第五日目の早朝、天気が良ければドゥイカルの丘で、日の出の見学をすることになりました。幸い天気も良く、ホテルを4時45分に出発し、ドゥイカルの丘に向かいました。道が細いため、四輪駆動者に分乗して、30分ほどで丘に到着しました。
車を降りてひと上りすると、薄暗い中に、山の眺めが広がりました。
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車を降りてから5分ほど暗い中を歩いて丘の上に出ました。東の空が白み始めていました。
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日の出見物ということで着込んでいましたが、チャイの出前があり、暖かい飲み物で体を温めることができました。ネパールのポカラ・サランコットの丘での日の出見物では、場所取りも大変なほどの大勢の観光客に囲まれましたが、ここでは、他に個人客がいるものの、拾い丘を我々のグループの貸切状態でした。
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日の出の風景を楽しむことができましたが、まずドゥイカルの丘からの展望の様子を知るためにパノラマ写真を載せましょう。
フンザ川に向かう南方向の眺めです。左にスパンティーク(ゴールデンピーク)(7027m)の山塊が見えています。ディラン(7257m)は中央に頭だけが僅かに見えています。右に見えるのはラカポシ(7788m)です。
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振り返って北側を見ると、左からレディーフィンガー(5900m)、フンザピーク(6270m) ウルタル?峰(7329m)が並んでいます。
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待つうちにラカポシの山頂が赤く染まり始めました。
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ディランの山頂も。
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スパンティーク(ゴールデンピーク)。
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山の眺めは、刻々と変化していきました。ラカポシの変化を見ていきましょう。
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青空をバックに白き峰は輝き、夜明から朝の風景に変わりました。
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山に囲まれており、注目すべき山が沢山ありました。
左からチョコタン、ギルギンディール(5296m)、ゴールデンピーク(スパンティーク)。
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ラカポシの左にも気になるピークがあります。
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左はスマイヤーピーク(5642m)、右はミールシカール(5486m)のようです。
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マルビティン(7458m)
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南側の眺めに見入っていましたが、振り返るとフンザピークとレディーフィンガーに朝日が当たり始めました。
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光の範囲が次第に広がっていきました。
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太陽が昇って、夜明けの風景も終わったので、ホテルに戻り朝食をとりました。
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フンザの各所からレディーフィンガー(ブブリモティン)を眺めることができましたが、このドゥイカルの丘からの眺めが一番良かったので、この岩壁の初登頂の記録が載っている山野井帯史著「垂直の記憶」を紹介しておきましょう。自らのクライミングの半生を振り返り、激しい登攀への思いと未来への夢を綴った本です。
1995年に長尾妙子、中垣大作の3人で未踏の南西壁 ・正面ウォールを攻略し登頂に成功。 雪山と違い水分を途中補給できない為非常に困難な登攀となり、12日間を要しました。8日分の食料・燃料を使い果たし飲まず食わずの状態になった為、初登者が名づけるルート名は「ラマダン(断食)」となりました。登攀ルートは、ドゥイカルの丘から見た岩場の左端になります。
ビッグウォール登攀の緊張と幸福感が伝わってきます。自分には体験できないことですが。
車を降りてひと上りすると、薄暗い中に、山の眺めが広がりました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/7b/5d65912e4018ed7680efd9238b018a8b.jpg)
車を降りてから5分ほど暗い中を歩いて丘の上に出ました。東の空が白み始めていました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/8d/a4508a2808337eed0fed7855ee7c381c.jpg)
日の出見物ということで着込んでいましたが、チャイの出前があり、暖かい飲み物で体を温めることができました。ネパールのポカラ・サランコットの丘での日の出見物では、場所取りも大変なほどの大勢の観光客に囲まれましたが、ここでは、他に個人客がいるものの、拾い丘を我々のグループの貸切状態でした。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/52/7a245d42d4a15393665f6f4e9136ad4d.jpg)
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日の出の風景を楽しむことができましたが、まずドゥイカルの丘からの展望の様子を知るためにパノラマ写真を載せましょう。
フンザ川に向かう南方向の眺めです。左にスパンティーク(ゴールデンピーク)(7027m)の山塊が見えています。ディラン(7257m)は中央に頭だけが僅かに見えています。右に見えるのはラカポシ(7788m)です。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/25/1fbe65d1aa2ae7d7843c24e5e832cb67.jpg)
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振り返って北側を見ると、左からレディーフィンガー(5900m)、フンザピーク(6270m) ウルタル?峰(7329m)が並んでいます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/4e/2c09a7ea2b62f3cc35252182d432fc32.jpg)
待つうちにラカポシの山頂が赤く染まり始めました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/97/ac3665ec5d5d6b45278c3a322f17a18e.jpg)
ディランの山頂も。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/55/1e3e6995f77e1e341c1591cf74852825.jpg)
スパンティーク(ゴールデンピーク)。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/74/e5207473322cd00ef07926916c295950.jpg)
山の眺めは、刻々と変化していきました。ラカポシの変化を見ていきましょう。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/f7/f280f2a9390760cf40efb90f2d00c75e.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/a8/de1cca993aef9bac70837c6753384c2e.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/ca/d259f8841c49dafd9d48fa380259fea9.jpg)
青空をバックに白き峰は輝き、夜明から朝の風景に変わりました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/f1/8f1d265a79127aca8e4339242713e6a9.jpg)
山に囲まれており、注目すべき山が沢山ありました。
左からチョコタン、ギルギンディール(5296m)、ゴールデンピーク(スパンティーク)。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/1b/1b17ce4eab845110dbcb413c7a998c5a.jpg)
ラカポシの左にも気になるピークがあります。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4a/b72062e11b07e02266ef7571153bc4ba.jpg)
左はスマイヤーピーク(5642m)、右はミールシカール(5486m)のようです。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c9/8dc747a64c302ade3f43ae74560b7f11.jpg)
マルビティン(7458m)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d8/bb4a9316d94da4ce7ddc266ff652aca7.jpg)
南側の眺めに見入っていましたが、振り返るとフンザピークとレディーフィンガーに朝日が当たり始めました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/59/06c9771c6f5a47d1444045e0c9b41275.jpg)
光の範囲が次第に広がっていきました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/aa/8c9d50eae48d1a31ac4e6c07ee1c5cbf.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/aa/e0ee382e61c72e299a88d7c9eb30da3f.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/26/d2172031e17495cdc297f5308eefc2bc.jpg)
太陽が昇って、夜明けの風景も終わったので、ホテルに戻り朝食をとりました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/19/429fb3ecc39604fe47039f65bfbf5292.jpg)
フンザの各所からレディーフィンガー(ブブリモティン)を眺めることができましたが、このドゥイカルの丘からの眺めが一番良かったので、この岩壁の初登頂の記録が載っている山野井帯史著「垂直の記憶」を紹介しておきましょう。自らのクライミングの半生を振り返り、激しい登攀への思いと未来への夢を綴った本です。
1995年に長尾妙子、中垣大作の3人で未踏の南西壁 ・正面ウォールを攻略し登頂に成功。 雪山と違い水分を途中補給できない為非常に困難な登攀となり、12日間を要しました。8日分の食料・燃料を使い果たし飲まず食わずの状態になった為、初登者が名づけるルート名は「ラマダン(断食)」となりました。登攀ルートは、ドゥイカルの丘から見た岩場の左端になります。
ビッグウォール登攀の緊張と幸福感が伝わってきます。自分には体験できないことですが。