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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 クラクフ その4

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スタラ・シナゴーグの見学を終えて外に出ると、観光客はいなくなって広場は静かな雰囲気に包まれていました。観光客は、最初にカジミエシュ地区を訪れて、その後は旧市街かヴァヴェル城に向かうのが一般的なようです。



広場に面しているレム・シナゴーグに入ることにしました。16世紀に建設された歴史のある建物です。朝は入口をのぞいただけで、不完全燃焼状態になっていました。



入口の門の上のレリーフ。



料金徴収のおじさんが手持無沙汰気味に座っていました。



シナゴーグに入るために必要なキッパーが、置かれていました。丸い紙製の簡単な物ですが、これを頭の上に載せて入場しました。女性用には、礼拝用のベールも用意してありました。この前に見学したスタラ・シナゴーグは博物館になっているため、キッパーは必要ではありませんでした。



建物の脇には、古いユダヤ人のお墓が設けられていました。石板の上に屋根を載せたような形が独特です。



レム・シナゴーグの内部。



鳥かご状の金網に囲まれているのは、聖職者用の席でしょうか。



祭壇。



祭壇中央は布で覆われており、ご神体は隠されているようです。



天井の装飾。キリスト教やイラム教とは違った感じです。



礼拝所脇の関係者用の小部屋。



レム・シナゴーグを出て、広場の先に進みました。



19世紀に造られたテンプルシナゴーグが現れました。



脇の扉にはダビデの星が飾られていました。



内部はロマネスク様式で豪華な造りになっていました。



中央に置かれているのが説教台のようです。



祭壇。



入口になっている祭壇向かいを見たもの。キリスト教と違ってパイプオルガンはありません。



シナゴーグ内は、二階建てになっており、豪華な飾りが施されていました。





ステンドグラス。





カジミェシュ地区では、観光客用の土産物屋もできていました。これは、古い写真を扱った店。



カジミェシュ地区で三つのシナゴーグに入場しましたが、それぞれ内部の構造が違っていました。建設時の時代や寄進者の財力の差が影響しているようです。ツアーでは、有料個所の入場に制限が掛かってしまうのは仕方の無いところもありますが、外見の見学だけではなく入場観光をしたいものです。

この後は、午前のツアーの案内で見落としていたヴェヴェル城のヴァヴェル大聖堂に入場してから中央広場に戻ることになりました。

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