グレイシャーポイント駐車場展望台からのハーフドームの眺め
10月8日(日) 8:45 Yosemite Lodge発(グレイシャーポイントハイキングバス 8:25出発予定) 9:45 グレイシャーポイント駐車場 10:37 発 (4 mile trail) 10:56 El Capitan 見晴し 11:22 発 12:18 小沢 12:43 トレイルヘッド 13:08 Yosemite Lodge 着
最終日は、バスでグレイシャーポイントに上がり、4マイルトレイルを歩いて下りることにした。グレイシャーポイントは人気が高く、観光用の他に、片道ハイキング用のバスが出ていた。ツァーバスに乗り込もうとすると、片道か往復かと念をおされた。日本からの女の子3人組も、ハイキングバスに乗り込んだところを、服装をみたガイドによって観光バスの方に移動させられていた。私も、グランドツァーをキャンセルして変更した切符を持っていたため、観光かと疑われたが、服装をみて納得してくれた。乗客をこのように確認していたため、ハイキングバスは遅れて発車した。ハイキングバスといっても、ガイドは、途中、解説のために話し続けた。ハイキングバスに間違って乗り込み、そのまま下りてくる観光客がいるそうである。
グレイシャーポイント駐車場展望台からのハーフドームの眺め
グレイシャーポイントまでは、思った以上に距離があり、バスをおりた時には、時間が気になり始めた。崖の縁に出ると、写真で紹介されているとおりのパノラマが広がっていた。一番に目を引くのは、やはりハーフドームであった。昨日歩いた、二つの滝を経て、リバティーキャップの尖頭を巻いていく道が手にとるように見えた。
4 mile trailの標識
グレーシャーポイントの展望台
前日には、その頂上にいたハーフドーム
バレーフロアは遥か下
アッパーフォール(436m) 、カスケード(206m) 、ローワーフォール(97m) の三段からなり、北米最大、世界でも5番目の落差を誇るヨセミテフォール
西方向の眺め
バレーフロアから1000mの高さでそそり立つ花崗岩の一枚岩のエル・キャピタン
再度の記念写真
記念写真を撮り、下り始めておかしいことに気がついた。谷の西半分が見えないことから、観光客用の展望台が別にあったのではなかっただろうかと思った。登りかえして、遊歩道を先に行くと、観光地的に手すりで囲まれたグレーシャーポイントがあった。ここからは、ヨセミテバレーの西方面を眺めることができた。絶壁の上にあって、バレーフロアを遥か下に見下ろすことができた。
眺めを満喫した後、下りを急ぐことにした。薄暗い森の中を西に向かってトラーバース気味に下っていくと、つづら折りの道になり、ヨセミテバレーの眺めが広がった。エル・カピタンの岩壁とセンティネル・ロックの尖塔が谷の両側にそそり立ち、バレーフロアには緑の森が広がっていた。グレイシャーポイントやハーフドームは谷を見下ろすが、4マイルトレイルからは、U字谷を横から眺めることができた。しばしば足を止めて眺めに見入った。
トレイルは思っていたよりも幅が広く、3メートル程の幅があった。馬も通るとみえて、各所に馬糞が落ちていた。垂直に近い絶壁の中に、このようなトレイルが隠されていることに驚いた。谷を下るに連れて、眺めも微妙に変化し、ヨセミテ滝も正面に見えるようになった。長さ7.2キロメートル、標高差1000メートルの下りは、道が整備されるといっても、そうたやすいものではなかった。地球の歩き方には、4マイルトレイルを登り、帰りはパノラマコースを下ればよいと書いてあったが、かなり山慣れしたハイカーではないと難しそうであった。この代表的トレイルは、登ってくるものも多かったが、途中から引き返す者がけっこういた。アメリカでも山ですれ違う時は、ハローもしくはハイと挨拶するが、声から判断すると、かなりのびている者が多かった。
つづら折りが急に終わったと思うと、巨岩の転がる草地に出て、トレイルは終わった。
車道を横切り、草原に入ると、橋がかかり、付近はピクニックの家族連れで賑わっていた。橋の上に立つと、川の上流にハーフドームとノースドームが見えて、さしずめ上高地の河童橋といった感じであった。マースト川の清流を眺めると、口をつけて飲みたくなるが、残念ながら生水を飲むことはできない。これも梓川と同じか。
川を越すとヨセミテヴィレッジの裏手に出て、帰りつくことができた。昼食にビールを飲んむと酔いが回り、それ以上歩き回る気が無くなって、中庭のベンチで山記録を書き留めることにした。
日本人の観光客がやってきて、驚いたことに、日本食の弁当とむぎ茶缶の昼食をとっていた。どうやら二時間程の間に、この弁当を食べて、売店で土産を買うのが、この人達のヨセミテ滞在のようであった。車道を十分程も歩けば草原に出て、素晴らしい眺めが広がるのに。ツァーコンダクターの手抜きとしかいいようが無い。部屋に荷造りして置いてあった荷物は、無事にバスに積み込んであり、夕暮れの近付いたヨセミテ渓谷を後にした。
(ヨセミテ一回目の訪問はここまで)
10月8日(日) 8:45 Yosemite Lodge発(グレイシャーポイントハイキングバス 8:25出発予定) 9:45 グレイシャーポイント駐車場 10:37 発 (4 mile trail) 10:56 El Capitan 見晴し 11:22 発 12:18 小沢 12:43 トレイルヘッド 13:08 Yosemite Lodge 着
最終日は、バスでグレイシャーポイントに上がり、4マイルトレイルを歩いて下りることにした。グレイシャーポイントは人気が高く、観光用の他に、片道ハイキング用のバスが出ていた。ツァーバスに乗り込もうとすると、片道か往復かと念をおされた。日本からの女の子3人組も、ハイキングバスに乗り込んだところを、服装をみたガイドによって観光バスの方に移動させられていた。私も、グランドツァーをキャンセルして変更した切符を持っていたため、観光かと疑われたが、服装をみて納得してくれた。乗客をこのように確認していたため、ハイキングバスは遅れて発車した。ハイキングバスといっても、ガイドは、途中、解説のために話し続けた。ハイキングバスに間違って乗り込み、そのまま下りてくる観光客がいるそうである。
グレイシャーポイント駐車場展望台からのハーフドームの眺め
グレイシャーポイントまでは、思った以上に距離があり、バスをおりた時には、時間が気になり始めた。崖の縁に出ると、写真で紹介されているとおりのパノラマが広がっていた。一番に目を引くのは、やはりハーフドームであった。昨日歩いた、二つの滝を経て、リバティーキャップの尖頭を巻いていく道が手にとるように見えた。
4 mile trailの標識
グレーシャーポイントの展望台
前日には、その頂上にいたハーフドーム
バレーフロアは遥か下
アッパーフォール(436m) 、カスケード(206m) 、ローワーフォール(97m) の三段からなり、北米最大、世界でも5番目の落差を誇るヨセミテフォール
西方向の眺め
バレーフロアから1000mの高さでそそり立つ花崗岩の一枚岩のエル・キャピタン
再度の記念写真
記念写真を撮り、下り始めておかしいことに気がついた。谷の西半分が見えないことから、観光客用の展望台が別にあったのではなかっただろうかと思った。登りかえして、遊歩道を先に行くと、観光地的に手すりで囲まれたグレーシャーポイントがあった。ここからは、ヨセミテバレーの西方面を眺めることができた。絶壁の上にあって、バレーフロアを遥か下に見下ろすことができた。
眺めを満喫した後、下りを急ぐことにした。薄暗い森の中を西に向かってトラーバース気味に下っていくと、つづら折りの道になり、ヨセミテバレーの眺めが広がった。エル・カピタンの岩壁とセンティネル・ロックの尖塔が谷の両側にそそり立ち、バレーフロアには緑の森が広がっていた。グレイシャーポイントやハーフドームは谷を見下ろすが、4マイルトレイルからは、U字谷を横から眺めることができた。しばしば足を止めて眺めに見入った。
トレイルは思っていたよりも幅が広く、3メートル程の幅があった。馬も通るとみえて、各所に馬糞が落ちていた。垂直に近い絶壁の中に、このようなトレイルが隠されていることに驚いた。谷を下るに連れて、眺めも微妙に変化し、ヨセミテ滝も正面に見えるようになった。長さ7.2キロメートル、標高差1000メートルの下りは、道が整備されるといっても、そうたやすいものではなかった。地球の歩き方には、4マイルトレイルを登り、帰りはパノラマコースを下ればよいと書いてあったが、かなり山慣れしたハイカーではないと難しそうであった。この代表的トレイルは、登ってくるものも多かったが、途中から引き返す者がけっこういた。アメリカでも山ですれ違う時は、ハローもしくはハイと挨拶するが、声から判断すると、かなりのびている者が多かった。
つづら折りが急に終わったと思うと、巨岩の転がる草地に出て、トレイルは終わった。
車道を横切り、草原に入ると、橋がかかり、付近はピクニックの家族連れで賑わっていた。橋の上に立つと、川の上流にハーフドームとノースドームが見えて、さしずめ上高地の河童橋といった感じであった。マースト川の清流を眺めると、口をつけて飲みたくなるが、残念ながら生水を飲むことはできない。これも梓川と同じか。
川を越すとヨセミテヴィレッジの裏手に出て、帰りつくことができた。昼食にビールを飲んむと酔いが回り、それ以上歩き回る気が無くなって、中庭のベンチで山記録を書き留めることにした。
日本人の観光客がやってきて、驚いたことに、日本食の弁当とむぎ茶缶の昼食をとっていた。どうやら二時間程の間に、この弁当を食べて、売店で土産を買うのが、この人達のヨセミテ滞在のようであった。車道を十分程も歩けば草原に出て、素晴らしい眺めが広がるのに。ツァーコンダクターの手抜きとしかいいようが無い。部屋に荷造りして置いてあった荷物は、無事にバスに積み込んであり、夕暮れの近付いたヨセミテ渓谷を後にした。
(ヨセミテ一回目の訪問はここまで)