呼ばれる祖師たちがいたと信じられています。
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第32窟。
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地面に石窟番号が書いてあって判りやすくなっています。
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こちらは第33窟。第32窟とは二階でつながっています。第32窟の内部を見学していくと、いつのまにか第33窟の見学になってしまいます。
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第32窟は、第16窟カイラーサナータ寺院を模して造られており、小カイラーサナータとも呼ばれるようです。
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外部からでも様々な彫刻が施されているのが見えました。
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柱の上に仏像に似た像が置かれていました。ここはジャイナ教寺院なので、ティールタンカラ(祖師)像ということになります。
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内部に入ったところの前庭には、ティールタンカラ(祖師)を祀った四面堂が置かれています。
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四方を向いてティールタンカラ(祖師)像が置かれています。
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巨大な象の彫刻。
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階段脇にあるのは馬の像でしょうか。
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壁面には、細かい彫刻が施されています。
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ティールタンカラ(祖師)像が彫られています。
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カジュラホ遺跡を思わせる男女像もありました。
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蛇の下で瞑想するティールタンカラ(祖師)が描かれています。釈迦が悟りを開く時にナーガ(蛇神)が守護したという伝説と重なっています。
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ティールタンカラ(祖師)像。男性器も露わに全裸で直立したこのポーズの像は、ジャイナ教独自の像といえます。
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ティールタンカラ(祖師)座像。仏像との違いは、裸でいることですが、見分けは難しいですね。
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ライオンにまたがる女神像。ヒンドゥー教の女神ドゥルガーは、ライオンに乗った姿で現されますが、そこから取り入れられた女神でしょうか。乳房部分が触られて黒くなっていました。安産とか子育てのご利益があるのか。
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中庭に面した回廊を見ていきます。
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鎧を着込んでいるようで、守護神でしょうか。
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ティールタンカラ(祖師)立像。
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壁に施された像とライオン像。
中庭からの眺めだけでも見どころは多いのですが、石窟の中に入っていきましょう。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/d7/43f5803402a47fa70a4a8baa6a2fe99c.jpg)
猿もいました。ここの猿は、エレファント島で見たものとは種類が違っていました。ハヌマンラングーンと呼ばれる白毛の猿で、猿の神様ハヌマーンの使者として大事にされているようです。エレファンタ島で見たのは、ボンネットモンキーと呼ばれる種類のもののようです。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/c5/b6f129bd2d0b0221e77c58a6fb5cd51c.jpg)
歩いていくと、エローラ石窟群の最大の見どころといえるカイラーサナータ寺院が見えてきました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/0e/d5b6ec0339c164ceafe976796c82aa15.jpg)
カイラーサナータ寺院の見学は後回しにして、まずはバスに乗って、1kmほど離れた北の外れにあるジャイナ教石窟群に向かいました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e6/f600e1ad194441510d5f24b899901a4b.jpg)
バスを降りると、ジャイナ教石窟群が見えてきました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/56/e3cbca3187388deeff49e0b9174fbc36.jpg)
遊歩道脇の木に、昼食で食べたアナナ(あるいはバンレイシ、釈迦頭)の実がなっていました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/e7/304e61a708c195fc0795f82f438a549b.jpg)
エローラ石窟群は、南から北に向かって番号がふられており、1~12は仏教遺跡(7~8世紀)、13~29はヒンドゥー教遺跡群(6~9世紀)、30~34はジャイナ教遺跡群(9世紀)と三つの宗教の遺跡が並んでいます。
このジャイナ教石窟群では、32窟と33窟が見どころになっています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/fc/d5fc9b420b44a4767470971868c8ad5e.jpg)
ジャイナ教は、日本ではなじみの薄い宗教ですが、アウランガーバードの街中のロータリー交差点の真ん中にジャイナ教のシンボルが置かれていました。
ジャイナ教は、仏教の開祖ゴータマ・ブッダとほぼ同じ前6世紀ごろ、開祖マハービーラによって生まれました。アヒンサー(生きものを傷つけぬこと。〈不殺生〉)の誓戒を遵守するなどその徹底した苦行・禁欲主義が特徴になっています。仏教と異なりインド以外の地にはほとんど伝わりませんでしたが、インド国内には深く根を下ろして文化に影響を与えています。ジャイナ教は、厳格な非殺生を信条とするため、農業にも従事できないことから、商業に従事することが多くなっています。厳格な信仰心から信用を得て経済的に成功する者が多く、その結果、寄進も多いといいます.。現在は、全裸で修行する裸衣派と白衣派に分かれています。ジャイナ教の寺院では、神の像ではなく、全てを捨てて全裸・無一物で修行して悟りを得たとされる全裸のティールタンカラと呼ばれる祖師達が祀られます。開祖のマハービーラ以前に23人のティールタンカラと呼ばれる祖師たちがいたと信じられています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/b0/85b980a4dfe80148bb6b4da2e4669858.jpg)
第32窟。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/26/380bc1c1c2e36f4a590c2245b71a2bec.jpg)
地面に石窟番号が書いてあって判りやすくなっています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/47/fcff25538ec5e5d92de24d37d33f4311.jpg)
こちらは第33窟。第32窟とは二階でつながっています。第32窟の内部を見学していくと、いつのまにか第33窟の見学になってしまいます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ec/94f1375fa7e768eef0fb6f1f5417b714.jpg)
第32窟は、第16窟カイラーサナータ寺院を模して造られており、小カイラーサナータとも呼ばれるようです。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/2f/a1db79844be4635b131ff4d657d5c92a.jpg)
外部からでも様々な彫刻が施されているのが見えました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/7c/967043abeb9bbaf1934c20feac1430f8.jpg)
柱の上に仏像に似た像が置かれていました。ここはジャイナ教寺院なので、ティールタンカラ(祖師)像ということになります。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/50/5a9d97a1124bbc7e26d035a369d4a9dc.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/96/d096fd07aa058497710ecffebdc51cd4.jpg)
内部に入ったところの前庭には、ティールタンカラ(祖師)を祀った四面堂が置かれています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a0/77deb351c898d8d6a13d541d1926e697.jpg)
四方を向いてティールタンカラ(祖師)像が置かれています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4b/b9f83b48daf4784807c6d109d2821f9d.jpg)
巨大な象の彫刻。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e1/54fd57291d1bceb093fc5734edc77db2.jpg)
階段脇にあるのは馬の像でしょうか。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/94/996e9bdec7d4e22f9aa1fea03de0e9e8.jpg)
壁面には、細かい彫刻が施されています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/5a/60a4b43d01dd24abec637f52f7470c82.jpg)
ティールタンカラ(祖師)像が彫られています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/44/c0cb9861f501f1c3878910448c429063.jpg)
カジュラホ遺跡を思わせる男女像もありました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/46/238ece695f9a73280f78bbed5f3f4542.jpg)
蛇の下で瞑想するティールタンカラ(祖師)が描かれています。釈迦が悟りを開く時にナーガ(蛇神)が守護したという伝説と重なっています。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/86/584ab419514f1228ab039f4e4475e2ab.jpg)
ティールタンカラ(祖師)像。男性器も露わに全裸で直立したこのポーズの像は、ジャイナ教独自の像といえます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/54/0638dde4baa01da767ea15e19afcc36a.jpg)
ティールタンカラ(祖師)座像。仏像との違いは、裸でいることですが、見分けは難しいですね。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/99/8115f6d0c4afa52ae0fa5f6df148ddea.jpg)
ライオンにまたがる女神像。ヒンドゥー教の女神ドゥルガーは、ライオンに乗った姿で現されますが、そこから取り入れられた女神でしょうか。乳房部分が触られて黒くなっていました。安産とか子育てのご利益があるのか。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/ea/04f58151594e602d4f2237efa746f5b7.jpg)
中庭に面した回廊を見ていきます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ce/2feeab3519b174e6c81ca0539d5536b8.jpg)
鎧を着込んでいるようで、守護神でしょうか。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/02/9bebaf121ebfd9c76e566dd2816e9321.jpg)
ティールタンカラ(祖師)立像。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/24/5f5127627e100dc7f4fd558d5a509a7f.jpg)
壁に施された像とライオン像。
中庭からの眺めだけでも見どころは多いのですが、石窟の中に入っていきましょう。