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Channel: さすらい人の独り言
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さすらいの風景 エスファハーン その12

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昼食を終えてから再びエマーム広場に戻ってきました。広場を囲む建物で残っていたマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラーを見学しました。



アッパース1世によって造られた王族専用の礼拝堂です。レバノンの有名な説教師シェイフ・ロトゥフォッラーを迎えるために造られました。後に、アッパース1世は、彼の娘と結婚しました。



マスジェデ・エマームと並んで、サファビー朝建築の最高傑作とされています。



ドームの外面も美しいタイル装飾が施されています。



入り口には美しいエイヴァーンが設けられています。



タイル装飾も見事です。







内部に入ります。



この建物には中庭は無く、高いドームで覆われた礼拝堂に出ます。



ドームを見上げると、頂点から光の線が延びています。この光は、礼拝堂の中でも二ヵ所の限られた場所でしか見られません。



頂点には、孔雀が描かれており、光はその尾のように見えます。現在の知識をもってしてもどのような仕掛けか判らず、当時の人はさぞ神秘的に思ったことでしょう。



礼拝堂のミフラーブ。



ミフラーブの作者のサインのようです。



美しいタイル装飾に目を奪われます。







一般的には、四角の装飾タイルを並べて絵を造っていますが、小片を組み合わせたモザイクタイルで装飾されている所もありました。



これもモザイクタイル。

エマーム広場を囲むイスラム建造物は、他では見られない壮麗さと洗練された美しさを備えていました。海外からの観光客がほとんどいないのは、空いててラッキーと思う反面、残念な気にもなりました。

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