九份(キュウフン)は、台北の東10kmの位置にある山間部の小さな町です。日本統治下時代の古い街並みが残されていることから、台北観光のコースに組み込まれています。
九份は、かつて人口僅かの寒村でしたが、1893年に金鉱が発見され、日本統治下にはアジアのゴールドタウンと呼ばれる賑わいを見せました。その後、金鉱脈が尽きたことから、忘れられた存在になっていました。
この町が再び注目されるようになったのは、ここを舞台にした1989年製作の映画「非情城市」が、ヴェンチア映画祭金獅子賞を受賞し、台湾で大ヒットしたことによります。
この映画は、日本の統治が終わり、中華民国が台湾に遷都するまでの時代を描いています。それまで公には語られてこなかった、国民党政府による台湾人の虐殺事件であるで二・二八事件を扱っています。
この映画は、まだ見ていないため、DVDを探してみたいと思っています。
映画の撮影に使われたレストランには、「非情城市」の看板が取り付けられており、訪問者が必ず写真をとる、定番スポットになっています。
九份は、坂の町で、メインストリートは石段が続き、赤い提灯が独特の雰囲気を醸し出しています。
「非情城市」の看板の下は、少広場になっており、そこのレストランで昼食というのが、観光ツアーの定番のようです。
広場に面して、現在は廃館になっている、繁栄時代の映画館「昇平戯院」があります。
昼食後に、散策です。坂道は、登る人、下る人で大混雑です。
雨はなんとか降らないでくれていますが、湿度が高く、汗が噴き出てきます。
この九份が、モデルになっていると言われているものに、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」があります。
物語の冒頭、食べ物の匂いにひきつけられて、千尋の家族は、丘の上に向かって赤い提灯がつるされた階段を上がっていきます。
そこに見たものは、山のように積み上げられた食べ物です。店の者はいないにもかかわらず、お父さんとお母さんは、食べ物をむさぼり食い始め、豚に変身してしまいます。
「千と千尋の神隠し」の舞台の温泉としては、道後温泉他の各所が、モデル言われています。階段上の食べ物屋については公的な発言はないようですが、この映画を見た台湾の人々が、九份がモデルだと言い出したようです。
ちなみに「魔女の宅急便」は、スウェーデンのストックホルムが舞台になっていることは、スタッフがロケハンしたことからはっきりしています。
このように並べられた食べ物の迫力は、日本ではなかなか見られないものです。
階段道と交差する道には、食べ物屋がならんでいます。
横丁も賑わっています。
これは、日本でも昔はこうであった、駄菓子屋。
観光客目当てのレストランも並んでいます。
古いお茶屋。
台湾のお茶屋では、試飲した上で、気に入ったお茶を買い求めます。
お茶碗などがきれいに展示されていました。
台湾名物の臭豆腐。独特の臭みがあり、食べるのに勇気がいります。
小路の両脇は食べ物屋が並んでいます。
散策時間も限られているので、来た道を戻りました。
下りの眺めは、また違って見えます。
「非情城市」の看板も、裏手の物は、赤く塗られていました。
レストランの中には、金鉱のトロッコが展示されていました。
レストランのテラスからは、海岸部の眺めが広がっていました。
古い家並みとは無関係ですが、猫の絵が描かれたレストランもありました。
雰囲気が、日本の猫とは違うような。
寺もありましたが、派手な外観をしていました。
お寺にあった飾り物ですが、どのような物語なのでしょうかね。
九份は、独特の雰囲気を持った面白い町でした。
九份は、かつて人口僅かの寒村でしたが、1893年に金鉱が発見され、日本統治下にはアジアのゴールドタウンと呼ばれる賑わいを見せました。その後、金鉱脈が尽きたことから、忘れられた存在になっていました。
この町が再び注目されるようになったのは、ここを舞台にした1989年製作の映画「非情城市」が、ヴェンチア映画祭金獅子賞を受賞し、台湾で大ヒットしたことによります。
この映画は、日本の統治が終わり、中華民国が台湾に遷都するまでの時代を描いています。それまで公には語られてこなかった、国民党政府による台湾人の虐殺事件であるで二・二八事件を扱っています。
この映画は、まだ見ていないため、DVDを探してみたいと思っています。
映画の撮影に使われたレストランには、「非情城市」の看板が取り付けられており、訪問者が必ず写真をとる、定番スポットになっています。
九份は、坂の町で、メインストリートは石段が続き、赤い提灯が独特の雰囲気を醸し出しています。
「非情城市」の看板の下は、少広場になっており、そこのレストランで昼食というのが、観光ツアーの定番のようです。
広場に面して、現在は廃館になっている、繁栄時代の映画館「昇平戯院」があります。
昼食後に、散策です。坂道は、登る人、下る人で大混雑です。
雨はなんとか降らないでくれていますが、湿度が高く、汗が噴き出てきます。
この九份が、モデルになっていると言われているものに、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」があります。
物語の冒頭、食べ物の匂いにひきつけられて、千尋の家族は、丘の上に向かって赤い提灯がつるされた階段を上がっていきます。
そこに見たものは、山のように積み上げられた食べ物です。店の者はいないにもかかわらず、お父さんとお母さんは、食べ物をむさぼり食い始め、豚に変身してしまいます。
「千と千尋の神隠し」の舞台の温泉としては、道後温泉他の各所が、モデル言われています。階段上の食べ物屋については公的な発言はないようですが、この映画を見た台湾の人々が、九份がモデルだと言い出したようです。
ちなみに「魔女の宅急便」は、スウェーデンのストックホルムが舞台になっていることは、スタッフがロケハンしたことからはっきりしています。
このように並べられた食べ物の迫力は、日本ではなかなか見られないものです。
階段道と交差する道には、食べ物屋がならんでいます。
横丁も賑わっています。
これは、日本でも昔はこうであった、駄菓子屋。
観光客目当てのレストランも並んでいます。
古いお茶屋。
台湾のお茶屋では、試飲した上で、気に入ったお茶を買い求めます。
お茶碗などがきれいに展示されていました。
台湾名物の臭豆腐。独特の臭みがあり、食べるのに勇気がいります。
小路の両脇は食べ物屋が並んでいます。
散策時間も限られているので、来た道を戻りました。
下りの眺めは、また違って見えます。
「非情城市」の看板も、裏手の物は、赤く塗られていました。
レストランの中には、金鉱のトロッコが展示されていました。
レストランのテラスからは、海岸部の眺めが広がっていました。
古い家並みとは無関係ですが、猫の絵が描かれたレストランもありました。
雰囲気が、日本の猫とは違うような。
寺もありましたが、派手な外観をしていました。
お寺にあった飾り物ですが、どのような物語なのでしょうかね。
九份は、独特の雰囲気を持った面白い町でした。