アルチ僧院の後にツァツァプリ僧院の見学に向かいました。この僧院は、小川を渡った先の丘の上にあります。
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橋の上からは、インダス川に設けられたダムを眺めることができました。数年前に完成したこのダムのおかげで、アルチ村では終日電気が使えるようになったようです。
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中心部から20分ほどの歩きで高台にあるツァツァプリ僧院に到着しました。足場が悪いところもあり、ひと汗かきました。
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ツァツァプリ僧院は、創建年代や由来は判っていませんが、13~15世紀に造られたようです。
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ツァツァとは、遺灰を収めた小さな容器のことです。これは入口脇の段に置かれていたもので、この後の僧院で度々見ることになりました。
チベット文化圏では、葬儀の方法としては、鳥葬が良く知られていますが、ラダックでは火葬を行います。遺灰の大部分は山に撒いてしまうので、日本のようなお墓は造られませんが、一部の遺灰はツァツァと呼ばれる小さな素焼きの容器に入れられ、これは村の仏塔などに収められます。、
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お堂の正面には仏塔が置かれていました。
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天井から壁の全面には曼荼羅が描かれていました。
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堂内は暗く、ストロボ撮影は禁止のため、ハンドライトの照明で撮影を行うことになりました。手が自由になるように登山用のヘッドランプを持っていきましたが、これは中央部だけが明るくなって周辺は暗くなってしまい、撮影器具としては失敗でした。将来のために、ズームモードがあって光を拡散できるハンドライトを新調しました。、
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金剛界曼荼羅。中央に大日如来、周辺に4人の如来が描かれます。曼荼羅といってもいろいろ種類があるようです。
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これも金剛界曼荼羅のようです。
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一般に、中央の大日如来は、白く描かれます。上は赤い阿弥陀如来、左は黄の宝生如来、右は緑の不空成就如来、下は青の阿閦如来が描かれています。
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単独で描かれている仏も良い顔をしています。
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金剛手菩薩。
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十一面観音菩薩。
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二階にある小さなお堂に入りました。
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儀式用なのか、木の枝を束ねたものが置かれていました。
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壁には、曼荼羅や仏が描かれていました。
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金剛手菩薩。
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続いて本堂の二階部へ。
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中央は吹き抜けになっており、一階を見下ろすことができました。
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壁には仏が描かれていましたが、新しいものと古い部分が混じっていました。
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独特の顔つきです。
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十一面観音菩薩。
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チベット仏教の特徴の一つである男女が交わる歓喜仏(ヤブユム)も描かれていました。
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手に金剛杵、や鈴、剣を持っていることから阿閦如来が姿を変えた「秘密集会(ひみつしゅうえ グヒヤサマーズ」の絵かなと思います。
この歓喜仏は、ラダックの多くの寺院で見ることができましたので、詳しくは後ほど。
旅の二日目で、ラダック僧院とツァツァプリ僧院を見学しただけですが、すっかりチベット仏教の世界に引き込まれました。

橋の上からは、インダス川に設けられたダムを眺めることができました。数年前に完成したこのダムのおかげで、アルチ村では終日電気が使えるようになったようです。

中心部から20分ほどの歩きで高台にあるツァツァプリ僧院に到着しました。足場が悪いところもあり、ひと汗かきました。

ツァツァプリ僧院は、創建年代や由来は判っていませんが、13~15世紀に造られたようです。

ツァツァとは、遺灰を収めた小さな容器のことです。これは入口脇の段に置かれていたもので、この後の僧院で度々見ることになりました。
チベット文化圏では、葬儀の方法としては、鳥葬が良く知られていますが、ラダックでは火葬を行います。遺灰の大部分は山に撒いてしまうので、日本のようなお墓は造られませんが、一部の遺灰はツァツァと呼ばれる小さな素焼きの容器に入れられ、これは村の仏塔などに収められます。、

お堂の正面には仏塔が置かれていました。

天井から壁の全面には曼荼羅が描かれていました。

堂内は暗く、ストロボ撮影は禁止のため、ハンドライトの照明で撮影を行うことになりました。手が自由になるように登山用のヘッドランプを持っていきましたが、これは中央部だけが明るくなって周辺は暗くなってしまい、撮影器具としては失敗でした。将来のために、ズームモードがあって光を拡散できるハンドライトを新調しました。、

金剛界曼荼羅。中央に大日如来、周辺に4人の如来が描かれます。曼荼羅といってもいろいろ種類があるようです。

これも金剛界曼荼羅のようです。

一般に、中央の大日如来は、白く描かれます。上は赤い阿弥陀如来、左は黄の宝生如来、右は緑の不空成就如来、下は青の阿閦如来が描かれています。







単独で描かれている仏も良い顔をしています。

金剛手菩薩。

十一面観音菩薩。


二階にある小さなお堂に入りました。

儀式用なのか、木の枝を束ねたものが置かれていました。

壁には、曼荼羅や仏が描かれていました。


金剛手菩薩。

続いて本堂の二階部へ。

中央は吹き抜けになっており、一階を見下ろすことができました。

壁には仏が描かれていましたが、新しいものと古い部分が混じっていました。


独特の顔つきです。

十一面観音菩薩。


チベット仏教の特徴の一つである男女が交わる歓喜仏(ヤブユム)も描かれていました。

手に金剛杵、や鈴、剣を持っていることから阿閦如来が姿を変えた「秘密集会(ひみつしゅうえ グヒヤサマーズ」の絵かなと思います。
この歓喜仏は、ラダックの多くの寺院で見ることができましたので、詳しくは後ほど。
旅の二日目で、ラダック僧院とツァツァプリ僧院を見学しただけですが、すっかりチベット仏教の世界に引き込まれました。