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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 シーギリヤ その6

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シーギリヤ・ロックの見学後、ポロンナルワに向かう前に、近くのバティック工房をトイレ休憩を兼ねて立ち寄りました。

バティックは、アジア地域で作られるろうけつ染めの布のことで、特にインドネシアのジャワ島のものが有名なため、日本ではジャワ更紗とも呼ばれます。

製作法は、模様のうち染めない部に、筆などで溶かした蝋を布に塗ります。次いで染料にてその布を染色し、蝋を落として水洗いすると、蝋を塗った部分は白く染め抜かれます。複数の染色のためにはこの工程を繰り返すことになります。

工房では、染の過程を見学することができました。

まず、布に下絵を写し取ります。



布に蝋を塗っているところ。



どこを染めるのかを見極めるのは慣れが必要そうですね。



染色。



手を休めて、染めた布を見せてくれました。この段階では、どこが染まっているのかは判りませんね。



続いて、湯で蝋を洗い流します。



染めあがった図柄が現れてきています。この過程を繰り返して、他の色を加えていくことになります。



見学の後は、買い物タイム。



壁に掛けられたバティック製品。象やムーンストン模様がスリランカらしいですね。記念に一枚買いましたが、ツアーの一向にはシーギリヤ・ロックの疲れが出ているようで、あまり売れてはいなかったようです。

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